あのころはフリードリヒがいた 新版 の商品レビュー
06.12.2しばらく息ができない読後感。 一般人の目から語られるユダヤ人迫害はその分だけ日常味と残酷さを増す。
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痛い。そして、苦い。 子どもの頃に読んだトラウマの一冊。大人になって読むと、考えるべき事柄が詰まっている。 誰もが加害者になりうる『戦争』の事実。
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児童書 主人公のぼくとユダヤ人の少年フリードリヒ。やせこけ、死んでいった少年のことを、忘れることはできない。
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ドイツ人の「僕」と友人でユダヤ人のフリードリヒの物語です。第二次世界大戦時のドイツが舞台で、教科書に「ベンチ」という一部分が採用されていましたから、知っている方も多いと思います。淡々と語られ、文章もわかりやすいのですが、読み終わって感じる事は決して軽く簡単なものではありません。
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小学生の時、ママに読まされた。その時はいまいち良さが分からず、ただ悲しんでいるだけだった。でも何回も読む度に新しい発見があった。 あのWW?での悲劇。そこには誰もが加害者になりえるという恐ろしさがあった。もう繰り返してはいけないといいながら、その後も世界各地で虐殺の事実が伝えられ...
小学生の時、ママに読まされた。その時はいまいち良さが分からず、ただ悲しんでいるだけだった。でも何回も読む度に新しい発見があった。 あのWW?での悲劇。そこには誰もが加害者になりえるという恐ろしさがあった。もう繰り返してはいけないといいながら、その後も世界各地で虐殺の事実が伝えられている。
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最後のシーン、お願いだからそのドアを開けてー!と叫びそうになる。こんなことが本当におきていたなんて...。絶対に忘れちゃいけないし、伝えていかなくちゃいけないこと。沢山の人に読んでほしい。
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「僕」はドイツ人で両親はナチス党員。友人のフリードリヒはユダヤ人で…と展開が読めてしまうのですが。この話は、加害者の立場に立って書かれています。でも本当に恐ろしいのは戦争がもたらす狂気なのかもしれません。ごく普通の人々が、ごく普通に隣人を迫害して死に追いやっていく。そこに罪の意識...
「僕」はドイツ人で両親はナチス党員。友人のフリードリヒはユダヤ人で…と展開が読めてしまうのですが。この話は、加害者の立場に立って書かれています。でも本当に恐ろしいのは戦争がもたらす狂気なのかもしれません。ごく普通の人々が、ごく普通に隣人を迫害して死に追いやっていく。そこに罪の意識は存在しません。それが日常で、隣人に同情する人々こそが「異常」なのです。苦い物語です。
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ナチス独裁政権下のドイツ。ドイツ人少年の「ぼく」とユダヤ人少年フリードリヒも時代の狂気の中に、否応なく巻き込まれていく。両親の愛に包まれ裕福で幸せに暮らしていたフリードリヒが家族を失い、惨い死に連れ去られるまでが「ぼく」の目で描かれている。
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フリードリヒは主人公と同じアパートに住むユダヤ人の子供。あの頃とはホロコーストの時代。 過激さを増すユダヤ人差別。成長してゆく主人公とフリードリヒ。 子供も大人も読んでおかねばならない本の一冊ではないか。
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