雨の塔 の商品レビュー

宮木あや子【著】

2014/10/02

妄想性少女趣味的小説。もっと暗くて崩れていくようなのをを期待していたけど…一度さらっと楽しむには良かった。

2014/08/06

とても好みの世界観でした。
バナナマフィンがすごく食べたくなる！今度作ってみよう！
４人の中では都岡が一番好きだったので、あのラストでもまあ何とか納得できました。救いのない終わり方をするのではないかと終盤はちょっと辛かった。

この作品とリンクしているという「太陽の庭」も読んでみたいです。

2014/07/09

宮木あや子さんの作品のなかでは花宵道中などのはなしによっているが、なんか消化不良な感じでした。嫌いではないけど、なんかモヤモヤした感じです。

2014/04/24

「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」シリーズで知られるピーター・ジャクソン監督の「乙女の祈り」という映画を思い出した。

世界の果てと表現される世間から隔絶された学園で幽閉生活をおくる少女たち。
実際は大学生なので少女ってほどでもないけど、みんなまるで少女。
閉鎖的で排他的な人間関係と脆くて危うい絆にすがり、抑圧されて苦しんでも、それでも食べて寝て息をする。
切ないけど美しいな。

ちなみに「乙女の祈り」は、もうずいぶん昔に見たきりなので細かいとこは覚えてないけど、当時すごい絶賛したことは覚えてる。
こんなおっさんが、思春期の多感な少女たちをこんなリリカルに美しく描いているなんて！という衝撃と、さすが「ロード・オブ・ザ・リング」の監督！と感心する甘美で繊細な表現で、完成度がとても高い作品です。

2013/08/22

なんとも言えない閉塞感が全体的に漂っている。
自分は誰かに（または、特定の相手に）必要とされているのか。
必要とされていることへの喜びや、反対に、必要とされていないことへの絶望。

二組の女の子同士の絆が随所に書かれていて、読んでいて飽きなかった。

そんなに明るい内容じゃないけど、ページ数が少な目だからさらりと読めると思う。

2013/04/23

自分の心の中にある悲しいものをそのまま引きだされたような言葉がたくさん。
六年前から何度も読み返してる、綺麗で哀しい、大好きな小説。

2012/12/25

今しか生きられない少女、何かを求め続ける少女たちの、今にも崩れそうにきらめく、永遠の箱庭。

浮世離れした海辺の寄宿舎を舞台にした四人の少女の物語。まるで隔離病棟で見る素敵な匂いの悪夢のようで、す、すき……。

2012/10/16

女の子たちの息詰まる世界。
まさに倒錯の世界という感じ。
好きな人はとても好きだと思う。
私には重たく感じられた。

2012/04/15

タイトルと表紙に惹かれ購入。
ずっと小雨が降り続いているかのような雰囲気。
救いようのない感じだけど、好きな作品。
ページ一枚一枚も綺麗です。

2011/12/08

閉ざされた学校、っていう設定がまず、好き。
ただ、出口の見えないまま終わってしまった感はあるかも。
繊細で乙女な描写はすてき、他の作品も読みたい。