ほかに踊りを知らない。 の商品レビュー
筆者のユニークな着眼点の表れたエッセイ。読後のほっこり感は変わらずあり。先に東京日記6を読んだからか、6に比べると川上弘美さんが日常生活で感じておられるおどけた視点が少し物足りないように感じた。
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川上弘美先生のエッセイは現実感とうそのせかいのバランスが絶妙なんだけど、なんかこのシリーズは現実味が強いな…。 いや、語り口はいつものなんだけども。 話題が現実的だからか??
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卵一個ぶんのお祝い。の続編。 一度に読んでしまうのはもったいないなと感じる文章の数々。けど1日でするすると読んでしまう魔の魅力がある。 前作同様、短い日常の情景を集めた作品で、畏まっていない等身大の日記文学。 たまに、淡々と書かれているのに、何故だか少しうるりときてしまう文章があ...
卵一個ぶんのお祝い。の続編。 一度に読んでしまうのはもったいないなと感じる文章の数々。けど1日でするすると読んでしまう魔の魅力がある。 前作同様、短い日常の情景を集めた作品で、畏まっていない等身大の日記文学。 たまに、淡々と書かれているのに、何故だか少しうるりときてしまう文章があって、どきどきする。 著者の川上さんの本を読むと、すぐに影響されて川上さんみたいな文章を書きたくなる。(素人にそんな簡単に書けるものではないのに。)
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2007年11月17日発売と2作目。 少し慣れたかな。4/5は本当のこととあるけど、本当かな。だとするとスゴイ。 『十二月某日 おおみそか。 年賀状を書きながら、来年の目標を考える。二つ、 思いつく。 一つは、「よくうがいをする」。 もう一つは、「くつしたを裏返しにはかない」。 とても難しい目標だけれど、守れるよう頑張ろ うと、強く決意する。』
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"一般名詞? 聞き返すと、兄弟はきっぱりとうなずき、一般名詞だよ、と声を揃えた。" 淡々と進む日常と言葉のリズムが気持ちのよいエッセイ。 そういえばと昔買った10年手帳の存在を思いだし数年ぶりに開いたら、1年と3か月で終わっていた。日記をつけられ続ける人はすごいな、とあらためて思う。
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たんたんと、ちょっとシュールに、日々は流れゆく――。 ウソじゃないよ、五分の四はホントだよ。カワカミさんの日記、続いてます。 2004年~2007年分を収録した『東京日記』第2弾。 体調悪いけど、本読みたい…そんなときに、気負わず読める日記。 川上さんとお子さんのやりとりが...
たんたんと、ちょっとシュールに、日々は流れゆく――。 ウソじゃないよ、五分の四はホントだよ。カワカミさんの日記、続いてます。 2004年~2007年分を収録した『東京日記』第2弾。 体調悪いけど、本読みたい…そんなときに、気負わず読める日記。 川上さんとお子さんのやりとりが可愛くて好き。 些細なことで不安になったりメソメソしてしまう川上さんを、お子さんが仕方ないなぁと見守っている、そんなイメージ。
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たんたんと、時にでこぼこ、どこかシュールに、日々は流れる…。不思議で可笑しく、ちょびっと切ない。カワカミさんの、5分の4(くらい)はホントの、日々のアレコレ。『東京人』連載を単行本化。
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5分の4くらいが本当との事ですが、これが本当ならばシュール過ぎるだろうと。本当にこんなにうねうねと日々を過ごしているのかと突っ込みたい気持ちでいっぱいです。川上さん面白いなあ。
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川上弘美さんの「東京日記」、東京日記3」を読んだので、ついでに「東京日記2 ほかに踊りを知らない。」(2007.11)を読みました。母から電話で「京都から筍を12本もらいました」「12本のうち、さて、何本をあんたにあげようと思っているでしょう」「正解の場合は、その本数をあげます。...
川上弘美さんの「東京日記」、東京日記3」を読んだので、ついでに「東京日記2 ほかに踊りを知らない。」(2007.11)を読みました。母から電話で「京都から筍を12本もらいました」「12本のうち、さて、何本をあんたにあげようと思っているでしょう」「正解の場合は、その本数をあげます。不正解の場合は、1本もあげません」ものすごくあせる。京都の筍はとてもおいしい。ほしい。しばらくあせった末、「ヒントは」と聞くと、母は即座に「5引く1」と答えた。ヒントでなく、そのまま、もしかして、ひっかけ?覚悟を決めて「4本!」と
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