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デザインのデザイン の商品レビュー

4.2

158件のお客様レビュー

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    64

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/07

大学1年の時に購入し単なる飾り物として私の本棚で存在していた本。 胸を張って卒業するために読書会を開いて読み込みました。 やっぱりきちんと読んで良かった。 日本や世界が抱える様々な問題に対して原先生が考える解決案。 私の大学生活の始まりは全てここに集約されるのだなと改め...

大学1年の時に購入し単なる飾り物として私の本棚で存在していた本。 胸を張って卒業するために読書会を開いて読み込みました。 やっぱりきちんと読んで良かった。 日本や世界が抱える様々な問題に対して原先生が考える解決案。 私の大学生活の始まりは全てここに集約されるのだなと改めて実感した。 この学科の生徒であることを誇りに思う。

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2009/10/04

これを読んでいるとき、ちょうどフジテレビでドラマ「恋のチカラ」が再放送されてました。温井企画という駆け出しのデザイン事務所を舞台にしたラブストーリーで、内容もさることながら「デザイン」という仕事に素直に憧憬を感じた当時の自分を思い出しました。 そして、ついこの前行った、東京都現...

これを読んでいるとき、ちょうどフジテレビでドラマ「恋のチカラ」が再放送されてました。温井企画という駆け出しのデザイン事務所を舞台にしたラブストーリーで、内容もさることながら「デザイン」という仕事に素直に憧憬を感じた当時の自分を思い出しました。 そして、ついこの前行った、東京都現代美術館。 「デザインってどんな仕事なのか?」との、素朴な疑問から読み始めました。 デザインに限らず、役立ちました。

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2009/10/04

モノに限らず、社会のデザインでもとにかく デザインに大切なのは、 認識する力。だったかな。 フォーラムで紹介されてから、いつか買いたい!と思ってる本。

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2009/10/04

自分がデザインの勉強に関わって、初めて読んだデザインの本です。 デザインというと何をイメージするでしょうか。 グラフィック、ファッション…どちらかというと、 「飾る」イメージが強いのではないでしょうか。 自分もそうでした。 「デザイン」という言葉はあいまいで、色んな定義があり...

自分がデザインの勉強に関わって、初めて読んだデザインの本です。 デザインというと何をイメージするでしょうか。 グラフィック、ファッション…どちらかというと、 「飾る」イメージが強いのではないでしょうか。 自分もそうでした。 「デザイン」という言葉はあいまいで、色んな定義があります。 何が正しいというわけではありません。 時代や人、場合によって、意味はかわるものです。 ただ、「デザイン」の意味の多様性の一つとして、こういう考え方があるということを、 多くの人、特にデザインに専門的に関わらない人に知ってもらえたら嬉しいと感じています。 専門的でなく非常に読みやすいので、気軽にどうぞ。

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2009/10/07

■p13 新しいスタイルの登場は、既知の製品を旧式なものへと老化、変容させる。「今日あるものを明日古くみせる」という戦略は消費を動機づける目的で次々と計画され、デザインはその役割に応えて、次々と製品の概観を変転させていった。 ■p22 コンピュータは「道具」ではなく「素材」であ...

■p13 新しいスタイルの登場は、既知の製品を旧式なものへと老化、変容させる。「今日あるものを明日古くみせる」という戦略は消費を動機づける目的で次々と計画され、デザインはその役割に応えて、次々と製品の概観を変転させていった。 ■p22 コンピュータは「道具」ではなく「素材」である。そう評したのはマサチューセッツ工科大学の前田ジョンである。 ■p36 デザインは生活というポジションから見る文明批評である。 ■p202 デザインは技能ではなく物事の本質をつかむ感性と洞察力である。

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2009/10/04

「なんて大胆なタイトルなんだ!」と書店で見つけ、原研哉さんを知ったきっかけの本。内容は、とにかく目からウロコです。感心するのはその語り口の柔らかさと鋭さ。そして、内容の核心を読み取りやすくするための序文として、デザインと言う概念の発生から今日までの歴史的流れを説明してから本題に入...

「なんて大胆なタイトルなんだ!」と書店で見つけ、原研哉さんを知ったきっかけの本。内容は、とにかく目からウロコです。感心するのはその語り口の柔らかさと鋭さ。そして、内容の核心を読み取りやすくするための序文として、デザインと言う概念の発生から今日までの歴史的流れを説明してから本題に入る構成など、受け取る側の気持ちや状況を考えているところが凄い。さすがコミュニケーションデザインが専門というところか。この本で、一気にファンになりました。

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2009/12/01

日本を愛するデザイナーが好き。 デザイナーのマニアックな視点が好き。 ニヤニヤしながら読みました。

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2009/10/07

「デザインを言葉にするということもデザイン」 「デザインとは、生活のポジションからみた文明への批評」 そんな言葉が印象的。 無印のポスターなどてがけておられる原さん。すっきり無駄のないデザインが魅力。 「リ・デザイン」という企画がこの中に収められていますがとてもおもしろい!

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2009/10/04

非常に価値の高い影響力のある一冊。読んで自分を取り巻く世界の見方が変化した。本書を提案してくれたヴィレッジ・ヴァンガードに感謝! 【メモ】何かを分かるということは、何かについて定義できたり記述できたりすることではない。むしろ知っていたはずのものを未知なるものとして、そのリアリテ...

非常に価値の高い影響力のある一冊。読んで自分を取り巻く世界の見方が変化した。本書を提案してくれたヴィレッジ・ヴァンガードに感謝! 【メモ】何かを分かるということは、何かについて定義できたり記述できたりすることではない。むしろ知っていたはずのものを未知なるものとして、そのリアリティにおののいてみることが、何かをもう少し深く認識することに繋がる。/ テクノロジーが世界を新たな構造に組み換えようとするとき、それまでの生活環境に蓄積されていた美的な価値は往々にして犠牲になる。世界は技術と経済をたずさえて強引に先へ進もうとし、生活の中の美意識は常にその変化の激しさにたえかねて悲鳴をあげる / 僕らは未来と過去の狭間に立っている。創造的なものごとの端緒は社会全体がみつめているその視線の先ではなくて、むしろ社会を背後から見通すような視線の延長に発見できるのではないか。先に未来はあるが、背後にも膨大な歴史が創造の資源として蓄積されている / アーツ・アンド・クラフツ運動 / バウハウス / コンピュータ・テクノロジーが生み出すはずの富を、人よりも先んじて手にしようという動機で走りはじめた世界は、それがもたらす本来の豊かさや恵みをゆっくりと味わう暇もなく、可能性に対して身を乗り出し、前につんのめりながらかろうじて転ばぬように次の一歩を踏み出すような、実に不安定でストレスの多い状況へと進んでいる / コンピュータは「道具」ではなく「素材」である(前田ジョン)/ 形や素材の斬新さで驚かせるのではなく、平凡に見える生活の隙間からしなやかで驚くべき発想を次々に取り出す独創性こそデザインである / ハプティック(haptic)な感覚 / イメージとは、感覚器官を通じて外から入ってくる刺激と、それによって呼び覚まされた過去の記憶が脳の中で複合、連鎖したもの / 無印良品:「これがいい」ではなく「これでいい」という程度の満足感をユーザーに与えること。この「で」のレベルをできるだけ高い水準に掲げること / 自己を世界の中心と考えず、謙虚なポジションに据えようとする意識。辺境に置くことで可能になるつつしみをともなった世界観。グローバルとはそういう視点から捉えるべきではないだろうか。/ 日本文化のシンプル志向や、空っぽの空間にぽつりとものを配する緊張感はアジアの中でも特殊。究極のシンプル、つまりゼロをもって全てを止揚する。何もないことをもって全てをバランスさせようという感覚。日本の美意識は、辺境から世界を均衡させる叡智として育まれたもの / 「情報の美」という頂上への三つのアクセス・ルート:?分かりやすさ、?独創性、?笑い / VISUALOGUE / 僕はデザイナーであるが、この「ナー」の部分は優れた資質があるという意味ではなく、デザインという概念に「奉仕する人」という意味である

Posted byブクログ

2009/10/04

タイトルの「デザインというモノのデザイン」という主旨は 終章に近づくに連れてうやむやになっている気がした それでも、原研哉という紛れもなく一流のアートディレクターの 思想を理解するには十二分に意味のある本だろう

Posted byブクログ