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文庫版 百器徒然袋 風 の商品レビュー

4.4

98件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

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2010/06/12

久々に京極作品を読了。 蘊蓄を読むのは嫌いじゃないけど、これぐらいが読みやすい。 このシリーズにおける榎木津の暴走っぷりは、いつも徹底的で、中途半端じゃないから、読んでいてスカッとするなぁ。 それにしても、下僕たちに対するネーミングは神懸かってる。 さすが榎木津。 2010年6月...

久々に京極作品を読了。 蘊蓄を読むのは嫌いじゃないけど、これぐらいが読みやすい。 このシリーズにおける榎木津の暴走っぷりは、いつも徹底的で、中途半端じゃないから、読んでいてスカッとするなぁ。 それにしても、下僕たちに対するネーミングは神懸かってる。 さすが榎木津。 2010年6月12日読了。

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2010/04/26

今回も派手にやってくれます、榎木津礼二郎(笑) 読みながら、頭の中ではずっと探偵の高笑いが響いていました。 こういう百鬼夜行もいいよね。

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2011/05/02

榎木津探偵、相変わらず大暴れ。 やはり本編とは違ってゆるーくかるーく読めます。 一話一話が本編と比べて短めですし。 本島君はどんどん「下僕」となっていますね。 探偵は「雨」での赤ちゃん好きに引き続き、にゃんこが好きなようです。

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2010/04/10

探偵(と書いて神と読む)大活躍。その二。"にゃんこ"って反則だと思うんだ…。 榎さんの破壊神度が前回よりさらにパワーアップ。あと本島君の巻き込まれ具合が凄まじかったです。このまま第二の関口君になってしまうんだろうか…。

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2010/02/20

榎さん!な1冊。本島君の巻き込まれ方がすごい。恐ろしい。もはや第2の関口先生に近い。 最後の話が1番すきです。実は結構照れ屋さんなのかもしれない榎さんが可愛すぎます。 薔薇十字怪盗団には笑いました!

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2010/01/24

とりあえず笑っとけばいいや、というのんきに楽しめる番外編。 本島君の下僕度が日増しに上がっていっていることがしっかりと確認できます。目に見えて京極堂が冷たい冷たい(笑)。 織作家の女中さんまでがまさかの再登場。この調子で私の思慕する久遠寺翁なども出てくる次回作を是非お願いしたいで...

とりあえず笑っとけばいいや、というのんきに楽しめる番外編。 本島君の下僕度が日増しに上がっていっていることがしっかりと確認できます。目に見えて京極堂が冷たい冷たい(笑)。 織作家の女中さんまでがまさかの再登場。この調子で私の思慕する久遠寺翁なども出てくる次回作を是非お願いしたいです。 これでやっと最新刊が読めそうです。といっても手元にないので買わねばなりませんが。 うーんでもどうも次作は榎さんどころか肝心の京極堂の出番すら少ないようなので読む前から寂しく思ったりしています。 登場人物はことさらご老体を好んではいるものの全般に好きなので、いろんな人が活躍するのはとってもうれしいのですが、しかしやっぱり榎さん、そして京極堂が出てきてくれないと物足りなくて仕方ないのですよねー。 数年前に作者が「狂言回しに京極堂を使わなくていいかと思い始めた」というようなことをインタビューで話されているのを読んだのですが、それじゃ寂しいんですよー!!!と強く言っておきたいところです。

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2009/11/19

榎木津さんが破天荒、非常識すぎる。 これを読むと、『姑獲鳥の夏』の榎木津さんがすっごくおとなしく感じてくる。

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2009/10/17

「うはははは!」と、またもやキョーレツ極まりない帯が目印の百器徒然袋第二弾。われらが神、榎木津礼次郎探偵が主役の、愉快痛快勧榎木津懲悪ストーリーです。今回は、「下僕王に俺はなる!」と下僕道をひた走る本島君の葛藤と後悔と下僕っぷりがより前面に押し出されています。ラストではおそらく益...

「うはははは!」と、またもやキョーレツ極まりない帯が目印の百器徒然袋第二弾。われらが神、榎木津礼次郎探偵が主役の、愉快痛快勧榎木津懲悪ストーリーです。今回は、「下僕王に俺はなる!」と下僕道をひた走る本島君の葛藤と後悔と下僕っぷりがより前面に押し出されています。ラストではおそらく益田並みの下僕っぷりを発揮しています。そして、気づいたときには読者である我々も榎木津信者に…なっているようななっていないような。 内容的には、前回同様読みやすくて面白くて、とにかく痛快! 薔薇十字団の中心であるところの中禅寺も大活躍。ところどころニヤニヤできて、何度も読み返してしまいました。 しかし、百器徒然はナンバリングと違ってライトで読みやすく、とっつきやすいとは思うのですが、やはりキャラありきなので先にナンバリングを読むべきなのかなあ、などと思ったり。でもやっぱり最高に面白い。 ようするに榎さんは神です。私も薔薇十字団の皆様と同じ宗派なのでありますッ!

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2009/10/04

副題のままに、風に吹かれる様な爽やかな読後感漂う京極堂サイドストーリーである。 探偵・榎木津礼二郎を主役に据えた破天荒な作品の二作目であり、事件を「破壊」する無茶苦茶な展開は相変わらずである。「笑い」の質は、爆笑からニヤニヤといった感じに移ったと言ったところかな(笑) にゃ...

副題のままに、風に吹かれる様な爽やかな読後感漂う京極堂サイドストーリーである。 探偵・榎木津礼二郎を主役に据えた破天荒な作品の二作目であり、事件を「破壊」する無茶苦茶な展開は相変わらずである。「笑い」の質は、爆笑からニヤニヤといった感じに移ったと言ったところかな(笑) にゃんこにゃんこのにゃんこ尽くしである。 招き猫に始まり、怪盗猫招きなんてのまで登場してしまうのだから読者も唖然である。 三つの短編集から成るのだが、全ての事件を完膚なきまでに粉砕してしまう胸が空く展開である。殴る、蹴る、騙す、泣かす、思いのままなのである。 前回からの積み重ね。「僕」の使い方は巧みである。 最後の手紙なんかはちょっとホロリと来てしまうのだから流石である。 書き殴った字ってのが、もう素敵(笑) お気に入りは、何と言っても「面霊気」である。 再びのにゃんこ押し。照れくさい様な、歯がゆい様な絶妙のラスト。そして。京極夏彦ファンに嬉しいまさかの展開!! 「見覚えがある」 京極堂のこの発言で二つの世界が繋がるのである。 江戸末期、京極堂ですら本物と見まごう程の精巧な仮面を、人を騙す目的で作り「陀羅尼の札」で封印をする。 そんな胡散臭い「御業」を私は一人知っているのである。

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2009/10/09

●2009年7月25日読了 「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の3編。 榎木津礼二郎氏の暴れっぷりの脱帽。 「わはははは。にゃんこ参上だッ!」が大好きw 招き猫に関するお話。 本島くんが誘拐監禁されるお話。 益田くんが泥棒にされるお話。

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