ほかに踊りを知らない。 の商品レビュー
東京日記1が面白かったのでこちらも。 相変わらずほんわかと独特のおかしみが全開。 ずーっと続いてほしいシリーズ。
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あんなにシュールなものばかり書いているのに、ご自身は「シュール」という言葉を13年ぶりに使ったときいて、驚きだ。 調べた言葉。尾籠。開陳。呻吟。
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5分の4は本当からなる日記。 残りの20%が何なのかは明記されず。 ほのぼのと、でもあんまり温かくなく淡々と。 引き続き不思議な感触です。
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『卵〜』の続編。 嘘と本当の間のような、こういうテイストが好き。すっとぼけた感じ。 ヨーダの話が良かった。
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(2008.12.02読了)(2008.11.30借入) 「東京人」に2004年5月号~2007年4月号に掲載したものです。3年分の日記です。 書いてあることの「5分の4くらいは、うそみたいですが本当のことです。」と「あとがき」に書いてあります。 川上さんが日々どんな生活をしてい...
(2008.12.02読了)(2008.11.30借入) 「東京人」に2004年5月号~2007年4月号に掲載したものです。3年分の日記です。 書いてあることの「5分の4くらいは、うそみたいですが本当のことです。」と「あとがき」に書いてあります。 川上さんが日々どんな生活をしているのかの一端がわかります。 副題の「ほかに踊りを知らない」とは、何のほかに知らないかと思ったら、東京音頭でした。(83頁)東京音頭のほかに踊りを知らないのだそうです。僕の場合は、ほかには不要で、踊りを知らないで済むのですが。 ●作務衣(さむえ)(115頁) 電車の、横の席に座っている男の子二人の会話を、盗み聞きする。 片方が、アルバイト先の居酒屋の制服について、説明している。 「ほらあのさあ、浴衣みたいな感じの」「浴衣って言っても、下はもんぺみたいで」「じじいとかがよく着てる感じのやつ」 (「さむえ」というのだそうです。知りませんでした。神さんに聞いたら知ってました。) ●耳そうじ(130頁) 耳鼻科に行く。耳そうじをしてもらうためである。 (耳鼻科の先生に、「絶対に自分で耳そうじしないでください」「すればするほど、奥に押し込まれてしまうからです」と言われているそうです。) ●来年の目標(93頁) 年賀状を書きながら、来年の目標を考える。二つ、思いつく。 一つは、「よくうがいをする」。 もう一つは、「靴下を裏返しに履かない」。 とても難しい目標だけれど、守れるよう頑張ると、強く決意する。 疲れて難しい本は、読みたくないという時に手に取るといい本かもしれない。 ☆川上弘美さんの本(既読) 「古道具 中野商店」川上弘美著、新潮社、2005.04.01 「東京日記 卵一個ぶんのお祝い。」川上弘美著・門間則雄絵、平凡社、2005.09.23 「此処彼処」川上弘美著、日本経済新聞社、2005.10.17 「夜の公園」川上弘美著、中央公論新社、2006.04.25 「ざらざら」川上弘美著、マガジンハウス、2006.07.20 「ハヅキさんのこと」川上弘美著、講談社、2006.09.29 「真鶴」川上弘美著、文芸春秋、2006.10.30 「風花」川上弘美著、集英社、2008.04.10 (2008年12月2日・記)
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川上さんは相変わらず可愛い。 ポツリとつぶやく言葉が本当に可愛くて可笑しい。 こどもたちまで突然「がってんしょうちのすけ」とつぶやいて、走り出していたのが、可笑しかった。
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空想の混じったエッセイの第二巻 やはり、心情描写が繊細!だけど芯があって倒れないところがいい!書き手の傲慢さがない! 読むと落ち着くので、夜眠れない時とか、混乱期に読む
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-紅白歌合戦を横目で見ながら、年賀状を書く。(中略)除夜の鐘が、どこからかゆがんだ音で聞こえてくる。ポストに年賀状の束を落とすと、しばらくしてから、ぼそ、という音がした- 九月某日 前作『東京日記卵一個分のお祝い。』にはまり、ついつい『東京日記2ほかに踊りを知らない。』を買って...
-紅白歌合戦を横目で見ながら、年賀状を書く。(中略)除夜の鐘が、どこからかゆがんだ音で聞こえてくる。ポストに年賀状の束を落とすと、しばらくしてから、ぼそ、という音がした- 九月某日 前作『東京日記卵一個分のお祝い。』にはまり、ついつい『東京日記2ほかに踊りを知らない。』を買ってしまった。朝風呂しながら読んだらやっぱりはまった。そいえば、東京の正月はいいなあ、と思う。一年の中で、いちばんワタシの「東京」らしい。人がいなくて、車もなくて。いつだったか、雪の晦日に、暇のあまりに、ユニクロに買い物にいった(空いていたユニクロは偉い!)。さんざ悩んで、カシミアのタートルネックを色違いで大人買いして、帰ろうとしたら、いつの間にか大雪で、人っ子ひとりどころか、もはや、タクシーさえ走っておらず、仕方なしに歩いて帰った。二時間以上かかった。家に辿りつく最後の難関はくねくね曲がった細い坂道。坂の裾から見上げると、音のない真っ白な世界に、近所の柚子の実の黄と濃い緑の葉がユラユラしてたっけな...
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これを月曜日の朝の電車で 読んで行ったら、月曜日が 月曜日じゃないみたいに 楽しかった。 帰りももちろん楽しく読みみながら 帰った。
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ゆるゆるエッセイ。 「尾籠な話ですが」と言うタイミングをはかったり、夏休みがおわるのはいやだー、という小学生の遠吠えを聞いたり。 日常のふとした隙間から覗く不思議を見逃さず、虚と実のあわいにふわふわ浮かぶ感じがとても心地よい。
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