食堂かたつむり の商品レビュー
スピッツの草野さんとポルノの昭仁さんオススメと言うことで読み始めた本ですが 自分の中ではとてもよかった。 生きるということ、食べるということ、その両方を丁寧にしていきたいと 切望する自分にとってはお手本となりそうな本。 自分が食いしん坊なだけかもしれないけれど やっぱり丁寧に食べ...
スピッツの草野さんとポルノの昭仁さんオススメと言うことで読み始めた本ですが 自分の中ではとてもよかった。 生きるということ、食べるということ、その両方を丁寧にしていきたいと 切望する自分にとってはお手本となりそうな本。 自分が食いしん坊なだけかもしれないけれど やっぱり丁寧に食べて、丁寧に生きていきたいと思う。
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王様のブランチの本コーナーで勧められていた1冊。 ここの料理を食べると恋がかなうと言わて……。という、不思議なお話。料理の描写も繊細でやさしい。 読んだあと、最近おもしろかった本は? と聞かれたら、これを言おうと思った1冊。
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冒頭、実家の畑で豚に追われ母親に鎌を振り下ろされそうになるまでは、本谷有希子さんの小説みたいな展開でした。やっぱ旅に出る時は、全て無くし一壷だけを抱えるのですね^^書き出しのパワーはイイ感じですが、中盤のレシピ集はやや過剰装飾気味で、そのため全体的にチマチマした小ぶりな印象です。...
冒頭、実家の畑で豚に追われ母親に鎌を振り下ろされそうになるまでは、本谷有希子さんの小説みたいな展開でした。やっぱ旅に出る時は、全て無くし一壷だけを抱えるのですね^^書き出しのパワーはイイ感じですが、中盤のレシピ集はやや過剰装飾気味で、そのため全体的にチマチマした小ぶりな印象です。テーマが生命の繋がりや営みにあるのなら、調理や料理のディテールにこだわらず、食材や訪れる客との交流にこだわった方が分かりやすかったな。ちょっと残念です。しかし、単純にレシピ部分だけを読めば、空腹時に読むには厳しい美味しそうなメニューが並んでいますから、それはそれでイイか。母は料理を作るように愛情を込めて娘を作り、娘は母親の愛情を食べて大人になって行く。そして娘は母親を食べることで完全な大人の女になるのかな?などと考えてしまいました。でもこの手のファンタジーは、リアリストが多い女性には受けないだろうなぁ〜。と余計な心配もしちゃいました。
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おいしそうなものの出てくる本に目がないので購入。 インド人の彼にふられて声がでなくなってしまった主人公は郷里に帰ってそこで食堂かたつむりを開くという話。 途中で話が一区切りするところがあって、そこまではわりとゆったり話が進むんだけど、後半で一気に加速して泣きました。 いやー、あの...
おいしそうなものの出てくる本に目がないので購入。 インド人の彼にふられて声がでなくなってしまった主人公は郷里に帰ってそこで食堂かたつむりを開くという話。 途中で話が一区切りするところがあって、そこまではわりとゆったり話が進むんだけど、後半で一気に加速して泣きました。 いやー、あの一区切りにはやられた。 このままゆったりなのかな〜って思っていただけに不意打ちでした。
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やばい。癒される。。。会社やめたくなる。こんなエキセントリックで、メンタル不安定な主人公なのに。本気でうらやましい。
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主人公倫子ちゃんの恋人が部屋から、生活道具とお金のいっさいがっさいを持ってきえてしまうとことから、物語は始まる。唯一残っていたのは、代々受け継がれてきたおばあちゃんの粕床。これを抱えて倫子ちゃんは故郷へ帰っていく。 いきなり生活を無くす、それも自分の声も無くす展開はそれからもドラ...
主人公倫子ちゃんの恋人が部屋から、生活道具とお金のいっさいがっさいを持ってきえてしまうとことから、物語は始まる。唯一残っていたのは、代々受け継がれてきたおばあちゃんの粕床。これを抱えて倫子ちゃんは故郷へ帰っていく。 いきなり生活を無くす、それも自分の声も無くす展開はそれからもドラマチックである。 食堂かたつむり、一日一客限定の、それぞれお客様だけのレシピを考えて、例えば、恋人達のために、喪服のおばあさんのために、料理するところは、メニューを諳んじているだけでも暖かい気持になる。倫子ちゃんと一緒に料理をつくりふるまう、そして咀嚼する。それがどんなに生きているということなのか、愛していくということなのか、すごく深遠な物事のように感じる。 一生涯これが最高のブタ料理を作ったり、お母さんと倫子ちゃんの関係や、食堂を続けるモチベーションがクリアになって結末をむかえる。起承転結がとにかくうまくえがかれていて、ここであらすじをなぞることが、はばかれる。是非ゆったりと読んでみて胸をいっぱいにしてみてください。 ざくろカレーや野菜のスープを食べてみたいよ。
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同棲していたインド人の彼氏が、家財道具を持ち逃げした。ふるさとに戻り食堂を始めた。どうなるんだ?って思ったけど、色々なメニューが登場する度、食べてみたくなった。ほんわかするお話。 '08.03.30読書完了
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食べることの本質をじっくりと丁寧に教えてくれる本。 食べる相手のことをとことん考えて作られた食事は、それだけで食べる人の気持ちを満たしてくれる。 自分達が生きていくために、動物や植物の命を絶っているという事実。 普段意識せずに、あるいは目をつぶっている事実もきちんと描かれる。 ...
食べることの本質をじっくりと丁寧に教えてくれる本。 食べる相手のことをとことん考えて作られた食事は、それだけで食べる人の気持ちを満たしてくれる。 自分達が生きていくために、動物や植物の命を絶っているという事実。 普段意識せずに、あるいは目をつぶっている事実もきちんと描かれる。 母と娘の話でもあった。 母と娘ってどうしてもすれ違ってしまうのかな。 いや、でもこの親子は最後には分かり合えたと思う。
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料理は振舞う相手を思いやる心でおいしくなるのです。 倫子ちゃんの不運さ、半端ない 不憫すぎる でも料理を通じて人に幸せを届けることに幸せを感じ、ひたむきに生きていく姿はステキだと思いました。 泣いたよ。辛いことがあっても頑張ろう。 そして、ごはんの大切さを改めて感じまし...
料理は振舞う相手を思いやる心でおいしくなるのです。 倫子ちゃんの不運さ、半端ない 不憫すぎる でも料理を通じて人に幸せを届けることに幸せを感じ、ひたむきに生きていく姿はステキだと思いました。 泣いたよ。辛いことがあっても頑張ろう。 そして、ごはんの大切さを改めて感じました。
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読むきっかけは、まぁ、おいといて。優しいのに生々しくて、春色なのに冬色。シキを感じながらの、「食べること」への何か。 すっきりと読めます。
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