1,800円以上の注文で送料無料

私が語りはじめた彼は の商品レビュー

3.5

250件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    81

  3. 3つ

    86

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    4

レビューを投稿

2022/08/19

NTRである。 だがちょっとまって欲しい。過去の古典作品にはNTR要素がよく出てくるのではなかろうか。しょっちゅう他の旦那の妻を奪ったり。 いやしかし本作では大学教授である。こいつが暇な主婦を捕まえるわけだけど、冴えないオッサンという設定がまたイカす。男性陣から見ればNTR要素と...

NTRである。 だがちょっとまって欲しい。過去の古典作品にはNTR要素がよく出てくるのではなかろうか。しょっちゅう他の旦那の妻を奪ったり。 いやしかし本作では大学教授である。こいつが暇な主婦を捕まえるわけだけど、冴えないオッサンという設定がまたイカす。男性陣から見ればNTR要素としてというか、M要素である。 そんなどうしようもない男どもの様子を見ながら、ハラハラ・ドキドキするのが本作の楽しみ方であろう。 最後の三崎くんのナルシストっぷりも最高である。NTR要素抜群で、家に帰って高校生とやってるところに遭遇するのが吉であろう。

Posted byブクログ

2022/08/17

#読了 普段ラノベ系しか読んでない脳みそには少しきつかった…笑 という訳で読了。 男女のドロドロとした部分をドロドロとさせずに書かれてた気がする 途中から分からなくなってしまったけれど。 登場人物が多いのは相変わらず苦手。

Posted byブクログ

2022/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本を読んだときに唐突に思い出したのは、「桐島、部活やめるってよ」だった。物語の中心である桐島、(私が語りはじめた彼はの場合は村川融)について、周りの登場人物たちの描写からしかわからず、その主観は語られることなく、物語が終わっていく。 それと独特な表現。何かを表現するときの、〜のような〜といったような個性的な表現がとても気になった。三浦しをんさんは女性だそうで、男性視点からの物語だったが、男性の自惚れている様子や自尊心高めな様子、ああ、女性からみた男性はこういう風に考えられている、そしてそれは合っている、と思わざるを得なかった。

Posted byブクログ

2022/05/07

重い。救いもない。 不倫からの家庭崩壊が子どもに落とす陰。 奪い取った妻の座。故に次は奪われるかもしれない立場になり、心からの幸せは得られなかった。

Posted byブクログ

2022/03/03

違和感を抱えつつ読了。読後感は、違和感があった割に不思議とスッキリしてます。最後に村川融本人からみた話があるかと期待してましたが、全て本人に巻き込まれた人々によって語られているのが面白いところであり、この本の魅力だと感じました。

Posted byブクログ

2022/01/04

人間のどろっとした感情が描き続けられ、飲み込まれるように読み終えた。うまいくて面白くて、なのに、その感情を凌駕する気持ち悪さをここまで緻密に美しく描ききれるのがすごい。

Posted byブクログ

2021/11/03

一人の男性の不倫から生じた波紋を 彼に関わる人々をそれぞれ主人公とした六編のオムニバス。 主人公達は波紋に過剰に反応し踠き苦しむ。回避した者も呑み込まれた者もいる。恋人や家族の絆の儚さの冷淡な表現が巧み。 評価が分かれ気味の作品のようですが、各章とも独立した短編として完成している...

一人の男性の不倫から生じた波紋を 彼に関わる人々をそれぞれ主人公とした六編のオムニバス。 主人公達は波紋に過剰に反応し踠き苦しむ。回避した者も呑み込まれた者もいる。恋人や家族の絆の儚さの冷淡な表現が巧み。 評価が分かれ気味の作品のようですが、各章とも独立した短編として完成していること。ラストの家路に含ませた儚い危うい希望が好みで高評価。

Posted byブクログ

2021/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学教授の周りにいる人間たちのそれぞれの生きてきた人生を妻や助手、息子、娘、再婚相手の妻や子などそれぞれのエピソードを重ねて短編の小説の連続となっている。 私には入り込みにくい違和感を覚える小説の連続だった。

Posted byブクログ

2021/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつ、「彼」が出てくるのかしら?と 私の中で「彼」がだんだん形成されつつあったのに、終いまでいってしまった。 「彼」自体は、語ることのないままで終えて、座りの悪さを感じた。まるで、御斎の食事のような。

Posted byブクログ

2021/03/24

1人の男の不倫によって巻き込まれた人達が多い。 自分では気づいてないところで人に影響を与えてしまっている事を肝に銘じた作品だった

Posted byブクログ