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乳と卵 の商品レビュー

3.1

429件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    169

  4. 2つ

    61

  5. 1つ

    28

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2013/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「乳と卵」はわかるわかると思って読み終えました。 昔考えたことあるなあ。としみじみ。 「あなたたちの・・・」は自分が未熟だからか、 本当に何が何だかわからなかったです。 読みづらい気がしたんですが、 その書き方が特徴なのかと。

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2012/09/08

まさに乳と卵の小説。 独特の文体がくせになりとまらない。 読み終わって すごい小説だったな、と思った。

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2012/09/03

苦味が舌にあたる、けど段々癖になって痺れてくるゴーヤのような文体。 母からその娘へまたその娘へ女体を脈々巡り続ける卵子と、辞書の中をえんえんぐるぐるする言葉。 ほんまのことが見当たらない世界は酷く不安で苦しくて、だからみんな必死。

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2012/08/31

川上未映子さんが芥川賞をとられたときの本。会社で前の事業部で一緒だった川上さんのお姉さんということで、新聞のコメントや記事などはおいかけていたけど、実は読んだのは初めて。 内容は、東京に住んでる主人公のところへ、大阪の姉とその娘がやってきた夏の3日間の話ですが、内容を表現しづらい...

川上未映子さんが芥川賞をとられたときの本。会社で前の事業部で一緒だった川上さんのお姉さんということで、新聞のコメントや記事などはおいかけていたけど、実は読んだのは初めて。 内容は、東京に住んでる主人公のところへ、大阪の姉とその娘がやってきた夏の3日間の話ですが、内容を表現しづらい。 新聞記事などで見ていた、川上さんのどこまでも小気味よいテンポよい大阪弁は、この本でもしっかり表現されていました。 昨日1日で読めました。

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2012/08/26

文章における関西弁と独特のリズム感が絶妙。 しかし感情のうねりみたいなモノはしっかりと伝わってくる。 芥川賞に値する作品です。

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2014/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

豊胸手術をしたいと意気込む巻子。 何一つうまくいかない仕事を抱える妹。 思春期真っ只中で戸惑う巻子の娘の緑子。 心よりも先に、 知らず間に大人になっていこうとする体の変化を受け入れるのはコワイ。 戸惑いながらつまずきながらも時間は流れるから受け入れていく。 緑子が、印象的。 ああ、思春期のときの女の子だなあ、と。 幼い頃に感じたこと思ったこと考えたことは、大人になっても忘れたくないなあと、 小説の話とずれてるかもしれないけど思た。 しかし一文がいちいちやたらと長い、長い。 文体も内容もいいんだけど、一文のあまりの長さに読んでいて疲労感…orz なんとなく同じ芥川賞の【モブ・ノリオ/介護入門】を思い出した)^o^(

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2012/08/11

私には合わなかったかも。 全体に「女」を感じる作品。 時間が経って読み返したら別の感想を抱けるでしょうか。

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2012/07/17

実はかなり頭の中にいっぱい詰まっていそうな人(著者)という印象を受けました。 独特な文章ではあるけれど、いまの時代の感覚とでもいうか、話し言葉と書き言葉の中間というような位置で物語っている。読みずらいような聞こえずらいような感じではあるけれどそれを意図して行っているようにも思え...

実はかなり頭の中にいっぱい詰まっていそうな人(著者)という印象を受けました。 独特な文章ではあるけれど、いまの時代の感覚とでもいうか、話し言葉と書き言葉の中間というような位置で物語っている。読みずらいような聞こえずらいような感じではあるけれどそれを意図して行っているようにも思えなくもない。なんとなく、スタバやマックで自分の隣の席での会話を聞いているというような文章の見え方(読み方)がしました。

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2012/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私の中で新しいジャンルだったような。なんとなく「八日目の蝉」を思い出しましたが自分でも結構違うお話だと思います。 殺伐とした雰囲気でした。メインは親子で主人公?(名前忘れてしまった・・・)の影が薄いなと思いました。

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2012/07/09

『乳と卵』、ズバリ、『母と娘』。または、『豊胸手術をしたがる年増と、初潮を迎える前の女子』。オンナに生まれた幸せではなく、オンナに生まれてしまった不幸をつらつら綴った物語。初めは、喋り口調の大阪弁や、不自然な句読点の使い方に慣れなかったのだけど、読んでいくうちに、これが逆に川上さ...

『乳と卵』、ズバリ、『母と娘』。または、『豊胸手術をしたがる年増と、初潮を迎える前の女子』。オンナに生まれた幸せではなく、オンナに生まれてしまった不幸をつらつら綴った物語。初めは、喋り口調の大阪弁や、不自然な句読点の使い方に慣れなかったのだけど、読んでいくうちに、これが逆に川上さんらしさの効果になっているのかなと、のめりこんでしまいました。女性は、この世に「生まれる」前に無数の「生む」をすでに持っていること。生きていくうちにそれが大きく目減りしていくこと。シュールな現実。

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