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私の男 の商品レビュー

3.6

604件のお客様レビュー

  1. 5つ

    117

  2. 4つ

    194

  3. 3つ

    169

  4. 2つ

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  5. 1つ

    18

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2014/07/28

なんつーか…想像してたよりアンモラルで重い話だった… でも、少しずつ時間が遡って秘密があかされていく構成は面白かったし、一気に読ませられた。 映画も早く観てみたいな~(*´∀`)

Posted byブクログ

2014/07/24

怖いもの見たさで何とか完読。 暗い、重い、気持ち悪いー。 若い頃のジュンゴは綾野剛、現在のジュンゴは豊川悦司、で脳内再生された。 自分がもし花だったら、ジュンゴのために、受け入れるのかなあ? 可哀相な人、という気持ちは湧くけれど。 怖いくらいの共依存ぶり。 現代版源氏物語だな...

怖いもの見たさで何とか完読。 暗い、重い、気持ち悪いー。 若い頃のジュンゴは綾野剛、現在のジュンゴは豊川悦司、で脳内再生された。 自分がもし花だったら、ジュンゴのために、受け入れるのかなあ? 可哀相な人、という気持ちは湧くけれど。 怖いくらいの共依存ぶり。 現代版源氏物語だなーと思いながら読んだ。 花は結婚して幸せになれるのだろうか? 彼女の抱える闇が深過ぎて、幸せになる気がしないのだけれど。

Posted byブクログ

2014/07/18

とても重くて理解しがたい内容。 終始どんよりとした気持ちのままだったが最後まで読めた。 「カメラ」がこの小説のスパイスになっていたように思う。

Posted byブクログ

2014/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 2008年6月、結婚式を翌日に控えた腐野花が婚約者の美郎、父の淳悟と3人で会食する場面から始まり、結婚し、やがて淳悟は姿を消す。  次の章からは2005年11月、2000年7月、2000年1月、1996年3月、1993年7月と年月をさかのぼって物語は進むなかで露になる淳悟と花 ―― 近親相姦をテーマにした孤独な男とそして女が紡ぐの愛と共犯。  内容(「BOOK」データベースより)から  優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。  家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?  この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―。黒い冬の海と親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった著者の真骨頂。

Posted byブクログ

2014/07/21

なんと退廃的な。 でも、のめり込んで読んでしまった。 おぞましい内容のはずなのだが、時に美しいと感じさせる不思議な魅力がありました。 過去にさかのぼっていく形式だからか、読了感は予想に反して軽やかでした。 途中で読むのを辞めなくて、本当に良かった。

Posted byブクログ

2014/07/05

映画化に伴い興味を持ったので読んでみた。映像化が不可能ということだったが、映倫に引っかかるからというのが真相のような気がしないでもない。 共感できる部分が何もない話で、直感的に生きている親子という印象だ。いっそのこと骨まで退廃的な関係を続けた方がこの親子にとっては健全な事ではない...

映画化に伴い興味を持ったので読んでみた。映像化が不可能ということだったが、映倫に引っかかるからというのが真相のような気がしないでもない。 共感できる部分が何もない話で、直感的に生きている親子という印象だ。いっそのこと骨まで退廃的な関係を続けた方がこの親子にとっては健全な事ではないのかとさえ思えてくる。映画も観ないな。

Posted byブクログ

2014/07/02

震災孤児となった9歳の少女を16歳しか離れていない親戚の男が引き取る話。 物語の構成は、章が進むにつれて過去に遡る。最終章はあたかもハッピーエンドのような雰囲気も醸し出しているけれど、まったくそうではなくて、そこから捻れて何もかもが「欠損」していく始まりが描かれている。 所々...

震災孤児となった9歳の少女を16歳しか離れていない親戚の男が引き取る話。 物語の構成は、章が進むにつれて過去に遡る。最終章はあたかもハッピーエンドのような雰囲気も醸し出しているけれど、まったくそうではなくて、そこから捻れて何もかもが「欠損」していく始まりが描かれている。 所々に描写された性的描写もまったくそそられない。そもそも性的なものなのか判断出来ない。 桜庭一樹さんの作品は初めて読みました。他にも読んでみようかな。

Posted byブクログ

2014/06/30

淳悟と花、2人の関係をリアルで目の当たりにしたら、きっと嫌悪感でいっぱいになるだろう。 でも、その感情の中には、うらやましさ、憧れも含まれているように思う。 こんなに誰かを求め、愛していくことが、自分にはできるのだろうか。

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2014/12/18

桜庭さんの小説は好きだけど、近親相姦リアルドロドロ系(=苦手)だというのは察していたので最後まで読まずにきていた。 賞も獲ったし世間ではこの作品が桜庭一樹の代表作になっているけど、私の好きな桜庭さん成分がこの作品にはとても少ないので、初めて桜庭一樹を読んで、これでもう二度と彼女...

桜庭さんの小説は好きだけど、近親相姦リアルドロドロ系(=苦手)だというのは察していたので最後まで読まずにきていた。 賞も獲ったし世間ではこの作品が桜庭一樹の代表作になっているけど、私の好きな桜庭さん成分がこの作品にはとても少ないので、初めて桜庭一樹を読んで、これでもう二度と彼女の著作は読まない!なんて嫌う人がいないよう祈る。

Posted byブクログ

2014/06/29

映画化されるからと読みましたがなんとも気持ちが悪く、何もかもがすっきりしませんでした。 この方の他の本も手にとってはみたのですが、そちらは途中でやめました。 殺人、花の結婚、淳悟の行方…結局、どうなったんだろう。

Posted byブクログ