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冷たい校舎の時は止まる(上) の商品レビュー

3.8

661件のお客様レビュー

  1. 5つ

    147

  2. 4つ

    258

  3. 3つ

    175

  4. 2つ

    29

  5. 1つ

    5

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2021/05/09

凍りのくじら、スロウハイツの神様の順に読んできました。ホラー色が急に強くなって驚いていますが、他の作品と同様に物語にかなり引き込まれています。犯人が全然分からない!

Posted byブクログ

2021/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

辻村深月さんのデビュー作。大学受験を控えた高3の冬にクラスの学級委員8人の生徒たちが無人の校舎に閉じ込められるが、学園祭で自殺したクラスメートの名前をどうしても思い出せないことに気付き…という感じの物語。 全然話が進まないんで、途中、挫折しかけましたが、第五章の「おばけなんてないさ」あたりからかなり面白くなってきました☆ ただ、もしかすると読み終わってみたらこのページ数で適切なのかもしれないけど、もうちょっと前半部分をコンパクトにして欲しかったかな^^;。後半部分は文句無しで星4つだけど、前半部分が退屈だったので星3つ。

Posted byブクログ

2021/04/27

こんなに怖い本だとは思わなかった。だってこれがデビュー作なんでしょ? 最初の扉で「はじまして」とご挨拶を受け読み始めたら、主人公(?)と同じ名前。。。どうなってるの?・・・から、犯人(?)が彼女だとなぜかあっさりと思う。でも、どうもそうではないらしい!? 思い出した充、清水、明彦...

こんなに怖い本だとは思わなかった。だってこれがデビュー作なんでしょ? 最初の扉で「はじまして」とご挨拶を受け読み始めたら、主人公(?)と同じ名前。。。どうなってるの?・・・から、犯人(?)が彼女だとなぜかあっさりと思う。でも、どうもそうではないらしい!? 思い出した充、清水、明彦。。。この先どうなっていくのやら。。。後半に続く。

Posted byブクログ

2021/04/22

 辻村深月のデビュー作で第31回メフィスト賞(講談社主催の一般応募から新人賞を決める賞で賞金は無し) 8人の高校生が、雪の降る日に登校してみると自分達しか居ない。しかも、校舎に閉じ込められ外に出られない。著者と同一名の生徒も一緒だ。  二ヶ月前、学園祭の最終日に校舎の屋...

 辻村深月のデビュー作で第31回メフィスト賞(講談社主催の一般応募から新人賞を決める賞で賞金は無し) 8人の高校生が、雪の降る日に登校してみると自分達しか居ない。しかも、校舎に閉じ込められ外に出られない。著者と同一名の生徒も一緒だ。  二ヶ月前、学園祭の最終日に校舎の屋上から飛び降り自殺をした生徒がいた。閉じ込められた生徒と同じクラスだったが閉じ込められたその日に、8人全員がその自殺した生徒の名前が記憶から消えた。  閉じ込められた世界は、一種のホラーだ、あらゆる時計は生徒が自殺した時刻で止まって居り、学園祭最終日に8人が揃って撮った写真には今、生徒7人しか写ってなかった。。。その事からこのなかの8人の内、誰かが自殺したひとりだと想像する。 閉じ込めた目的は、何なのか? この校舎は自殺した生徒の精神世界なのか?  上巻では、自殺した生徒の名前は明らかにならず 各々の生徒が内面に秘めた感情や過去の友人との関係性が詳らかになって行く。  常識の世界を超越した状況なのに生徒達は、冷静に軽口を交わしながら対応しているのに違和感を感じる。また、県下一の進学校で登場人物ほぼ全員が所謂、頭の良い子達で万能高校生の様な表現にも馴染めない。  

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2021/04/06

主要登場人物の深堀りが圧巻。それぞれの人に共感出来る部分があり、自分と重ねて感情移入してしまう。続きが気になって仕方がない…

Posted byブクログ

2021/04/04

モヤモヤする。暗い。何がって、アレが誰だったのか、あの謎がどうなったのか、それがハッキリしてもスッキリしないのが。そういうのが筆者の世界なんだと思うので、それがフィットするかどうかが大事。(下巻も込みの感想)

Posted byブクログ

2021/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻だけの感想。おそらく作品の大筋はわかった。 ホストは角田春子。そして自殺に追いやったメインの人物が辻村深月。 深月は春子にいじめられたかのようにまわりに吹聴しているが、それは深月の話を聞いている側からの話で角田春子視点の語りは一切ない。そして、深月視点も描かれていない。 メンタル不安定かつ、いじめられそうなキャラでミスリードを誘ってこれは上手いなと思った。実は最初「ホストはこの閉じ込められたメンバーの中にいるんじゃないか?」と思ったら、キャラクタ達が自分たちで「僕らのなかに犯人はいるんじゃないか?」と言い始めたので「あれれ?そうなんだ」とちょっと拍子抜けした感覚があったけど、それもミスリードに近いね。読み返してみたけど、わりと僕の予想は確定的で、角田春子が嘘は言ってないし、榊が彼女を「守る」理由もよくわかった。若干表現的にはアンフェアな部分があるとは思うけど、うまいと思った。だから主人公の名前が辻村深月なんだね。なんで作者の名前を作中に入れるのかな、と思ったけど、この話の筋なら結構名付けの理由は理解できる。 ホストが彼らを校舎に閉じ込めたのは「無意識にいじめに加担していたということ」を認識させるため。深月を救うためという大義のために、角田春子という人物に向き合わず、敵と認識したことだよね。だから、彼らは彼女が自殺してもなんとも思わなかった、ショックを受けなかったんじゃないだろうか。それに彼女は復習しようと思った。だから、その犯人のことを思い出した人間は現世へ帰れるんじゃないかな。榊はもともと真実に気づいていたからこそ、教員をやめようと思っていたし、ホストにも呼ばれなかったのだろう。 さて、下巻で飽きたら終わりなんだけど、いまのところそういった大方の予想をもとに読んでも飽きはしない。よかった。 まあ、大筋がここで読み切れたとして作品自体の完成度評価には全く影響受けないので、このままちゃんと突っ走ってくれれば、わりと☆4以上は堅いかな。

Posted byブクログ

2021/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自殺した同級生が誰なのかを自分でも考察していくのが楽しくて読むの手が止まらない。周りの風景などの描写や季節感、校舎の中の妙な静けさ、これらに雪がマッチしていて世界観が好き。

Posted byブクログ

2021/03/24

自殺した同級生が誰なのか分からない、という設定に「名前探しの放課後」と似ていると思ったけれど、読んでみたらもちろんまた違ったストーリー。まず登場人物に「辻村深月」が出てくることに最初の驚き。辻村さんらしいホラー感があって怖い。8人それぞれが抱える闇と、自殺したクラスメイトにどんな...

自殺した同級生が誰なのか分からない、という設定に「名前探しの放課後」と似ていると思ったけれど、読んでみたらもちろんまた違ったストーリー。まず登場人物に「辻村深月」が出てくることに最初の驚き。辻村さんらしいホラー感があって怖い。8人それぞれが抱える闇と、自殺したクラスメイトにどんな関係があるのか、結末が気になる。

Posted byブクログ

2021/03/18

辻村深月さんの作品はほんっとうに面白いです。たくさんのキャラクターがひとりひとり際立っていて、緊迫感があって、ページを捲る手が止まらない!早く下巻を読みたいです!

Posted byブクログ