ウェブ時代をゆく の商品レビュー
今。世の中の変わり目であり、そこに思い切って飛び込むことを薦める作品。"ネットに知恵を預けると利子を返す銀行"とは面白い表現だと思う。"Only the Paranoid Survive"(病的なまでに心配性な人だけが生き残る)や"...
今。世の中の変わり目であり、そこに思い切って飛び込むことを薦める作品。"ネットに知恵を預けると利子を返す銀行"とは面白い表現だと思う。"Only the Paranoid Survive"(病的なまでに心配性な人だけが生き残る)や"Vantagepoint"(見晴らしの良い場所)等といった興味深い言葉がちりばめられている。最後にnet社会と新大陸(U.S.)に共通項を見出して論じている点は新鮮な考え方だと感じた。
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本書から学んだ点は、以下の三点。1.好きを貫く精神 好きなことを貫き通すことこそ、人生の目的。何かを探求し極めることこそ男(女)の本懐である。ネット社会はそれを実現する手段になりえる。Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏はこれの実現者である。 この言葉は、論語の名言「それを知るもの...
本書から学んだ点は、以下の三点。1.好きを貫く精神 好きなことを貫き通すことこそ、人生の目的。何かを探求し極めることこそ男(女)の本懐である。ネット社会はそれを実現する手段になりえる。Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏はこれの実現者である。 この言葉は、論語の名言「それを知るものはそれを好むものに如かず、それを好むものはこれを楽しむものに如かず」に通じる人類不変の真理である。2.オープンソースの成功の陰に「人生をうずめている人」あり。 emacsの著者ストールマンからも高い評価を受ける日本を代表するハッカー石黒邦宏氏の言葉である。オープンソースプロジェクトを成功と失敗とに二分するファクターが、この「人生をうずめている人」がいるかどうかということ。ビジネスにおいても正にそうだろう。私が尊敬するビジネスパーソンもそういう人だった。3.Only the paranoid survive intelの元CEOアンディ・グローブの言葉。paranoidとは病的なまでの心配性。ゴルゴ13の「俺はラビットだから生き延びた。タイガーだったらここにはいない」を髣髴させる。グローブほどの頭脳の持ち主でさえ、こういうことをプラクティスにあげる。強い精神こそ、すべてに優先される最重要事項である。 本書は間違いなく一級品。ソフトウエア開発者のみならず、ネット社会に適応して、知的好奇心を満足させながら生きて行きたい人にお勧めしたい本である。
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"ウェブ時代となった今をどう捉えて、生活をしていくべきなのか? ウェブリテラシー身につけることもその一つ。ウェブリテラシーとは・・・ 1.ネットの世界がどんな仕組みで動いているのかの原理を相当詳しく理解する。 2.ウェブで何かを表現したいと思ったらすぐにそれが実行できる...
"ウェブ時代となった今をどう捉えて、生活をしていくべきなのか? ウェブリテラシー身につけることもその一つ。ウェブリテラシーとは・・・ 1.ネットの世界がどんな仕組みで動いているのかの原理を相当詳しく理解する。 2.ウェブで何かを表現したいと思ったらすぐにそれが実行できるくらいまでのサイト構築能力を身につけている。 3.「ウェブ上の分身に金を稼がしてみよう」となれば、手をさっと動かし、あたらしい技術を取り入れ実験ができる。くらいバーチャル経済圏の仕組みを理解している。 4.ウェブ上にあふれるあたらしい技術についての解説を読んで独学できるレベルまでITやウェブに対する理解とプログラム能力を持つ。 このレベルにいくには相当勉強しないと到達できそうもない。"
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働くということから、人生をどう捉えるかという視点まで現代に生きる社会人ならば考えていく必要のあることをウェブの持つ力(増幅器)というものを一つのキーワードとして考えていく。
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好きを見つけて育てるための思考法(142ページ) 1.時間の使い方の優先順位を変える 2.やめることを決める 3.長期のなりたい自分と短期のなれる自分を意識すること。 けものみちとは、自己ブランディングと言えそう。みんなが進む成功の道から外れて、自分の個性やスキルなどを組み合わ...
好きを見つけて育てるための思考法(142ページ) 1.時間の使い方の優先順位を変える 2.やめることを決める 3.長期のなりたい自分と短期のなれる自分を意識すること。 けものみちとは、自己ブランディングと言えそう。みんなが進む成功の道から外れて、自分の個性やスキルなどを組み合わせて自分だけの価値を出すこと。個人のコモディティ化だけは避けないといけない。 これは、ウェブがあるからこそだと。 自己発信できるし、世界の知にアクセスできる
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この世にこの人がいて良かったとおもう 高速道路とけものみちの概念とか 知らなかったら、けものみちサイドのぼくはきっとわけがわからずカモになりつづけることになる
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9年も前に出された本 だが、自分にとっては十分満足いく内容だった。 「高速道路」と「けものみち」のたとえも興味深く読めた。”群衆の叡智”の考え方は十年前に言われていた“ウェブ2.0”の考え方だ。
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10年くらい前に新聞の紹介で知りました。Rubyのまつもとさんのこと、サバイバルについて書かれているメッセージはずっと心に残っています。
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Only the Paranoid Survive! -by Andy Rubin ネットは個をエンパワーする
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本書では、実際に自分のやりたいことを突き詰めて、新しいみちを歩み、それが結果としてあたらしい職業を作り出した例が紹介されている。その幹となるものは本人の考え方なのだが(本書では、ロールモデル思考法を紹介)、ウェブ時代はそのような生き方を可能にした。 その一言を引用すると、「ネッ...
本書では、実際に自分のやりたいことを突き詰めて、新しいみちを歩み、それが結果としてあたらしい職業を作り出した例が紹介されている。その幹となるものは本人の考え方なのだが(本書では、ロールモデル思考法を紹介)、ウェブ時代はそのような生き方を可能にした。 その一言を引用すると、「ネットは個をエンパワーする。」 これは、決して就職を迎えようとする若者だけに向けた言葉ではない。いまを生きる全てのひとに向けて筆者は問いかけているのではないか。 「いまは、もうこんなことができる世の中だ。さて、あなたは、けものみちを歩く意思があるか?」と。
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