自分のなかに歴史をよむ の商品レビュー
傾聴すべき本。若いうちに呼んでしかるべき。高校生ぐらいが適当か。「判る」ということの意味について、それは自分が代わることであるとの恩師の言葉は重みがある。
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「解るというのはそれによって自分が変わるということ」 「どんな問題をやるにせよ、それをやらなければ生きていけないというテーマを探す」 一人の人間がある時代に生きているとはどういうことか? ⇒ 「人は過去に規定にされ、未来への意思によって規定されながら現在を生きている」 「私たち...
「解るというのはそれによって自分が変わるということ」 「どんな問題をやるにせよ、それをやらなければ生きていけないというテーマを探す」 一人の人間がある時代に生きているとはどういうことか? ⇒ 「人は過去に規定にされ、未来への意思によって規定されながら現在を生きている」 「私たちは過去との真の絆を探し<大いなる時間>の中で生きているという自覚をもつ必要がある」P65 ⇒ 自分の内奥を掘り起こしながら、同時にそれを<大いなる時間>の中に位置付けていく 本を読む・勉強するなどは、それによってどう自分が変わったかまで考えれることによって 初めて習得したといえる。
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「わかるということは、それによって自分が変わるということです。」著者が恩師から受けた言葉である。この言葉を聞いたとき、阿部謹也は身が震える思いだったという。彼と同様、この一文を読んだとき、私も強烈な印象を受けた。果たして、自分は自分が変わったといえるほどの「わかった」経験をして...
「わかるということは、それによって自分が変わるということです。」著者が恩師から受けた言葉である。この言葉を聞いたとき、阿部謹也は身が震える思いだったという。彼と同様、この一文を読んだとき、私も強烈な印象を受けた。果たして、自分は自分が変わったといえるほどの「わかった」経験をしてきただろうか。
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「すごい」の一言。アベキンの存在感に圧倒された。最初の方は、阿部さんの自叙伝という感じだったが、中世ヨーロッパについて語るにつれて、読んでてワクワクした。中高生向けということで、平易な文章で書かれているのも良かった。ただ、書いてあることは分かっても、解かっていないことも痛感させら...
「すごい」の一言。アベキンの存在感に圧倒された。最初の方は、阿部さんの自叙伝という感じだったが、中世ヨーロッパについて語るにつれて、読んでてワクワクした。中高生向けということで、平易な文章で書かれているのも良かった。ただ、書いてあることは分かっても、解かっていないことも痛感させられた。まだ自分と真剣に向き合っていないせいだろう。とはいえ、読後にそういう気持ちになったのは今まであまりなかったし、そういう気持ちにさせてくれた阿部さんには本当に感謝したい。
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