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世界史(上) 中公文庫
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世界史(上) 中公文庫

ウィリアム・H.マクニール【著】, 増田義郎, 佐々木昭夫【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2008/01/22
JAN 9784122049666

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商品レビュー

3.8

124件のお客様レビュー

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2024/05/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

わりと駆け足で送る、現時点でそれなりに判明してる人間の歴史ダイジェスト。 欧州中心だけど東洋やアメリカ大陸も一応さらってある感じ。 いろんな地域の発掘と調査が進めば、もうちょっと最古の文明とか塗り替えられたりするのかもしれないなとか。 犂(すき)の発明が農業の発展の重要転換点。 ミノアの平和っぽさの不思議。 いくら海に隔たれてても交易やってたんだし、外敵対策とかどうしてたんだろう? インドのカーストの複雑さ。 一応ヴェルナの教義の4つのカーストはイギリスの植民地時代にも利用された感じだけど、実際は数百、部族ごととか。 めちゃくちゃ排他的なような、でも異邦の人間が異邦の風習を保ったままその地域に住むことができる、ゆるいんだか厳しいんだか…。 仏教の発生は紀元前500年頃。 発生地のインドで廃れてしまったのは、初期仏教が冠婚葬祭での儀式を持たなかったから。 とにかく修行して解脱することが目的だったので、僧侶ではない一般人の心をつかめなかったそう。 日本ではとにかく僧侶以外でも気軽になんまんだして祖先を敬って祈ったり、お葬式という儀式に食い込めたので無事生き残れたのかなぁ。 古代ギリシャでは合唱から演劇へ発展。 悲劇から始まり繰り返し上演され、新作は喜劇へ。 というか、この時代に太陽は神ではなく灼熱した岩塊にすぎないと論じた人がいたとは! 宗教的にアウト判定食らったわけだけども。素直にそういう発想になるのが凄い。 地球が太陽の周りを回ってる説も紀元前3世紀の人だし。 ヘロドトスはハリカルナッソスの人だったのね。 ヘロドトスの歴史も機会を見て読んでみたいなぁ。 エンペラーの語はラテン語のインペラトール(軍の最高司令官)から。 十進法は270年頃インドで発祥。 インドでは口授によって伝えられたので、サンスクリット文学の発生などが謎。 スンナ派とシーア派の対立根深い。 宗教における解釈違いほんとやばい(これはどの宗教も同じくだけど。 6世紀頃に揚子江と黄河を繋ぐ運河が作られていた。 日本は島国だったからアレだけど、韓国(当時は朝鮮)はよくあの位置にあって中国に完全に取り込まれて一地方ってならなかったよなぁ。 独自の言語があっても、中国に飲み込まれた少数民族はいくらでもあるからそこは素直に感嘆する。 源氏物語キター(p347)。 仏教における中国はほんと通過点って感じ。儒教強い。 まぁ日本も別に仏教より前の神道だって生き残ってるけれど、冠婚葬祭に馴染むの重要。 イスラム教なんか法律と生き方の指針だもんなぁ。人身密着。 イェニチェリ部隊は特別な奴隷身分だった。 科学の天秤の反対側はどこも宗教だね~。 サムラーイ、茶の湯!(p418) 荘園とか僧兵とか。 アフリカの黒人と一口では言い表せない外見の多様性、宗教、民族性、文化の違い(p424)。 西暦紀元の初め頃、インドネシアからの入植者がマダガスカルへ来ていた。すごくない!? 大航海時代よりも大航海…。

Posted by ブクログ

2024/05/05

どこまでが著者の推測で、どこまでが裏付けのある史実なのか分からないところがあるが、それも含めて、一般の教科書の隙間を埋めてくれていて面白い。 特に宗教が社会統治や統合の媒体として機能していることがよく分かり、興味深かった。 あと、ヨーロッパだけでなく、アジアも含めた、正しく世界史...

どこまでが著者の推測で、どこまでが裏付けのある史実なのか分からないところがあるが、それも含めて、一般の教科書の隙間を埋めてくれていて面白い。 特に宗教が社会統治や統合の媒体として機能していることがよく分かり、興味深かった。 あと、ヨーロッパだけでなく、アジアも含めた、正しく世界史である部分も好感が持てた。

Posted by ブクログ

2024/03/23

全く頭に入ってこないのにも関わらず通読。世界史の映像で観るような世界観みたいなのは感じられたかな。とにかく宗教のことや闘いから時代は経過してきたのかなというぐらいしかわからなかった。ゲームやアニメなどでも武器や道具のことなどなんとなくプレイしてよく出てきているが、このような歴史を...

全く頭に入ってこないのにも関わらず通読。世界史の映像で観るような世界観みたいなのは感じられたかな。とにかく宗教のことや闘いから時代は経過してきたのかなというぐらいしかわからなかった。ゲームやアニメなどでも武器や道具のことなどなんとなくプレイしてよく出てきているが、このような歴史を研究して作られてるのかなと思うと、これらの事はよくアレンジされてるなと思った。きっと下巻を読んでもさっぱりだろうが、なんとなく通読はしておきたい作品。

Posted by ブクログ

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