超バカの壁 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
心に残ったワード 「自分に合った仕事」なんかない 仕事というのは社会に空いた穴で、そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる 自分に合った穴が空いてるはず、とかない 最近は穴を埋めるのではなく、地面の上に余計な山を作ることが仕事だと思っている人が多い 老人が「いつまでも生き生きと働く」ことがいいことのような風潮があるが、本当は老人の良い身の引き方、楽しい老後の過ごし方について考えたほうがいい 老人は生き生きしているよりは、イライラせずにニコニコしているほうがいい 極端な言い方をすれば、年をとっても働いていいのは、個人で働いている人だ
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最後の方に、プロとしての原則を持っているか、という話があり、大変共感した。様々な場面で他人に判断を仰がずに即時対応できるかどうかは、自分の中で考え抜いたかどうかによる。
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読者から寄せられる質問等に先生の考えで返している。 新しい知識が入るとかではなく自分がこのテーマで対談したらどうなるだろうと考えながら読んで楽しめた。
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淡々としていて、冷静な文面。解剖学や医学、生物学という点から男女の違いについて書かれている部分は素人でも理解ができて自分にはない視点だったので面白いと思った。
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2003年の『バカの壁』、そして続編の『死の壁』(2004)に続く養老孟司の第三弾。前2作の反響で多くの読者から寄せられた「身の上相談」に対する回答をまとめたもの。「自分に合った仕事とは?」「なぜ女の方が強いのか?」「お金で買えないものはあるか?」などの素朴かつ稚拙な質問に対して...
2003年の『バカの壁』、そして続編の『死の壁』(2004)に続く養老孟司の第三弾。前2作の反響で多くの読者から寄せられた「身の上相談」に対する回答をまとめたもの。「自分に合った仕事とは?」「なぜ女の方が強いのか?」「お金で買えないものはあるか?」などの素朴かつ稚拙な質問に対して、ストレートに回答するのではなく変化球を投げつけ、質問者が自ら考えるように仕向ける手法にはついハマってしまう。今の日本社会は「ものの見方・考え方がどこか変」という思いを念頭に、フリーターやニート・自分探し・男と女・さらには少子化・靖国参拝などなど、日本人が抱える様々な問題の根源を明らかにしていく。
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思考を固定化し、ラクをすると壁(『バカの壁』)の外が見えなくなる。 自分は変わらない、というのは、一見楽なこと(一元論)。でも、壁の向こう側は見えてこない。自分が変わることができれば、自分と違う立場のことは見えてくる。 自分の思い込みを捨てることが学びにつながる。
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自分がバカなのかだろうか、ところどころ解釈が難しい一文あり。ある種の壁を作り分かったつもりになってはいけない。特にスマホなど便利なものを使い始めてから、考えることが自然と面倒になり、頭を使わないことが多くなった気がする。著者の分析する賢い脳にならずとも良いが、頭を使っているなとい...
自分がバカなのかだろうか、ところどころ解釈が難しい一文あり。ある種の壁を作り分かったつもりになってはいけない。特にスマホなど便利なものを使い始めてから、考えることが自然と面倒になり、頭を使わないことが多くなった気がする。著者の分析する賢い脳にならずとも良いが、頭を使っているなという感覚を忘れないように生きていきたい。そして人間のあるべきを追い続けたい。
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いつもながらの語り口。読むひとに多くの気づきをもたらしてくれる。「本気の問題」が印象的。”こちらが本気でやれば自然に良い方向に行く”、”自分に原則があれば困らない”。 ホリエモン、山口周、島田紳助、みんな結局は同じことを違う切り口で言っている。もうほんとそれ。
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「バカの壁」「死の壁」に続く3作目。 私個人で言うと、養老さんの本はこれで4冊目になります。 あとがきで著者本人が述べているように、この本は前2作と同じテーマを例題を変えて述べています。「あ、この話聞いたな」ということが何回かありましたが、それでも飽きないというか、考えさせられ...
「バカの壁」「死の壁」に続く3作目。 私個人で言うと、養老さんの本はこれで4冊目になります。 あとがきで著者本人が述べているように、この本は前2作と同じテーマを例題を変えて述べています。「あ、この話聞いたな」ということが何回かありましたが、それでも飽きないというか、考えさせられるなと感じてしまうところが著者の手腕なのだろうと感じました。 とある知り合いと話している際、「世間の犯罪は男性が多いんだ」ということが話題にのぼり、聞いた当初は(ええっ……そうなのかなぁ?)という感じだったのですが、この本を読んで驚嘆。彼女の言っていたことはある意味正しかったようです。 男性と女性についての話もそうですが、個人的には「イライラする匂い」のところが興味深く、もう少し調べてみたくなりました。 「楽になった」「安心した」と言ってくれる人がいたらうれしい、と著者は言っていますが、私にとっては「面白い」「もっと調べたいことができてくる」1冊でした。
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4-10-610149-1 190p 2006.1.20 ? ○シリーズ化されていると本書に書かれています。私はこの本書がシリーズの中で初めて読みます。この本から読んでも話の内容はわかります。 物事についていろんな考え方や視点があるのだと改めて思いました。
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