文庫版 百器徒然袋 風 の商品レビュー
五徳猫のお話がお気に入りです。別の外伝のキャラも出てきていてわいわいと、けど最後は少ししんみりとしました。にゃあんこ!
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例年より早い梅雨入りという事でジメっとした気分を粉砕する豪雨もしたたるハイスペック紳士、榎木津礼二郎第2段★ 前作「雨」に続き憂鬱な気候を吹き飛ばす3連作。 どうやら名字だけは覚えて貰えた本島君。またしても榎木津一味に捲き込まれ…(に行ってる!?) 「五徳猫-ゴトクネコ-薔薇十...
例年より早い梅雨入りという事でジメっとした気分を粉砕する豪雨もしたたるハイスペック紳士、榎木津礼二郎第2段★ 前作「雨」に続き憂鬱な気候を吹き飛ばす3連作。 どうやら名字だけは覚えて貰えた本島君。またしても榎木津一味に捲き込まれ…(に行ってる!?) 「五徳猫-ゴトクネコ-薔薇十字探偵の憤然」 劇団京極堂の化け猫捕物帖。マスカマダ・カマスカス君ww 「雲外鏡-ウンガイキョウ-薔薇十字探偵の然疑」 榎さんに挑戦状。閣下に喧嘩売るのは56億7千万年早い(笑) 「面霊気-メンレイキ-薔薇十字探偵の疑惑」 榎木津元子爵サプライズ出演。最後の榎さんの手紙にきゅん♡ 今回は一言でいうと逆恨み。それも榎木津本丸でなく下僕を餌に誘き出す肚だけど、 売られた喧嘩は倍返し!!分かってるのに笑っちゃうのね。続編出ないかなー。 ラジオドラマがあるとの事で今更ながら早速試聴♪ 佐々木蔵之介GJ!超ハイテンションww京極先生のアフレコも巧すぎ!!!!
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一つ目の話で挫折。これ以上は無理。 中編集なのでそこまで長くないはずなのに、めちゃくちゃ長く感じる。
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主人公は調査も捜査も推理もしない探偵・榎木津礼二郎。 「普通に服を着せたような人物」本島君の視点で物語が進められる京極堂シリーズの番外編。 短編集とはいえ、それぞれの話が長編小説1本分くらい長い。 そこが京極先生のすごいところ。 「左手で招く猫は客寄せ、右手で招く猫こそが福寄せな...
主人公は調査も捜査も推理もしない探偵・榎木津礼二郎。 「普通に服を着せたような人物」本島君の視点で物語が進められる京極堂シリーズの番外編。 短編集とはいえ、それぞれの話が長編小説1本分くらい長い。 そこが京極先生のすごいところ。 「左手で招く猫は客寄せ、右手で招く猫こそが福寄せなのだ」というのを初めて知った。 百鬼夜行シリーズほど難しくなく、暗くなく、京極堂が不戯けて榎さんのバカ騒ぎに付き合っているところがすごくおもしろい。 「鍋で煮た蜆のようにパクパクと口を開ける」榎さんの快刀乱麻の大立ち回りは爆笑必至。 「雲外鏡」では「わはははははッ」と毎度のように派手に登場し、「阿呆に見せ場は無理」「珍しく説明してやるから善く聞けよ」と神無月を一喝。 そんな榎さんも、京極堂の言に依れば「榎木津と云う面を被って暮らしてる」のであって、それが証拠に本島君の本名(何か五郎の方がしっくりくるような…)を書いた手紙を送り、「お友達のために厄払いをする」計画を秘かに立ててくれている。 最後まで読むと榎さんの優しさを感じることができ、心がホッと温かくなる。 また、本島君による京極堂の人物紹介「この男、探偵のように奇天烈でもないし、極めて常識人でもあるのだが、変わっていると云う分には五十歩百歩の感がある。何しろ余計なことを何でもかんでも善く知っている。そのうえ弁が立つ。立ち過ぎてまるで怪しい魔術のようである」も正鵠を得ていてわかりやすい。 「あることないこと全部喋ります」と恥ずかしげもなく云ってしまう探偵助手・益田君や、本島君の隣人にして熊のような風貌の紙芝居描き・近藤のキャラもすごくおもしろい。 「一般大衆なんてもんはこの世に存在せんのだ」ってまさにその通りだと思った。 「全編を通して句読点以外のところで文章がページをまたぐような粗雑さは皆無」 たぶん、日本の一流作家でこんな大変な作業をしているのは京極夏彦だけだろう。 「云う」という表記にもこだわりが感じられて好きだ。 「どこに行くんだって誰に会うんだって、素でいいだろうが素で。面被らなきゃいけない理由なんか何もないぞ」 榎さんがとにかく素敵です。
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はぁー面白かった。 やっぱり榎木津礼二郎さんは、豪快だわね☆ 百鬼夜行シリーズを一通り読み終わった後だから、尚更このちょっと軽い感じが、たまらない♪ あの、京極堂こと中禅寺明彦さんでさえ、なんだかちょっと軽めで めちゃくちゃ楽しんでる感じがまたいいのよね~ そろそ...
はぁー面白かった。 やっぱり榎木津礼二郎さんは、豪快だわね☆ 百鬼夜行シリーズを一通り読み終わった後だから、尚更このちょっと軽い感じが、たまらない♪ あの、京極堂こと中禅寺明彦さんでさえ、なんだかちょっと軽めで めちゃくちゃ楽しんでる感じがまたいいのよね~ そろそろ本編が読みたいなぁって感じ。 早く新刊でないかしら?
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いやはやユカイツーカイ娯楽小説ですな。ハチャメチャなのに理路整然としているというのが、なんとも素敵に面白い。それより何より仕掛けも伏線も何もかも破壊してしまう榎木津の暴れっぷりが、ある意味快刀乱麻なのかも知れませんが。 本編より軽く(いや本自体は重いが)読めるので、ただただ笑うの...
いやはやユカイツーカイ娯楽小説ですな。ハチャメチャなのに理路整然としているというのが、なんとも素敵に面白い。それより何より仕掛けも伏線も何もかも破壊してしまう榎木津の暴れっぷりが、ある意味快刀乱麻なのかも知れませんが。 本編より軽く(いや本自体は重いが)読めるので、ただただ笑うのみ。実は変わったことに益田がお気に入りなので、その部分でも楽しめました。
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まさかの凡ミス、榎木津探偵のスピンオフはこれの前に1つあったのにこれを読んでしまった。 それでも十二分に楽しめた。探偵の破天荒な振る舞いはそれはもう痛快で、節々で笑ってしまった。振り回されまくる本島くんは好きなキャラクターだな。そしてラストに表れる榎木津の意外な一面、さらに好きに...
まさかの凡ミス、榎木津探偵のスピンオフはこれの前に1つあったのにこれを読んでしまった。 それでも十二分に楽しめた。探偵の破天荒な振る舞いはそれはもう痛快で、節々で笑ってしまった。振り回されまくる本島くんは好きなキャラクターだな。そしてラストに表れる榎木津の意外な一面、さらに好きになった。粋だよ探偵。探偵になりたい。 京極堂シリーズを読み進めてきた人においては、丁度良い箸休めになるような作品かも。
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電車で読んでは駄目です。笑う。 これの為に百鬼夜行シリーズがあると言っても過言では無い。えのさんの面白さと痛快さは天下一品。 にゃんこだのお腹ぺこぺこのぺこちゃんだだの、この人の言動はもう何でこんなにおかしいんだろう。 気持ちよく読めるし、「僕」に対するツンデレ具合も可愛いし、カッコイイところはカッコイイし、えのさんの魅力満載。
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久しぶりの京極先生の作品。相変わらず榎木津さんは素敵でした。 私は百鬼夜行シリーズをまだ狂骨の夢までしか読めていないので、知らない事件の話題が途中でてきましたが、特に大きな問題もなく大変面白く読みました。このシリーズを順番通り読むときにまた読み返したい。 身勝手なのだけれど榎木津さんの中ではまっすぐ筋が通っていて、いやはや本当に素敵。あとがきにあったラジオドラマ聞いてみたいなー
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