世界史(上) の商品レビュー
高校で学んだ世界史とは切り口が異なり、広い視野で世界史を見直すことができた。 訳語による読み難さは否めないが、世界史を概観するには良い一冊だと思う。
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銃・病原菌・鉄とあわせておすすめ。 ちょっと日本を持ち上げすぎなところが気になるけれども、なぜギリシャはヨーロッパにとって大事なのかが少しわかった。 全体として農業の改良(鉄のクワの誕生とか、ジャガイモが伝わるとか)によって人が増える、人が増えると非生産的なこと(戦争だったり発明...
銃・病原菌・鉄とあわせておすすめ。 ちょっと日本を持ち上げすぎなところが気になるけれども、なぜギリシャはヨーロッパにとって大事なのかが少しわかった。 全体として農業の改良(鉄のクワの誕生とか、ジャガイモが伝わるとか)によって人が増える、人が増えると非生産的なこと(戦争だったり発明だったり)ができる。で国が大きくなる。ってのが流れとしてあって、戦争も改良(新たな戦闘形態や新たな武器の発明)されていくがだんだんとお金がかかることになり、よりお金をかけれる国が戦争に有利になり大国になっていくと。大国となったのは第2次世界大戦ぐらいまでで、ここからはゲリラ戦に代表されるように民族的宗教的な小規模グループへ分化している流れがあると。 おもしろいです。何回読んでも面白いかも。
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高校の半年分の授業をぎゅっと凝縮した感じ。なかなかのボリュームですが、紀元前から1500年頃までの世界の動きをざざっと読める本って他にないんじゃないかなと思います。
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上下合わせて、かなりの時間を費やして読了。上巻は文明の誕生から1500年ほどまでの概要を論じているのだが、高校で少し世界史を撫でたくらいの自分にはかなり難解に感じられました。知らない人名や国、出来事が羅列して、眠くなりながらも少しずつ読み、ときに調べ、たまに放置したりして進み、ほ...
上下合わせて、かなりの時間を費やして読了。上巻は文明の誕生から1500年ほどまでの概要を論じているのだが、高校で少し世界史を撫でたくらいの自分にはかなり難解に感じられました。知らない人名や国、出来事が羅列して、眠くなりながらも少しずつ読み、ときに調べ、たまに放置したりして進み、ほんの少し世界史を知れたかなという自己満足と妥協にて終了。久しぶりの学書はおもしろいけど疲れた、というのが正直な感想です笑。
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ポイントは3つ。1つは全体の傾向として人物ではなく文化・文明に焦点を当てた構成となっており、異なる文化間の衝突・融和に関する考察が興味深いものとなっている。2点目はその論理的必然として紀元前、特に文化の黎明期にページを割いており、上巻では半分近くが紀元前に関する内容で占められてい...
ポイントは3つ。1つは全体の傾向として人物ではなく文化・文明に焦点を当てた構成となっており、異なる文化間の衝突・融和に関する考察が興味深いものとなっている。2点目はその論理的必然として紀元前、特に文化の黎明期にページを割いており、上巻では半分近くが紀元前に関する内容で占められている。そして3点目として、そのテーマが故に本書の内容はジャレ・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』と親和性が非常に高いということ。合わせて読むことで文化の進化がどのような過程で進んでいくのか、はっきり理解できるようになると思う。
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やと、読んだ。字が小さいのと文体のせいでどうしても後回しきみだが内容は面白い。世界全体で何が影響して何が起きたのかが理解出来る。いわゆる西欧が文化的には中東、インド、中国と比べてかなり遅れてたというのを始めて知った。まあ、ナイフしか食器の無い奴らだからな(^_-) さて、続きも買...
やと、読んだ。字が小さいのと文体のせいでどうしても後回しきみだが内容は面白い。世界全体で何が影響して何が起きたのかが理解出来る。いわゆる西欧が文化的には中東、インド、中国と比べてかなり遅れてたというのを始めて知った。まあ、ナイフしか食器の無い奴らだからな(^_-) さて、続きも買おう。
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タイトルにあるとおり世界の歴史が書かれた本。 年と出来事を淡々と書き連ねていくような内容ではなく、国々の文明や宗教の関わりなどを、紀元前から現代まで追っていく内容となっています。 自分の世界史観を整理したかったり、別の角度からの世界史を知りたい人にオススメです。ただし、著者...
タイトルにあるとおり世界の歴史が書かれた本。 年と出来事を淡々と書き連ねていくような内容ではなく、国々の文明や宗教の関わりなどを、紀元前から現代まで追っていく内容となっています。 自分の世界史観を整理したかったり、別の角度からの世界史を知りたい人にオススメです。ただし、著者の思想や独自の歴史観がまざっているので『教科書』としては合わないかもしれません。とはいえ、それが本書の魅力でもあります。 上巻では農耕や宗教の広がりの解説から始まって、ヘレニズム・インド文明の影響による各地域の発展、他民族の略奪や侵略による衰退などを得て、人類の歴史が西暦1500年前後まで書かれています。
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マクニール先生の世界史は面白い。個々の事例が繋がって、巨大なネットワークになる。まるで、マインドマップを作っているようだ。 そうして生まれた<世界史>に、違和感を覚える人もいるだろう。なぜなら、偉人や英雄が世界を動かした、というような物語的な歴史ではないからだ。本書を見回しても...
マクニール先生の世界史は面白い。個々の事例が繋がって、巨大なネットワークになる。まるで、マインドマップを作っているようだ。 そうして生まれた<世界史>に、違和感を覚える人もいるだろう。なぜなら、偉人や英雄が世界を動かした、というような物語的な歴史ではないからだ。本書を見回しても、歴史的人物(始皇帝、アレクサンダー、カエサルetc...)の活躍を謳う記述は驚くほど少ない。それよりも、文明の形成や、社会階級の対立、宗教の発展や発明品による社会的影響、各文明間の連関など、マクロな視点が重視されている。人文的というよりも社会科学的である。そう、あくまでも「学問」としての世界史なのだ。 だから、「教養」としての世界史を求める人には、少々物足りないかもしれない。足らない部分は英雄譚や地域史、文化史など必要に応じて補完するべきなのだろう。
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どこの書店の平積みコーナーに置いてあり、興味が出てしまったので読んでみました。 タイトルからもわかる通り「世界史」です。 本書(上巻)では、紀元前の人間が生まれたところから1500年までの激動を一冊にまとめたものになってます。 文章は非常に硬派で、読みにくい部分はありますが、大...
どこの書店の平積みコーナーに置いてあり、興味が出てしまったので読んでみました。 タイトルからもわかる通り「世界史」です。 本書(上巻)では、紀元前の人間が生まれたところから1500年までの激動を一冊にまとめたものになってます。 文章は非常に硬派で、読みにくい部分はありますが、大陸の成り立ちから、文化、政治、経済、人物とあらゆる視点で説明されているので、世界がものすごく広がります。とはいえ、一冊ですべてを網羅とはもちろんいきませんので、興味があった部分、疑問があった部分は、その時代の書籍を読んでみるなんてこともできますし、世界史の入り口としてはとても良い本だと感じました。 個人的に、高校時代の世界史の際、教科書と併読して読みたかったと思いました。 帝国の興亡も非常に興味深かったですが、文明の成り立ち、哲学の礎の説明から「より知りたい」と思うことの数々ですね。 ボリュームたっぷりな本ですが、教養本として読んでよかったです。
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英語からの直訳表現が多く、読むのに苦労します。が、世界史の基礎知識があれば、非常に面白い内容。宗教と政治を中心に技術、文化を網羅しており、世界史を横串でみることができる良書でした。 下巻を読むか否か迷うなあ。
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