男の作法 の商品レビュー
2018/1/14-1-17 昭和56年時代の「男の作法」。今の時代とはそぐわないことも多くあるが、大人の男としての作法として不変な箇所も多々あり参考になった。 万年筆は現代の男の「刀」、ビールのコップの大きさ、タクシーでのチップ(世の中はまわっているということ)の話など。 約4...
2018/1/14-1-17 昭和56年時代の「男の作法」。今の時代とはそぐわないことも多くあるが、大人の男としての作法として不変な箇所も多々あり参考になった。 万年筆は現代の男の「刀」、ビールのコップの大きさ、タクシーでのチップ(世の中はまわっているということ)の話など。 約40年前は「トロ」は隠語であまり使うのは好ましくないというのも面白い。今はどこみても「とろ」とつく名称ばかり。刺身の上にワサビを乗せて食べるのも池波正太郎のオススメだったんだなー。
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「親というものは年を取って行くんだから、間もなく死ぬかもしれない、あるいは死なないかもしれない。けれども、死ぬかもしれないということを想定に置けば、今のうちに、まだ元気なうちにどこかへ連れてやった方がいいということになる」 それ以外にも、「男の磨き方」「女の見分け方」「酒の飲み...
「親というものは年を取って行くんだから、間もなく死ぬかもしれない、あるいは死なないかもしれない。けれども、死ぬかもしれないということを想定に置けば、今のうちに、まだ元気なうちにどこかへ連れてやった方がいいということになる」 それ以外にも、「男の磨き方」「女の見分け方」「酒の飲み方」など、著者の世事に対する考え方が示されている。
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なんで買ったのか覚えてないけど、たぶん、誰かが池波正太郎が好きとか言ったので、題名で買ったんじゃなかったかな。 いろいろなお題に対して、池波正太郎氏が「男はどうあるべきか」というようなことを語っている。 なぜか私は「万年筆」というの読んで、ものすごくいい万年筆が欲しくなって買...
なんで買ったのか覚えてないけど、たぶん、誰かが池波正太郎が好きとか言ったので、題名で買ったんじゃなかったかな。 いろいろなお題に対して、池波正太郎氏が「男はどうあるべきか」というようなことを語っている。 なぜか私は「万年筆」というの読んで、ものすごくいい万年筆が欲しくなって買ったのを覚えている。そして偶然、すごくいい万年筆をプレゼントされて大興奮だったのを思い出した…。 こういう男性は最近いないような気がする。洒落てる訳じゃなくて朴訥で芯があって、懐が広くて(温かくなくてもいい)。流行りの草食男子は一読の価値があるかも。あと、新婚またはこれから結婚される殿方は、奥方に読んでもらうのがお薦め。こんな『男』を理解して、きっと尽くしてくれるはず。あ、あんまり時間経ってしまうと手遅れ。何事も最初が肝心。
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刺身にわさびを載せて食べるものなのか、 それとも、しょうゆ皿にわさびを溶いて食べるものなのか、 そんな細かな、かといって誰に聞けばよいのかわからないような、 ひとつひとつの作法について、著者は語り諭してくれる格好の良書。
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池上正太郎が自分の人生を通じて体験した事を「男の作法」として語りおろした内容である。 昭和の時代であり著者は現代とは時代が違うと言っているが今でこそ大切にしたい常識・作法があり、大 人として当たり前の事をスマートにこなしていく内容が紹介されている。 日常生活の作法であるがゆえ、仕...
池上正太郎が自分の人生を通じて体験した事を「男の作法」として語りおろした内容である。 昭和の時代であり著者は現代とは時代が違うと言っているが今でこそ大切にしたい常識・作法があり、大 人として当たり前の事をスマートにこなしていく内容が紹介されている。 日常生活の作法であるがゆえ、仕事をしていく上の作法として十分参考となる内容が多い。 年をとっていく事に作法やマナーなどの常識・知識を覚えていく事は非常に大切であり著書も多い中で この池上正太郎の「男の作法」は肩の力を抜いた日常的に参考とすべき内容が多い。 社内外でも食事や飲み会の機会が多い時に、この「男の作法」を思い出す事で男として多少常識のある人 でいられる様にしてきたい。
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池波正太郎が語る「男の美学」 かつて「男の常識」とされていた振る舞いは、時代の変容と共に実行不可能になってしまっていると、池波自身は語っている。 しかし、そこには「相手を思いやる」という普遍の心情が読み取れる。 若い世代にお勧めしたい一冊。 「人間の一生は、半分は運命的に決まっ...
池波正太郎が語る「男の美学」 かつて「男の常識」とされていた振る舞いは、時代の変容と共に実行不可能になってしまっていると、池波自身は語っている。 しかし、そこには「相手を思いやる」という普遍の心情が読み取れる。 若い世代にお勧めしたい一冊。 「人間の一生は、半分は運命的に決まっているかもしれない。だけど、残りの半分はやっぱりその人自身の問題です。みがくべきときに、男をみがくか、みがかないか……(…)それならば、男は何で自分をみがくか。(…)『人間は死ぬ……』という、この簡明な事実をできるだけ若いころから意識することにある」(p.202)
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書かれたのがだいぶ昔なので、時代錯誤なところはあるけれど(特に夫婦の関係)、勉強すべき点が多々あった。 一事が万事ってことを頭に置いて生活しないといけないなと感じた。結局、見てる人は見てるんだから、お天道様に恥じない生活をせなあきませんな。 #読書 #読書記録 #読書倶楽部 ...
書かれたのがだいぶ昔なので、時代錯誤なところはあるけれど(特に夫婦の関係)、勉強すべき点が多々あった。 一事が万事ってことを頭に置いて生活しないといけないなと感じた。結局、見てる人は見てるんだから、お天道様に恥じない生活をせなあきませんな。 #読書 #読書記録 #読書倶楽部 #男の作法 #池波正太郎 #2016年89冊目
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粋。全てが粋。 ビールはコップ1/3くらいずつを自分で入れながら。 寿司屋では知ったかぶってアガリとかオテモトとかムラサキとか言わない。 刺身のわさびは刺身に直接ちょんと付けて、醤油に溶かしたりしない。 天ぷら屋に行く時は腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつく。 狭い日本においては日本間、引き戸が理にかなっている。なんでもかんでも洋風にして家を建てるべきじゃない。 約束の時間は必ず守る。 いずれ死ぬことを漠然でもいいから意識して生きる。
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雑誌の書評で見つけて気になって手にした本。 俺が子供の頃、鬼平犯科帳の池波正太郎が、「私の時代の常識」を「現代の男」に語った男の常識。 時代が流れても、通じる作法も数知れず。 とりあえず、酒の飲み方、わさびのつけ方あたりから実践しよう。
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言わずと知れた、池波正太郎さんのエッセイ。 性別がちがったら、おもしろかったのかもしれないけれど、わたしにはつらかった。 だってわたし、甲斐甲斐しくない女性代表ですもの。 「オンナでどこまでできるか」頑張りたいタイプ。 そうは言っても、さすがの筆っぷりなところも多々あり、以下はその抜粋。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・人間とか人生の味わいというものは、理屈では決められない中間色にあるんだ。P21 ・余裕を持って生きるということは、時間の余裕を絶えずつくっておくということに他ならない。P98 ・気分転換がうまくできない人は、仕事も小さくなってくるし、躰もこわすことになりがちだね。P187
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