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私が語りはじめた彼は の商品レビュー

3.5

250件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    81

  3. 3つ

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  4. 2つ

    22

  5. 1つ

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2009/10/07

女性関係にだらしない教授に関する、その周辺の人々の短編連作。深くて濃くて、人間関係について考えさせられる小説でした。「冷血」がいちばん好き。

Posted byブクログ

2009/10/04

大学教授の川村と彼の身の回りの人間の日常やその胸の内が語られていく話です。 話はとんでとんでとんで最後にまた戻ってくる、と。 この作品で初めて作者の中に存在する『闇』の部分にふれた気がします。

Posted byブクログ

2009/10/04

短編かと思いきや実は1人の男を巡る様々な人たちの生活の話だった。それぞれの人がその男をどう捉えていたか。どうその男と関わっていたか。お互いにどこで関わってきたのか。 三浦しをんを初めて読んだけれども、もっと読んでみたい、って思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

三浦しをん、好きなんだけど・・・ 彼女の作品にしては、とっても大人っぽい作品で。 文はとても上手で立派な作品なんだけど、 彼女らしさが出てなくて私は好きではありませんでした。 色んな作風がかけるということは素晴らしいことだけど、だから「秘密の花園」という作品は好きだけど、 これは...

三浦しをん、好きなんだけど・・・ 彼女の作品にしては、とっても大人っぽい作品で。 文はとても上手で立派な作品なんだけど、 彼女らしさが出てなくて私は好きではありませんでした。 色んな作風がかけるということは素晴らしいことだけど、だから「秘密の花園」という作品は好きだけど、 これはなんか・・・退屈。

Posted byブクログ

2009/10/04

『月魚』『秘密の花園』と読んで、三浦さん3作目。タイトル惚れ。 様々な人間模様の中で、それぞれがそれぞれの視点を語る。一見同じものを見ているようで、実は全く違うものとして皆が真実を捉えている。 私の日常の中にも確実にあるだろうその相違を思って、よりこの物語が恐ろしく思えた。 読み...

『月魚』『秘密の花園』と読んで、三浦さん3作目。タイトル惚れ。 様々な人間模様の中で、それぞれがそれぞれの視点を語る。一見同じものを見ているようで、実は全く違うものとして皆が真実を捉えている。 私の日常の中にも確実にあるだろうその相違を思って、よりこの物語が恐ろしく思えた。 読み始めると止まらない、まるでミステリのような連作小説。

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2009/10/04

一人の男を巡る、様々な人の感情が交錯。家族関係、男女関係を深く覗き込むような、そんな感じ。一人の男を軸として進むオムニバス小説といった趣向でしょうか。私は精神年齢が高校生くらいで止まっているので・・・。高校生の少年が主人公だった話に深く共感してしまいましたよ。あの年代のナイーブな...

一人の男を巡る、様々な人の感情が交錯。家族関係、男女関係を深く覗き込むような、そんな感じ。一人の男を軸として進むオムニバス小説といった趣向でしょうか。私は精神年齢が高校生くらいで止まっているので・・・。高校生の少年が主人公だった話に深く共感してしまいましたよ。あの年代のナイーブな心情とか。三浦しをんの小説は新潮社のが面白いと思う・・・。

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2009/10/07

三浦しをんはこういう普通の文体も書けるのか。。。一人の男に振り回された女達に、振り回される男達の話。各話の時間軸が同じではないことは分かるんだけど、それにしても時系列が良く分からない。何か、こうやって普通の文体で愛の小説なんて書かれてしまうと三浦しをんの個性というものが目立たなく...

三浦しをんはこういう普通の文体も書けるのか。。。一人の男に振り回された女達に、振り回される男達の話。各話の時間軸が同じではないことは分かるんだけど、それにしても時系列が良く分からない。何か、こうやって普通の文体で愛の小説なんて書かれてしまうと三浦しをんの個性というものが目立たなくなってしまったような気もした。。。

Posted byブクログ

2009/10/04

8/27 小説の中だと「格闘するものに…」の次に好きだった。たしかな文章。ボーイズラブ感がなくなればもっと好きかも。生理的に。

Posted byブクログ

2009/10/04

うーん。 読んでいて気持ちのよいものではないです。でも、引き込まれる。 人間関係のどろどろした部分がたくさん出てきます。たった一人の人間の周囲で、多くの人間の感情が渦を巻いている。 それはとても恐ろしいことだと思いました。 実のところ、自分のもつ影響力を正確に理解している人間...

うーん。 読んでいて気持ちのよいものではないです。でも、引き込まれる。 人間関係のどろどろした部分がたくさん出てきます。たった一人の人間の周囲で、多くの人間の感情が渦を巻いている。 それはとても恐ろしいことだと思いました。 実のところ、自分のもつ影響力を正確に理解している人間って、ほとんどいないのではないでしょうか。 それがどんな形であるのか、どんな色であるのか、強大なのか、脆弱なのか。 けれどもとにかく、人間は影響しあってしか生きていけないのだな、と途方に暮れたような気分にさせられた小説でした。 三浦しをんさんは、『風が強く吹いている』のようなキラキラした青春ものも書くのに、こういうどろどろしたのも書く。面白いです。

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2009/10/04

三浦しをんを知り、最も好きな作家のうちの一人になったきっかけの作品。昔単行本で読んだものが、文庫になったので、ついつい買ってしまった。発売日に。初めてこの作品を読んだとき、「私は作家にはなれない!」と実力というものを示された気がした。が、まぁ、三浦しをんの他の作品を読んだ今、なる...

三浦しをんを知り、最も好きな作家のうちの一人になったきっかけの作品。昔単行本で読んだものが、文庫になったので、ついつい買ってしまった。発売日に。初めてこの作品を読んだとき、「私は作家にはなれない!」と実力というものを示された気がした。が、まぁ、三浦しをんの他の作品を読んだ今、なるほど、この文章の装飾が好きなんだな私は。と思った。なんにしろ、好きです。一人の男(村川)と関係のある人々が描かれる連作短編集。LASTに向かう程私好みの作品。「冷血」など、ほとんど村川は関係ない・・・が、主人公の暗闇の中のほの温かい愛の感覚なんぞがすき。

Posted byブクログ