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祝山 の商品レビュー

3.2

77件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2018/09/18

昔、パワースポット巡り好きな知り合いが、 その場所の石を持ち帰ったことがあり、 共通の友人からそういったものを持ち帰ると よくないものもついてくるから 返さないといけないと 言われていたのを思い出した。 実際のところ、スピリチュアルとかパワースポットとか あまり興味のない私でも、...

昔、パワースポット巡り好きな知り合いが、 その場所の石を持ち帰ったことがあり、 共通の友人からそういったものを持ち帰ると よくないものもついてくるから 返さないといけないと 言われていたのを思い出した。 実際のところ、スピリチュアルとかパワースポットとか あまり興味のない私でも、日本の風土的に、 なんとなくそこかしこに得体の知れないものが 潜んでいるのではと思ってしまうことはある。 普段の生活でも言うでしょう? 使ったら元あった場所に返しなさい。と。 まあ、この物語の場合は使ってはいけないんだけどね。

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2018/08/08

加門さんの小説を読むのははじめて。エッセイで感じた加門さんらしい人柄の主人公だったので、違和感がなかった。でも、フィクションだとわかってるからか、怖さは感じなかった。

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2018/05/29

ホラーと言ってもリングの貞子とか、呪怨の真っ白な子供みたいな具体的に、ぎゃー!お化け!みたいなものは出て来ない。でも、不気味。 その不気味さは影も形もない、でも確かにすぐ近くまで迫ってきている。という切迫した雰囲気で感じ取れる。だから、不気味だし怖い。人間、影も形もないものは怖い...

ホラーと言ってもリングの貞子とか、呪怨の真っ白な子供みたいな具体的に、ぎゃー!お化け!みたいなものは出て来ない。でも、不気味。 その不気味さは影も形もない、でも確かにすぐ近くまで迫ってきている。という切迫した雰囲気で感じ取れる。だから、不気味だし怖い。人間、影も形もないものは怖い。 そう言う意味では、小野不由美さんの”残穢”に少し似たものがあるのかな?と読後に感じた。 余談で神社の境内に唾吐いたり、遊び半分で心霊スポットに行ってはいけない。

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2017/09/28

文庫書き下ろしなのだそうです。東野圭吾のせいで、「いきなり文庫」にはあまり良い印象がありません。文庫書き下ろしでも、相場英雄の“みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎”なんかは結構楽しく読みましたが、それでもこれらの作家の力量からすれば、もっと面白いものが書けそうで、「そこそこ」な感じ。...

文庫書き下ろしなのだそうです。東野圭吾のせいで、「いきなり文庫」にはあまり良い印象がありません。文庫書き下ろしでも、相場英雄の“みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎”なんかは結構楽しく読みましたが、それでもこれらの作家の力量からすれば、もっと面白いものが書けそうで、「そこそこ」な感じ。だから初読み作家の本作も、ほとんど期待せずに読み始めました。結果、やっぱりそこそこ。(^^; ホラー作家の主人公・鹿角(♀)は、「肝試し」というテーマで執筆中。思うようにはかどらずにいたところへ、疎遠になっていた旧友・矢口(♀)からメールが届く。矢口は職場の仲間たちと廃墟へ肝試しに出かけ、戻ってきてから奇妙なことが起こっているらしく、仲間ともども鹿角に会って話を聞いてほしいと言う。もともと肝試しをはじめとする心霊スポットでのお遊びに否定的な鹿角。馬鹿な奴らの相手などしていられないと断りかけるが、もしかすると執筆のネタにできるかもしれない。鹿角や矢口らと会うことにするのだが……。 ホラー苦手の私でも怖くありません。曰く付きの場所に出かけた若者たちが恐ろしい目に遭う話なら、三津田信三の『のぞきめ』のほうがずっと丁寧だし、重さも怖さも面白さもありました。軽い分、本作は読みやすく、娯楽作品として楽しめるからいいのかも。 何かに取り憑かれたような矢口が意味不明のメールを送ってくるところは、『シャイニング』(1980)で同じ文章をタイピングし続けるジャック・ニコルソンや、『真木栗ノ穴』(2007)で判読不能の文字を書き続ける西島秀俊を思い出して怖かった。でもいちばん怖かったのは、突然毒づく鹿角の心の内だったりして。 娯楽作品として楽しめるなんて言ったら罰が当たるでしょうか。だってこれは著者の実体験が基なのですから。と思うと途端に怖くなるのでした。 映画『真木栗ノ穴』の感想はこちら→http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/b4f9a50c681a618742dc300f27831def

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2017/05/18

怖かったよ〜(号泣)。いや〜、ホラーや怪談はフィクションと思えば普段ならスンナリ読めてたのに、これはフィクションなはずなのに怖かった!しかも、主人公のホラー作家の語り方がどうしても加門先生とだぶるんです。なので余計にこれは実話なんでは!?と思ってしまうほど。ちょうどこれとは別に伝...

怖かったよ〜(号泣)。いや〜、ホラーや怪談はフィクションと思えば普段ならスンナリ読めてたのに、これはフィクションなはずなのに怖かった!しかも、主人公のホラー作家の語り方がどうしても加門先生とだぶるんです。なので余計にこれは実話なんでは!?と思ってしまうほど。ちょうどこれとは別に伝承の迷い家に興味があって調べてたので、山の不思議にはすごく魅了されるのですが、こんな怖い山は嫌だ〜!しかも、昔の警告地名を縁起が悪いと改名されてしまっては、もはや分からんではないか!久々に読書でゾゾっとさせられました。

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2017/02/09

この話はどこまで実話でどこまで怪談か分かりにくい作品なのでかなり好き。知り合いからの狂ったメールが怖い。

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2016/12/28

実体験調で進むホラー。山とか祟りとかツボだらけ。身の回りで起き始める怪奇の元を辿ると、とある山の信仰に結びつく。田舎ドライブが好きだけど、これを読んでから軽々と山に踏み込むのが怖くなった!

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2016/11/08

廃墟に肝試しに行った知り合いから相談を受けた怪談作家が怪異に巻き込まれていくドキュメンタリー風ホラー。忌み地の祟り話というのはよくある話だが、忌み地であるとわかる瞬間はなかなかの衝撃。そして日本のどこにでもありそうな感じが怖い。怪異は派手さはないが、おかしくなっていく関係者の気持...

廃墟に肝試しに行った知り合いから相談を受けた怪談作家が怪異に巻き込まれていくドキュメンタリー風ホラー。忌み地の祟り話というのはよくある話だが、忌み地であるとわかる瞬間はなかなかの衝撃。そして日本のどこにでもありそうな感じが怖い。怪異は派手さはないが、おかしくなっていく関係者の気持ち悪さがリアルでじっくりねっとりと怖い。体験はあくまで主観であり、超常の存在をはっきりさせない姿勢が実話の雰囲気を出していてよい。このあやふやな感じはけっこう好き。主人公の、遊び半分で肝試しに行く人々への嫌悪感とか鬱憤のようなものが強く出ていて説教くさいのは読んでて気になった。

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2016/09/11

うぎゃー舞台を群馬の山にしないでおくれ(笑) 舞台も登場人物も現象も現実とはずらしてらっしゃるそうですが、これはリアルに怖い。 何年か前、那須岳で相方が小さな祠を倒してしまって、慌てて直したんだけれど、下りで2人共すっころんでケガしたからね!  山の神様は侮ったらいかんよ……うう...

うぎゃー舞台を群馬の山にしないでおくれ(笑) 舞台も登場人物も現象も現実とはずらしてらっしゃるそうですが、これはリアルに怖い。 何年か前、那須岳で相方が小さな祠を倒してしまって、慌てて直したんだけれど、下りで2人共すっころんでケガしたからね!  山の神様は侮ったらいかんよ……ううう。

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2016/07/21

ホラー小説で、じわりと怖いものが読みたくて手に取った作品。これは…実体験をアレンジして書かれたものなだけに、怖かった。意識せず偶然起こした行動が、怖い出来事へと巻き込まれて引っ張られていく。そんな現象にぞくりとします。危ない所には遊び半分で行ったらダメ!怖い!w2016.06.2...

ホラー小説で、じわりと怖いものが読みたくて手に取った作品。これは…実体験をアレンジして書かれたものなだけに、怖かった。意識せず偶然起こした行動が、怖い出来事へと巻き込まれて引っ張られていく。そんな現象にぞくりとします。危ない所には遊び半分で行ったらダメ!怖い!w2016.06.21読了。

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