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冷たい校舎の時は止まる(上) の商品レビュー

3.8

661件のお客様レビュー

  1. 5つ

    147

  2. 4つ

    258

  3. 3つ

    175

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2021/10/19

登場人物が多すぎて読み終わりましたが未だに名前とそれぞれの経験や性格などが一致できずにいます。 (下)ではどうにかして一致させていきたいです、、、 思った以上に内容が怖くてホラー映画を見ているような気分でした 本だけでそれほどのリアルさを感じさせられたのは初めてです

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2021/10/13

辻村ワールドすごろく8コマ目でデビュー作に到達。綾辻行人作「Another」を彷彿とさせるシチュエーションのホラーっぽいテイストがいい感じ。大学受験勉強の最中に原型を書き始めたというだけに、まさに当時の辻村さんの内面が溢れ出たかのよう。多感な高校生のリアルで閉塞感漂う心情心理描写...

辻村ワールドすごろく8コマ目でデビュー作に到達。綾辻行人作「Another」を彷彿とさせるシチュエーションのホラーっぽいテイストがいい感じ。大学受験勉強の最中に原型を書き始めたというだけに、まさに当時の辻村さんの内面が溢れ出たかのよう。多感な高校生のリアルで閉塞感漂う心情心理描写はしつこく感じるほど。前半だけでこのボリュームも作者の圧倒的な熱量と思い入れの強さの結果と思えば納得できる。大学時代、就職を前にして書き上げたという後半はさて…。ちなみに読みながら何気に日付を確認したら10月12日…ちょっとゾクッとした。

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2021/10/03

『ツナグ』はそんなに面白いとは思わなかったけれど、人気作家さんのようなので、違うものも読んでみよう!と挑戦しました。 けれど、やはり私の好みではなかったです。

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2021/09/29

ある日、異空間と思われる雪の校舎に閉じ込められる8人の高校生。共通点は自殺したクラスメートと関係があったこと。この空間の謎を解くために試行錯誤する高校生たちだったが、一人づつ消えていくのだった。 あらすじはこんな感じ。 上下巻あわせて1000ページを超える超大作。今まで読んだ...

ある日、異空間と思われる雪の校舎に閉じ込められる8人の高校生。共通点は自殺したクラスメートと関係があったこと。この空間の謎を解くために試行錯誤する高校生たちだったが、一人づつ消えていくのだった。 あらすじはこんな感じ。 上下巻あわせて1000ページを超える超大作。今まで読んだ小説の中で最も長い。 とにかく長い。 しかし無駄にページ数かせぎのための部分は無く、登場人物の背景を丁寧に描くことで伏線を敷くという高度な技を仕掛けている。伏線が繋がる後半のパートで、何度も脳のシナプスが繋がるような感覚を味わう。なぜこの伏線に気づかなかったか。そう思わせるほど堂々と目の前に置かれた伏線の数々。そして終盤にかけてリンクしていく記憶。 登場人物は全員が過去の罪悪感を抱えて生きている。その罪悪感が事態の解決に向かうモチベーションとなっている。 一人一人の罪悪感を丁寧に描く作者の筆力と言えばいいのだろうか、人間の弱さや矛盾、整合性にこだわる悲しさの描き方が残酷でありながら優しい。 ホラー要素が強いので、本格的なミステリーやサスペンスを期待していると楽しめないかもしてないが、作者の構築した世界観に入りこめる人は間違いなく楽しめる。他の作品でも感じたが、この作者は漫画というフォーマットの方が合っている気がする。

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2021/09/25

辻村深月さんのデビュー小説。雪が降るある日、私立青南学院高校へと普段通りに登校した8人の高校3年生。しかし、学校には彼ら以外に人の気配がなく、なぜか学校に閉じ込められてしまう。5時53分で時計が止まった凍りつく校舎の中で、彼らは2ヶ月前の学園祭の最中に飛び降り自殺したクラスメイト...

辻村深月さんのデビュー小説。雪が降るある日、私立青南学院高校へと普段通りに登校した8人の高校3年生。しかし、学校には彼ら以外に人の気配がなく、なぜか学校に閉じ込められてしまう。5時53分で時計が止まった凍りつく校舎の中で、彼らは2ヶ月前の学園祭の最中に飛び降り自殺したクラスメイトの顔と名前を思い出すことができずにいた。 不思議な世界観のお話で、上巻では創造主である「ホスト」が誰なのか全く予想できませんでした。続けて下巻を読みたいと思います。

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2021/08/28

衝撃のデビュー作。ずっと続きが気になって一気読みした。本当にすごい。激しい描写は苦手だけど、それでも引き込まれてしまう。展開はもちろん、学生時代の息苦しさも丁寧に描かれていて、これは名作。

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2021/08/07

初辻村深月。これがデビュー作とはなかなか。長さを感じさせず一気に読める。続きが気になる。 教育観だったり友人観、いじめだったりと作者の思考や伝えたい事がよくわかる。 さて下巻。どのように進んでいくのだろう。

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2021/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

早く続きが読みたい。 怖いような怖くないような不思議な感情になった。 自殺について描いていて、「ホスト」は何を目的にこんなことを行なっているのか。 ホストは一体誰なのか。 この世界で死んだ人たちはどうなっているのか。(現実世界では生きていると思うが) 下でスッキリと終わって欲しい。

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2021/05/30

自殺したのは誰か気になって気になって一気読み。ホラーは苦手だが辻村さんなら大丈夫だろうとタカを括ってたら、寝る前に読んだ章が1人目が思い出すシーンで想像より怖かった。  他の作品でも思ったが、登場人物の心理描写が嘘くさくなく的確で上手い。 自殺者は意外性と榊に絶対的な好意を持って...

自殺したのは誰か気になって気になって一気読み。ホラーは苦手だが辻村さんなら大丈夫だろうとタカを括ってたら、寝る前に読んだ章が1人目が思い出すシーンで想像より怖かった。  他の作品でも思ったが、登場人物の心理描写が嘘くさくなく的確で上手い。 自殺者は意外性と榊に絶対的な好意を持っていないらしい点から、鷹野と予想。これで深月だった場合、逆に意外性があるかな。気になり過ぎるので、下巻へ。

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2022/03/01

同作者「かがみの孤城」があまりにも素晴らしすぎたので、永遠と本棚の肥やしとなっていた辻村深月作品を読む事に。彼女=と言っても過言ではない(らしい)こちらの作品、なるほど教科書通りの人物紹介「起」の整った文章は原点でもしかり。しっかりワクワクさせてもらいながらページを捲る。 主に...

同作者「かがみの孤城」があまりにも素晴らしすぎたので、永遠と本棚の肥やしとなっていた辻村深月作品を読む事に。彼女=と言っても過言ではない(らしい)こちらの作品、なるほど教科書通りの人物紹介「起」の整った文章は原点でもしかり。しっかりワクワクさせてもらいながらページを捲る。 主に土台作りのこの前編。キャラクターの特徴 特性 立ち位置 が丁寧に綴られている割には個々のキャラが薄い。深月ちゃんとそのかれぴっぴ、ヤンキー少年、そしてやたら破天荒アピールしてくる先生。 主にここら辺しか印象に残らない。充分なのかもしれないが。 謎ルール蔓延る冷たい校舎、ホストとなる顔の無い自殺者、疑心暗鬼となる少年少女達の心情と並行して、着実に不穏へと進んでいく物語。 ここらでやっと各々の個性が光り出し、人物の言動がマッチして来た事により、全てを把握したいマンの私はページを戻す羽目になる。中々先に進めない小説は苦手だ。私の脳内キャパの問題なのだが。 とまぁややテンションゲージは下がっていたものの、これは伏線だと隠す気が全くない気になるワード達がひょこひょこ顔を出してくるので途中放棄をさせてくれません気になりますもの。 ダークでホラーな雰囲気なのに何も起こらないもどかしさでトータル約1000ページのこちらの作品、スローペースで読み進める事となったが、それは前編の終盤で解消され、私の鼻ちょうちんが割れた勢いで後編に続きます。。。( ゚∀ ゚)ハッ!

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