お金は銀行に預けるな の商品レビュー
リスク資産を持たないということは、忙しさの中で、本来その資産を運用していれば得られるであろうお金を放棄していることにもなる=もったいない 安全資産を多く持っているということは、労働に頼らなければならない割合が多い。その結果として問題のひとつが少子化 単純労働において、アジアを...
リスク資産を持たないということは、忙しさの中で、本来その資産を運用していれば得られるであろうお金を放棄していることにもなる=もったいない 安全資産を多く持っているということは、労働に頼らなければならない割合が多い。その結果として問題のひとつが少子化 単純労働において、アジアを始めとする発展の目覚しいほかの国々の安い賃金にはかなわない。 ⇒ 日本でのこれまでの仕事は減っていく そこまでの勉強と努力する時間がない人は、プロが提供する商品の中でしっかりとした人に自分のお金の運用を託すところまでをゴールにすればいい 多少変動があっても、中長期的には勝てる、とその変動に我慢できれば、毎年、最大で数十%の浮き沈みはあるものの、利益を得ることができる ⇒ リスクプレミアム 平均で見た場合でも、リスクプレミアムの方が儲かるわけだから、手数料を払ったとしても、儲かる 株式は、アメリカと台湾のデータでは、どちらも利益が個人投資家から機関投資家へと映っている。 ⇒ 個人が損して、プロが儲かる 自分で運用する=労働、プロに任せる=投資 金利 = インフレ率 + 実質金利 インフレ率=物価の上昇。海外のインフレ率で日本より低いところはない 実質金利=お金を借りたい人と、貸したい人の需要バランスで決まる 日本の物価は統計上、ここ10年は上がってない。一方アメリカは、毎年、約3%ずつ上がっている 銀行は、安い利率の定期預金でお金を集め、それを高い金利の住宅ローンで運用することで経営が成り立っている バブル崩壊後は土地がどんどん値下がりしている 住宅地の値上がり幅は世帯数の需要で決まるため、人口減少が始まった現在、住宅地の大幅な値上がりは期待薄になる 例えばアメリカなど、他国でも同じで、景気というものは、いかに住宅を買わせ、いかに借金を背負わせるかで決まるといっても過言ではない 分散投資は、リスク分散になるので大きくマイナスになることを防ぎ、リターンを確保できるということは理論上からも統計上からも証明されている 個人投資家は、もともと分散して投資を行うことが特徴である投資信託を買うということは、手数料を払っても理にかなっている リターン・リバーサル=急激に上がった金融商品は、急激に下がる可能性が高いのが、統計上証明されている。逆もしかり 資本主義は、「賢くない人から賢い人へお金が流れるしくみ」 ⇒ だから資本主義の根幹をなす金融のしくみを知らなければいけない 住宅ローン、株式も、客(個人投資家)を必要としているのは、損をしてくれる人、つまりカモがいないと銀行、機関投資家が得をできないから 要するに、多くの一般の個人投資家にとっては、プロ並みの知識とスキルを持っているという自身がない限り、手数料を払ってでも投資信託を買うという方法が一番現実的 生命保険は、子供が大学卒業して自立できる年齢に近づくほど、必要な保障金額は小さくていいから、無駄に払ってる人が多い 予測できないから、管理できるのはリスクのみで、リターンは管理できない=だから分散投資が命 一番簡単なリスクマネジメントは、「分散投資」と「ドルコスト平均法」 人間は生の目でお金を見たら使ってしまう傾向があるから、月々の積立サービスを利用して、投資にお金が流れるしくみを作る 金融には、政治と同じように社会を変えうる力がある。投資先を選ぶことによって、積極的に資本主義に関わっていくことができる ⇒ SRI(社会責任投資)は、企業が社会貢献しているか等、財務以外の要素を金融商品の投資に積極的に取り入れようとするしくみ イギリス初のSRI投資信託となったFriends Provident Life and Pensions が運用している Stewardship Trust という投資信託がある つまり、短期的な利益を生んでいる企業でも、長期的に見れば、人や会社、地球に害を与えるようなよう祖を持った企業には投資せず、短期的な利益につながらなくても、中長期的には社会全体をより充実させる方向性を持った企業に投資するという考え方 SRIなら、永続的成功の可能性が高い 投資は、世界中の人々の活動を支えるために、誰かがリスクをとって資金的なサポート(=金融)をするということ。金融はお金儲けのためだけにあるのではなく、私たちの生活をささえ、社会をよりよくするための基盤という観点から、投資に興味を持ってみる リスクをとったことの見返りは、株、投資信託などを通じ、その価値が上がることによってリターンとして必ず報われるようにできている。つまり、資金的なサポートを行う人がいて、初めて私たちの社会は安定した発展が望める 投資の原則は、安く買って高く売る
Posted by
投資信託に興味があったので。ちょっと古い本だったけど参考になる点はとても多かった。 金融リテラシーを身につける手順が具体的に示されていて、「これならできそう」と思わせてくれる内容でした。
Posted by
本書のメインテーマとして金融リテラシーを身につけるためにはどうすればいいのかを明快に語っている。金融リテラシーとは金融に関する情報や知識を単に学ぶだけではなく、そこで与えられたものを批判的に見ながら自己の金融に対する学習を経験として重ねていくことで、金融の情報や知識を主体的に読み...
本書のメインテーマとして金融リテラシーを身につけるためにはどうすればいいのかを明快に語っている。金融リテラシーとは金融に関する情報や知識を単に学ぶだけではなく、そこで与えられたものを批判的に見ながら自己の金融に対する学習を経験として重ねていくことで、金融の情報や知識を主体的に読み解くことができるようになることを指す。資本主義経済にいる私たちは計画的で効率的な資産運用をすることでワークライフバランスを保つことができる。そうした適切な運用をするために「リスク分散」や「タダ飯はない」ことを意識することが求められる。本書ではそれを非常にわかりやすく解説している資産運用の入門書である。もう一度読みたい本だった。
Posted by
この本を読んで、投資信託を始めようと思った。 いつの間にかお金を増やすにはその分働くことが当たり前になっていたけど、お金に働いてもらうことで、自分の時間を作りたいと思うようになった。なんとなく資産運用は難しそうと思って避けていたけど、簡単に始められることが分かって、いいきっかけに...
この本を読んで、投資信託を始めようと思った。 いつの間にかお金を増やすにはその分働くことが当たり前になっていたけど、お金に働いてもらうことで、自分の時間を作りたいと思うようになった。なんとなく資産運用は難しそうと思って避けていたけど、簡単に始められることが分かって、いいきっかけになった。
Posted by
金融リテラシーの低い私なんぞにも理解しやすく書いてある良書! 話のポイントをまとめると、 ★考えなしに貯蓄全てを銀行にお金預けるのは機会損失である、リスク資産の運用が必要! ★投資資金生み出すには、住宅ローン組まない!車持たない!保険は最小限!(これ激しく同意だし既に実践済み、私...
金融リテラシーの低い私なんぞにも理解しやすく書いてある良書! 話のポイントをまとめると、 ★考えなしに貯蓄全てを銀行にお金預けるのは機会損失である、リスク資産の運用が必要! ★投資資金生み出すには、住宅ローン組まない!車持たない!保険は最小限!(これ激しく同意だし既に実践済み、私はさらに共働きなら「片方の収入ですべての出費をまかなって、もう片方は貯蓄投資娯楽費に」を付け加えたい) ★投資は分散して、定期的に継続するのが鉄則(その意味で確定拠出は最大限活用しないとだね)、まずは実践あるのみ カツマーではないけれど、勝間さんのこういう、素人にもわかりやすく説明する文章能力はすばらしい。 本を読むことでどういう知識が得られるか、なにをゴールにするか、あと本の内容は基本知識にとどめさらに詳しく知りたいひとはという形でリファレンスされてる点もよい。 資料作るときとか見習おう。
Posted by
この本を読むことによって金融に興味が出たらと言う考えで書かれているらしいんだけど、この本を読んでも金融に興味が湧かなかった。 確かにリスクなくして見返りはないのは分かるんだけど、10年先は〜20年先は〜と言う考え方をしていると、すごくつまらなく感じる。 だったら自分でビジネスし...
この本を読むことによって金融に興味が出たらと言う考えで書かれているらしいんだけど、この本を読んでも金融に興味が湧かなかった。 確かにリスクなくして見返りはないのは分かるんだけど、10年先は〜20年先は〜と言う考え方をしていると、すごくつまらなく感じる。 だったら自分でビジネスしてた方がお金は増やせるし刺激的だから。 事実を突きつけられ過ぎてつまらない。 金融に興味を出させるならこの本の中でもあった、短期的に儲かった人の本のが裾野は広がると思う。その本にリスクが書かれてなければ危ないけど。 裾野を広げて興味をもたせてそこから自分でリスクマネジメントしていくって形のが、金融を通して社会を良くしていく為には良いのかなと思うんだけどな。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ノーロード」の「インデックス投信」インデックス投信はアナリストやファンドマネージャーを置かない、一定の指数を投資するので信託報酬も安い。 ①TOPIXまたは日経平均など、日本株式のインデックスファンド ②日本債券のインデックスファンド ③海外株式へのインデックスファンド ④海外債券へのインデックスファンド それぞれに1万円ずつ投資を行ってゆく。 但し、②を扱う証券会社は少ない。 6万円ある場合は、残り2万のうち1万を日本の①か②、1万の海外の③か④に。 ・銀行の隠れた手数料。いくらでもサヤが抜け、低金利にできる。 ・住宅を購入する特徴として、これまで住んでいた地域のそばを選ぶ人が多いが、他人が住みたい地域を選ぶこと。例えば「一流大学の周辺」人の出入りがコンスタントにあり、一流大学の親はそれなりの資金力を持っていることが多く、購入後のリスクが低い事、また学生もその周辺を好む事(学生として一度住むと愛着が湧き、卒業後も周辺を選ぶ事が多い)。自治体が良い学校や企業の誘致を熱心に行うのは、街のグレードを上げるため。 ・電車広告は費用対効果が図りにくいため、比較的宣伝費に余裕のある企業によって行われており、見渡してみると、中吊り以外の長期契約が必要な広告については、「住宅」「消費者金融」「教育関係」によって多くのスペースが占められています。費用対効果が分かりにくいにもかかわらず、それだけ使ったとしても儲かるからです。住宅は物凄く儲かる商品なので、住宅メーカー・銀行・税金を徴収する政府、その殆どが我々に早めに住宅ローンを組ませ、住宅を買わせる様に操作していると言っても過言ではないのです。 ・オプション取引の概念が役立つのは、「宝くじ」です。
Posted by
刺激的なタイトルの割に、中身は真面目な金融リテラシー入門。勝間さんはたぶん初めて読んだが、論理的でわかりやすい文章。金融について、わかりやすく書かれている。
Posted by
年金制度が事実上崩壊し、格差が広がっていく中でしっかりとした金融知識を身に付けていくのは重要なこと。 所得を勤労から得られる給料だけに頼るのではなく資産運用によって増やすことでWork&Lifeバランスを良くすることになる。 「金持ち父さん、貧乏父さん」もあわせて読みたい...
年金制度が事実上崩壊し、格差が広がっていく中でしっかりとした金融知識を身に付けていくのは重要なこと。 所得を勤労から得られる給料だけに頼るのではなく資産運用によって増やすことでWork&Lifeバランスを良くすることになる。 「金持ち父さん、貧乏父さん」もあわせて読みたい。 ・金融リテラシーをつける。 ・分散投資せよ。 ・ただ飯のような美味しいものはない ・四分割投資してリスクヘッジ ・ノーロード、インデックスか吉
Posted by
Thu, 11 Sep 2008 金融のイロハを生きていく為にしりましょうという話. 内容的には,投信,国債,株,保険などの話をした上で, 分散投資をしようという. 高校から金融リテラシーをつけろという. 個人的にはこの手には大分,飽きました. 結局,金融ビッグバン後,実経...
Thu, 11 Sep 2008 金融のイロハを生きていく為にしりましょうという話. 内容的には,投信,国債,株,保険などの話をした上で, 分散投資をしようという. 高校から金融リテラシーをつけろという. 個人的にはこの手には大分,飽きました. 結局,金融ビッグバン後,実経済から乖離した金融のちゃぷんちゃぷんした流動性でバブリーになり,個人投資家の金はファンドに抜かれ・ ・・. 生活に根ざした労働と起業(主体的社会参画という広い意味で)を通して,実体経済と社会実態を動かす教育が先でしょうと, シミジミ思う. 国債も その根本にあるのは所得,営業利益が生む税金であり そのもとは株も同じく,労働が生み出す付加価値を交換する経済活動, 取引である. その下には付加価値を生み出す発想があり知的活動がある.それを支える教育,人的交流. さらに根本には,法定果実ではなく天然果実として経済の実の根幹を支える第一次産業がある. その上に光り輝く太陽光と自然,大地がなければ何も始まらないが. もとい, 金融世界が「そこにあるもの」,自然科学の対象であるかのような客体化された波形,として感じる前に, ファンダメンタルズ分析の元となる,財務諸表,そしてその経済活動を整える法体系. この仕組みを理解する方が何倍か重要だと思う. つまり,投資の前に,簿記と労働法,民法あたり,実務の基礎知識を学びましょうや. 金融リテラシーの前に,さすがに会計リテラシー,法律リテラシーだと思う,今日この頃. みんなが,投資家になってどうするんだろう. しかも,分散され,無味無臭化された債権に~. いや,必ずしも株で損したからいってるわけじゃないよ~.ホント. 勝間さん,最近,著書でまくりでノリノリですが,あんまり琴線にはふれないなー.
Posted by
