お金は銀行に預けるな の商品レビュー

勝間和代【著】

2013/05/26

資産運用というと今まで株しかやってなかったので、きちんと資産運用全般について知識を得ようと読んでみた。その取っ掛かりとしてはとても読みやすくわかりやすい本。知識自体はそれほど得られないが、これからは自分で資産運用せなっという気になる。家計を預かる奥様に読んでいただきたい本。
Mar./2008

追記：May/2013
昔のビジネス書を読み返すのはなかなかに楽しい。すぐに時代と合わなくなるから。これはリーマンショック前の本。そこからデフレ不況が深刻化し、今はアベノミクスで数か月で５０%株価が上がるとジムロジャースも一時撤退する事態に。たった５年だが数あるビジネス書の９９%以上が役に立たなくなるだろう。しかし、この本は時代がまたハマって、今読むとちょうどいいんじゃないか笑？

2013/05/23

金融、特に投資に対する考え方が変わる本。「機会損失」というリスクがあること、何も知らずに資産運用をする恐しさがわかって良かった。金融リテラシーを身につけようと思うキッカケとなった。

2013/05/12

投資とギャンブルとの違いを明確に理解できた。内容的に多くのことがまとめられて、投資の全般的な話から始め方まで、非常によく理解できた。

2013/05/01

ざざっと401kの投資先を決めた後、気が向いて資産運用のお勉強。
図書館の本棚で読みやすい金融資産の解説本を探したら、難解な教授の書籍かギャンブルのすすめの類ばかり。読みたいと思えたのはこのくらい。

この本、いいです。
当たり前のことを丁寧に解説してる。
投資に迷ってる初心者の方は、ぜひ読んでください。
勝間和代は自己啓発本なんて書き散らすより、お家芸のこっち側で輝けばいいのに。この本の漫画化とか、ぜったいいけそう。

株とかデイトレは面白いけど、私は近視的になっていってしまうのです。
べったりその会社や業界に貼り付いていないといけない気持ちになる。
そうじゃなく気軽に運用したくて、年に数回気が向いたときに見直す程度の労力しかかけたくなくて。
少し金融資産を持ってればアンテナ感度があがって勉強にもなるんだよね。
やっぱり投資信託かー、みたいな。
のせられてる？

2013/04/22

著者は当時最年少で会計士補の資格を取得し現在の新日本監査法人を経て
JPモルガンやマッキンゼーなどの外資系企業を経てコンサルタントとして独立。
最近はテレビや雑誌でもご活躍しております。

上記のような経歴から分かる様に著者は金融、投資のプロである事は間違いありません。
そんな著者の初心者向けの資産運用本が本書になります。

昨今では年金問題もとりだたされ
老後の為の資産形成に注目が集まっている事もあり本書はベストセラーとなりました。

本書のキーワードとなるのは「金融リテラシー」です。
あまり聞きなれない言葉ですが意味は「お金に関する専門的知識・読み書き」との事です。

具体的に金融リテラシーの能力とは以下のようなものだそうです。
・金融の役割について直感的に理解できる力
・金融の基本的な理論、特にリスクとリターンの関係を理解する力
・個別の金融商品について、情報を正しく入手する力
・入手した情報の中からコストを見抜く力
・入手した情報の中からリスクを見抜く力
・入手した情報の中から期待リターンを計算する力
・上記を組み合わせて自分にあった資産ポートフォリオを作る力

以上のような７点が金融リテラシーとの事でした。

本書は株式、外貨預金、ＦＸ、デリバティブなど
様々な金融商品について詳しく説明されていて分かりやすかったです。

金融商品の説明以外にも色々な理論を用いて
分かりやすく書かれていて、このような理論があるのかと
理論を知ること、学ぶ事も出来ました。

「自分の資産は自分で守る」というのが本書の言いたい事なんでしょう。

内容的には資産運用の初心者向きですが
現在、資産運用をしている方が読んでも新たな発見があるかと思います。

資産運用の指南本として一度、手にとってみてはいかがでしょう。

2013/02/17

金融リテラシーを身につけるための10のステップ
①リスク資産への投資の意思を固める
②リスク資産に投資をする予算とゴールを決める
ゴール①生活資金の最低6か月～2年分を貯める－20代後半から30代後半まで
リスク資産を月々3万～5万円ずつ積み立てることで、将来的には自分の人生の自由度をある程度確保することができます。
ゴール②　労働収入の10％から30％を金融収入で積み上げるー40代前半以降
③証券会社に口座を開く
投資信託の種類が豊富な証券会社を選ぶ
月々積み立てるタイプや、ノーロード型といわれる、投資信託購入時に手数料がかからないタイプの投資信託の品揃えが豊富な証券会社
注意点：証券会社は顧客になるべく取引を行わせることで収入が上がるので、その点を見きわめなければならない
④インデックス型の投資信託の積み立て投資を始める
キーワード
・ノーロード：買うときに手数料がかからない
・インデックス投信：一定の指数、例えば日経平均とか、ＴＯＰＩＸを基準にして投資を行い、専用のアナリストやファンド・マネージャーを置かない投資信託

1.ＴＯＰＩＸまたは日経平均など、日本株式のインデックス・ファンド
2.日本債券のインデックス・ファンド
3.海外株式のインデックス・ファンド
4.海外債券へのインデックス・ファンド
4分の1ずつ投資

トラッキング・エラーといわれる、インデックスにどれだけ忠実にしたっ型かというエラー率が少ない投信を選ぶ
⑤数カ月から半年、「ながら勉強」で基礎を固める
注意１：日本でのリスク投資に関する情報は、日本国内の株式に極端に偏っている
2：「あなたも30万円を1億に増やせる」といったたぐいの本やメルマガ、講座にだまされない
⑥ボーナスが入ったら、アクティブ型の投資信託にチャレンジ
少しリスクの高い投資信託
ＲＥＩＴ、グロソブ投信、ＢＲＩＣｓ投信など
4分割の発想を忘れない、少し下がったからと言ってアタフタせずすぐに解約しない
⑦リスクマネジメントを学ぶ
分散投資
ドルコスト平均法：毎回、同金額を投資することで、値が高い時期には少しの債券・株式を、値が低い時期にはよりたくさんの債券や株式を自動的に買えるようにする手法
シャープレシオ：高いほどリスクリターンがよく、1を超える資産は、そこそこ優秀
⑧リターンが安定したら、投資信託以外の商品にチャレンジ
ＥＴＦ　ＦＸ
比較的投資単位が大きく、少しの値動きが大きく損益に響くため、いくらまで投資をするのか、どのくらいまでなら損失を許容できるのか、どこで損きりすればいいのか、などについてあらかじめ明確にルールを決めておいた方がいい
⑨応用的な勉強に少しずつチャレンジ
リスク　神々への反逆、株式投資の未来、敗者のゲーム、新賢明なる投資家、投資の科学、ソロスの錬金術、根拠なき熱狂、行動ファイナンス、ジム・クレイマーの株式投資大作戦、投資4つの黄金則
⑩金融資産構成のりバランスの習慣をつける
1～2年に1回程度
値上がりしたものは機械的に減らし、その分を値下がりしたものにまわしたほうが、リターンが安定する

2013/01/20

昔読んだけど再読。
・40代で労働収入の20％を金融資産で積み上げる。
・1〜2年に一度はリバランスをする。統計的に見れば、よいリターンを生んだ資産は次に悪くなるから。

2013/01/05

投資を意識し始めた最初の頃に手にした本です。入門書には非常にオススメです。勝間本キライな人もこの本はいけると思います。

2013/01/04

【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
昔購入した本を読みなおした。
リスク資産の期待値を年率4～6%でシミュレーションしているけど、それはこれからのご時世厳しいかと。その他の部分はごくまっとうなことを言っていると思う。特に日本人の金融リテラシー向上については大賛成。
実は将来、若い人たちの金融リテラシー向上に関われたら良いと思っていたりする。専門家ではなく元一般サラリーマンという形で。

2013/01/01

とても分かりやすく、人生におけるお金の管理の仕方を教えてくれます。投資をするということは、リスクを管理すること。絶対にもうかるということはありません。元金を複数に分けて投資することで、儲かる確率と減る確率を分散させ、最終的にその投資における統計上の収支の平均数字の上がりになることで、少しずつ資産を増やしていくことを教えてくれます。

この本のおわりに書いてある、キッズ・マーケットキャンプ（子供達へ金融について教える講座）の修了式での野中ともよ氏のスピーチが、勝間さんの考え方だと分かりました。この考え方こそが、今の日本人に必要な考え方だと思います。あまり役に立たない教育をしている時間があるなら、この本に書いてあるような、大事な教育をする必要があると思います。