乳と卵 の商品レビュー
芥川賞ってことで、読みましたが、こんなんで芥川賞って感じ。 確かに文章は深く掘り下げているように感じがするのですが。羅列している感があるように感じるのは私だけでしょうか。 芥川賞ならもっともっと研ぎ澄まして欲しいです。
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ミニマルな文章だと思った。ひだの多い話し言葉ではあるが、描かれているのは必要最低限のもののみ。その描き方が主題とぴったり合っていて読む方も興奮する。主題自体は今どきの日本映画にありそうなもの。カタルシスが見事。ただ、この手のものは最近多く作られている気がする。佳作ではあるが…。
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ものすごい臨場感というか、生々しい描写に打たれた読後感。母と娘の確執というテーマは、自分が女なだけにものすごく、くるものがある。同じような感想を持ったのは、角田光代さんの「対岸の彼女」だけど、この「乳と卵」もかなり重苦しく胸に残る作品。 短編ながら、強いパワーを持った良作。
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文体がちょっと色々、、? えっその色々ってなに??となるので どちらかというと苦手だった。 緑子ちゃんはすこし自分に似てると思った
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オンナとして生きることの苦しみから逃れるために、または喜びを再発見するために女性は何かをするのだろうかと思った作品。 私は気持ち悪いと言われている作品をさらっと読めたりするのだけれど、これは生々しくて痛々しくて熟読することができなかったが好きな作品ではある。 母と会話することを拒否しているのに一緒に上京する緑子がなんだかかわいらしく感じた。本当は母親が好きで、好きになりたいと思っているのに自分のせいで母が苦労をしているのではないかと心を痛め、それなら自分も子どもを産みたくない(産んで自分が苦労するというより自分と同じ感情を子どもが抱いてしまうかもしれない不安)というある種の女の子が思春期に将来について不安を募らせる状況を特殊な環境と母親で再現したのがこの作品なのではないかと思う。 巻子が豊胸にこだわるのは自分にはないものを手に入れること、または体に手を加えることで自分の内面も変わるのではないかという期待感からなのではないかと思うが、なんと痛々しく人間くさい感情が交錯した小説だろう!
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とっても独特。不思議感満載。 文章が流れるようで、関西弁だし、 歌を歌ってるようで、さらさらと読みやすい。私には。 女性独特の面があまりにもリアル過ぎて、 男性が読んだら引くかな。 他の作品も読んでみたい。
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それで乳と卵かぁ。後半のまさに卵のところは圧巻。 結局、わからないところはわからないままだけど、緑子ちゃんの恐怖はわからないでもないな。恐怖にすごくパワーがある。
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虚無的なトーンで語られる物語からは何となく死の臭いが漂う。 子供を産み出す女性の人体の不可思議についての物語なのに。 豊胸手術に執着する母と、手術に反対する中学生の娘。 親類の「私」を通して、ジェンダーとしての「女」が冷ややかに浮き彫りにされる。 コミュニケーション下手...
虚無的なトーンで語られる物語からは何となく死の臭いが漂う。 子供を産み出す女性の人体の不可思議についての物語なのに。 豊胸手術に執着する母と、手術に反対する中学生の娘。 親類の「私」を通して、ジェンダーとしての「女」が冷ややかに浮き彫りにされる。 コミュニケーション下手な親子が悲しい。 最後は少しほっとしたが。 ところで、一般的な家庭において、娘が初潮を迎えた時って、本当に赤飯炊くのですか?? うちは男兄弟の家庭だったのでわかりません…
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豊胸手術をしようとしている母。 その娘、緑子。 思春期まであと少し。 色々あって喋ることをやめてしまった女の子。 いつかやってくる初潮のこと、胸のこと、自分がどんどん女になっていくこと。 彼女のそういうことへの思いにすごく共感した。嫌だった。本当に嫌でなんだか汚く思えた頃があった...
豊胸手術をしようとしている母。 その娘、緑子。 思春期まであと少し。 色々あって喋ることをやめてしまった女の子。 いつかやってくる初潮のこと、胸のこと、自分がどんどん女になっていくこと。 彼女のそういうことへの思いにすごく共感した。嫌だった。本当に嫌でなんだか汚く思えた頃があった。 そして、この母子を見守る叔母。 血がつながっていても、女同士でもあって、母子だからこそ言えないことや言ってはいけないこともあって。 巻子の本当のことって絶対にあると思うかもしれないけれど、ないことだってあるんだよ。という言葉に何だかすごく納得。
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薄かったので読んでみた。大学の図書館。 関西弁の文体が読みにくくて途中でギブ…。賞をとってる作品なのでいい内容なんだとは思うんだけど、私には合いませんでした…。 また時間を置いてチャレンジしてみよう。
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