食堂かたつむり の商品レビュー

小川糸【著】

2009/10/04

梅干を漬けよう、とか
ぬか付けの作り方を教わろうとか
ご飯は残さずに食べようだとか
身近な人を大切にしようとか

お米を一粒一粒かみ締めるように
日々の幸せもかみ締めて飲み込みたい。
そんな素敵な本です。

2009/10/04

食堂かたつむりに行ってみたい。

倫子ちゃんの料理のインスピレーションはすごい！！

おかんの愛情はうるっときますね。。。エルメスのシーンも。。。

2009/10/04

装丁も好き。
ゆったりとしながら、じぶんのできることをゆっくりゆっくり焦らずに探そうとしている主人公がすきです。
たべものこと、じぶんのからだのこと、じぶんのこころのこと。
ゆっくり考えたい本です。

2009/10/07

かわいい装丁とふんわりとした文体で、ほんわかした小説と思わせて、生と性、そして命について書かれてるんでしょうね。全体的に綿菓子のような甘さとやわらかさがあるだけに、時々とつぜん生々しい単語が用いられていることに、違和感を感じました。
亡き母の手紙のところは少しほろっとしましたが、私は「泣ける小説」ではないと思いましたが。。

それと、豚のエルメスを最後は食べる話は、豚のＰちゃんの話をちょっとまねしてるのかなぁ、、なんて思ったり。。

きちんとしたものを食べて育ってきたのに、日々の忙しさに、食べることをおろそかにして、ちょっと疲れた日々を送ってる２０代ＯＬさんなんかには、おすすめかもしれない。

2009/10/04

東京で失恋、貯めていたお金もインド人恋人に持ち逃げされた25歳の倫子が、深夜バスで故郷に帰る。
永年、母のスナック脇に、一日一組のみのお客を受ける食堂をオープン。
ストレスで声を失った倫子と豚のエルメスを愛する母は・・・

2011/09/07

　うーんうーん。出てくる食事はどれも美味しそうで食べてみたいと思うんだけど、私にはイマイチだった。　「生き物の命を頂いて人間は生きている」に正面から向き合い、描いているところは評価するけれど、それに比べ母親と娘の確執の物語が都合が良すぎるし、弱い気がする。　またこの作家が書きたいものは分るものの、それを表現するための文章力が完璧でないのも気になった。　　現実離れしたメルヘンのような童話のような不思議な雰囲気は嫌いではないので、次回作に期待。

2009/10/04

ブログ（笑顔の魔法）参照
http://lovelyleader.blog94.fc2.com/blog-entry-547.html#comment

2009/10/04

美味しくて心温まる作品。

失恋をして、実家に戻る倫子。ただそこにはケンカ別れした母が住んでいる。
なんとか生活をしていけるように、実家の片隅に食堂を開くことに。
そこから、この物語が始まる。そして、綸子の食事を食べた人は、願いが叶うと噂が・・・。
そしてラストは・・・。

母と子、恋人、友人・・・そんな人とのつながりが大切に思える一冊。

映画で言うと「かもめ食堂」なんて好きな人は、結構どんぴしゃかもね。
女性の方に好まれる本かな。

2009/10/04

食べること、食べるものを作ること。ひとの生活にとって大切なこと。
食べることで、いろんな人と繋がれる。

家で気持のこもったご飯を作りたくなりました。
そして、それを大切な人に食べてほしい。

2009/10/04

愛情をもって料理し食する、そうして毎日を過ごすことは、
静かだけれど確かに「生きる」ことそのものなのだと思います。
それは当然のようでいて実は決してありふれてはいない、尊い幸せなんでしょう。

ラストの食事のシーン。
感動します。