雨の塔 の商品レビュー
閉ざされた学校、っていう設定がまず、好き。 ただ、出口の見えないまま終わってしまった感はあるかも。 繊細で乙女な描写はすてき、他の作品も読みたい。
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暗い… そんな学校行けたら楽しいだろうなあ、って思うけど、主人公達は特に楽しんでない。 設定が新しいなーと思った。 もっと読みたかった。
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「閉ざされた女子校」が舞台ということで読んでみましたが、その要素がほとんど活かされておらず、建物の描写なども魅力的ではなかったです。 どうせ4人の女の子しか動かないなら普通の女子校でも良かったのでは?
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ヒヤシンス色(ちょうど単行本のカバーの色)のインクを象牙色の紙にぽとんと落として、じんわりと滲んでいくのをただただ見つめているような、淡くてどうしようもない物語だった。 敢えて血潮を通わせていない無機質でいて、作りこまれた貝細工みたいな文章が大変心地よい。 手折られた花のような...
ヒヤシンス色(ちょうど単行本のカバーの色)のインクを象牙色の紙にぽとんと落として、じんわりと滲んでいくのをただただ見つめているような、淡くてどうしようもない物語だった。 敢えて血潮を通わせていない無機質でいて、作りこまれた貝細工みたいな文章が大変心地よい。 手折られた花のような美しい少女が4人。 肋骨の鳥かごの中に何かを閉じ込めたり、逃がしたり、 閉じ込めようとしたりしながら過ごす、女の子だけの世界。 まさに乙女のために書かれた小説。
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世界の終わりみたいな、岬の学校での鎖された暮らし。伸びやかな少女というのではなくて、諦めの中を生きてる様が息苦しくってもどかしい。濃い。
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女の恋心をアーティチョークに喩えたのは誰だっけ。 閉鎖的な空間の中で依存しあうようにお互いを求める女の子。 あえて(?)時代錯誤な感じ? タイトル通り、表紙のイメージもあって最後まで暗い話。 雨の日に読むとなんとなく重くなってしまう。
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こういう閉鎖的な女の子の話を無性に読みたくなる時がある。 そしてそうした人物はみんな一様に魅力的だ。 うーん マフィン食べたい。
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文庫化するのをずっと待って、やっと購入(笑) 思っていた以上に濃い女の子同士の関係が描かれていてとても読み応えがありました。私は好きです。そもそも百合が好きなので(笑)
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決められた運命を変えられないと信じて過ごす閉鎖された全寮制の女学校。 いや、勉強はしなくてもいい、政略結婚の駒として使われる日まで時を過ごすだけのただの檻。 報われることのない心、行き場のない思い、居場所のない女の子が居場所を求める切実さ。 宮木さんはこういうのが本当にうまい。切ない。
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誰かの心の中で一番必要な人になるのは、どうしてこんなにも困難なのだろうか。 世間から隔離されたような全寮制の女子大学の、裕福だけど見捨てられたような少女たちが主役。高校ではなく大学。美しいけど表面だけ撫でたような話。
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