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私の男 の商品レビュー

3.6

604件のお客様レビュー

  1. 5つ

    117

  2. 4つ

    194

  3. 3つ

    169

  4. 2つ

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  5. 1つ

    18

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2014/09/24

なぜか本棚にあったので読んだけれど、泊りに来た妹が読み捨てて行ったということが最近わかった。わたしはそこまででもないなあ

Posted byブクログ

2014/09/15

二人に全く共感出来ないので、ただただグロテスクな二人の関係を遡って知っていく本でした。 最後まで読むと、どちらのせいでもない不幸だと感じます。 最後まで読んで、第1章を読み返しました。 過去を捨てやり直す若さがある花と、もう捨てられない老いがある淳悟が離れるのは必然だと思いまし...

二人に全く共感出来ないので、ただただグロテスクな二人の関係を遡って知っていく本でした。 最後まで読むと、どちらのせいでもない不幸だと感じます。 最後まで読んで、第1章を読み返しました。 過去を捨てやり直す若さがある花と、もう捨てられない老いがある淳悟が離れるのは必然だと思いました。

Posted byブクログ

2014/09/13

読み進めると、殺人や逃亡をまだ経験していないふたりに出逢える。真っ直ぐに淳悟を信じて強く手を握る花の未来が、明るいものであるように感じる。

Posted byブクログ

2014/08/17

イエモンにインスピレーションを得ていると知って納得。 確かに私の知ってるあの世界だ。 花のことを理解できるのは自分の環境のせいだろうと気付いて妙にざわつく。

Posted byブクログ

2014/08/10

父と娘の愛という禁忌の物語なのだが、何故父が娘に執着するようになったのか、娘が父をそこまで受け入れるようになったのはどうしてか、といったあたりがまったく描かれておらず、唐突感が否めない。別にこの相手じゃなくてもいいじゃないか、というような関係性にしか読み取れない。さらに言えば、そ...

父と娘の愛という禁忌の物語なのだが、何故父が娘に執着するようになったのか、娘が父をそこまで受け入れるようになったのはどうしてか、といったあたりがまったく描かれておらず、唐突感が否めない。別にこの相手じゃなくてもいいじゃないか、というような関係性にしか読み取れない。さらに言えば、そこまでお互いに執着していた関係なのに、何故娘が養父から離れたいと思うようになったのか、そこがさっぱりわからない。もうひとつ。北の冬の海の暗さと絶望感が、まったく表現できていない。北の海、という単語が実に空虚に感じる。

Posted byブクログ

2014/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画が面白かったので、原作も読んでみたくなった。原作は主要人物のモノローグで章立てされており、時間をさかのぼる形で進んでいく。それぞれの人物の心情が詳細に記されているので、映画を見てからだと、より面白さが際立つと感じた。原作では淳悟が自分の娘の中に、母親(母性といった方が正しかもしれない)を見出すところがキモになっていると思うが、映画ではそこは描かれていない。

Posted byブクログ

2014/08/03

遡っていく時系列、登場人物それぞれの視点に立たせたチャプター構成がよかった。 一人一人の性格や考え方も際立ってくるし、2人の強い絆と歪んだ関係に引っ張られすぎないように読み進められた。都内にいると、自然環境や土着特有の文化、職業に左右されるといった感覚を覚えない。よくも悪くも育っ...

遡っていく時系列、登場人物それぞれの視点に立たせたチャプター構成がよかった。 一人一人の性格や考え方も際立ってくるし、2人の強い絆と歪んだ関係に引っ張られすぎないように読み進められた。都内にいると、自然環境や土着特有の文化、職業に左右されるといった感覚を覚えない。よくも悪くも育った環境にいかに影響されるか、感じさせられた一冊。

Posted byブクログ

2014/07/30

映画の出来が良かったので、思わず再読。原作は映画とは時間の流れ方が逆だが、あまり気にならないかったということは、映画も成功しているということだろう。究極の親子愛が近親相姦となり、殺人にまで及ぶといういうストーリーであり、性描写もかなり過激だが、ちゃんと文学として昇華していると思う...

映画の出来が良かったので、思わず再読。原作は映画とは時間の流れ方が逆だが、あまり気にならないかったということは、映画も成功しているということだろう。究極の親子愛が近親相姦となり、殺人にまで及ぶといういうストーリーであり、性描写もかなり過激だが、ちゃんと文学として昇華していると思う。映画では淳悟はまだ花に未練があるようだが、原作では見切りをつけたようで、淳悟は消え去ってしまい行く末が案じられる。

Posted byブクログ

2014/07/28

直木賞受賞作、気になっていたので映画化を機に借りてみた。各章ごとに過去へ遡りひも解いて行くので読みやすいが反面次第に内容が薄くなってしまっている感があり物足りない終わり方だった。

Posted byブクログ

2014/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画化。親子。さかのぼっていく。桜庭さんの文章ってそんなに上手じゃないんだな…。でも二人が睦み合うところは妙にしっくりくる。いやらしさよりも必然さというか…どうしようもなさ。それでも絶望よりは幸せがそこにある気もして、よくわからない。

Posted byブクログ