祝山 の商品レビュー
これといった派手さは無く、リアリティを感じる展開と結末に好感が持てました。 文体はブログを読んでいるようで、ちょっと軽すぎる気もしたので、もう少し重い方がより怖かったんじゃないかと思いました。 小中学生でも読めるような読みやすさで、 王道のジャパニーズホラーといった感じ。
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全体的に文章が苦手な感じでした。 無駄に読点が多くて、序盤は読むのがしんどかったです。 また話にしても、特に盛り上がりもないなぁ、と。。。 祝山の旧名が位牌山だったり、小野寺が死んだところは結構読み応えはありました。 ですが特に何も解決せずに終わるので、読んだ後に「これは結局なんの話だったの?」となりました。 ホラー小説でおすすめされていただけに残念です。 【追記】 感想を書いた後に、本作が実体験ベースであることを知りました。その前提で読んでたら星4はつきました。事前に情報を仕入れておくべきでした。。。
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怖いと聞いて読んだけど、特に大きな盛り上がりもなく読了。 読んだ後に「著者の実体験がベースとなって作られている」と知る。 そう考えると最後のオチ、めっちゃ怖い。
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通過儀礼的なニュアンスのある、若い男子のそれならともかく、いい年した男女の「肝試し」というのは何を考えているのか正直理解しがたい行動ではある。作家さんの分身である語り手はそうした手合いに対する嫌悪を隠さないが、怪異に対する敬意を欠くことについては、完全否定を下回るほどの愚行である...
通過儀礼的なニュアンスのある、若い男子のそれならともかく、いい年した男女の「肝試し」というのは何を考えているのか正直理解しがたい行動ではある。作家さんの分身である語り手はそうした手合いに対する嫌悪を隠さないが、怪異に対する敬意を欠くことについては、完全否定を下回るほどの愚行であることを考えれば当然かも知れない。実体験に基づくとされているが、あまりリアルな感じはない。とはいえ、フィクションとしてかなり盛られているんだろうなと思えるエピソードを丁寧に見ていくと、本来のエピソードが透けて見える感じがあって、それがまた怖いんですけどね。
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派手さがない それ故にノンフィクション感が強め 結局何だったんだよというのが正直な感想 ホラーは論理があった方が冷めるのでこの形が正解な気がする フィクションって言ってるがモデルになった事件とか土地とか気になってしまう 全体的に肝試しは愚かというメッセージが強かったので実際に行くとかはしない
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憑き物が実際に出てきていないのにしっかり気味が悪かった 土着信仰特有の気味の悪さ 結局怪異の原因がなんだったのかがしっかり分からずに終わるのもリアル ただ知りたかったという思いもある
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民俗学や山岳信仰の要素が散りばめられた話だけれど、小説としては、もう少しドラマチックだとよかった。怖さとしては消化不良。
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こ、、怖かった。得体の知れないものにぐにゃりと囲まれているような怖さ。実際に幽霊が出てくる訳ではないのに妙に怖い。文調は軽くて明るいのになんでだろう。 肝試しに行ったあとからその人達のまわりで不思議な事が起こるという王道ホラーだけど、作者の加門さんが実際に体験したことの書き下ろ...
こ、、怖かった。得体の知れないものにぐにゃりと囲まれているような怖さ。実際に幽霊が出てくる訳ではないのに妙に怖い。文調は軽くて明るいのになんでだろう。 肝試しに行ったあとからその人達のまわりで不思議な事が起こるという王道ホラーだけど、作者の加門さんが実際に体験したことの書き下ろしホラーということで怖さが増すのかな。派手なことは起きません。だけどそこがまた怖いんだな。 ホラーあるあるだけど、田舎やその地特有の風土的、民族的な事も知れて面白かった。位牌山、祝山。山の名前にもいろんな意味があるのね。 3日で読み終えたけど、2日目の夜中にたまたま目が覚めた時この話のことを考えてしまって怖くて震えました。笑 全体的な雰囲気はどちらかというと明るい感じでテンポも良く、主人公の女性が「この女!」とか「てめえ!」とか言ってかなり口悪く毒付くのも面白かった。明るいのに怖い、不思議な感覚です。
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ものすごく期待して読んだので、期待ほどではなかったのですが、楽しめました。一気に読みました。 読後は、本当の話なのではと感じて怖かった。 矢口さんがリアル…どうなっちゃったの? 私にとっての、初電子書籍です。
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テンポは良いのにじっとり怖いという、なんとも妙なバランスのホラー小説。山が身近な人はより怖く感じるんではなかろうか。
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