悪いうさぎ の商品レビュー
3/15読了。 葉村晶のまたファンになった。どこまでも不運でどこまでもお人好しで、でも可哀想とか哀れな感じがしない。男にモテるかどうかはさておきかっこよさすら感じる。 自分が女子高生の時にこんな先生いたら頼りたいって思うからミチルのような境遇なら尚更そうだろうなって思った。 襲わ...
3/15読了。 葉村晶のまたファンになった。どこまでも不運でどこまでもお人好しで、でも可哀想とか哀れな感じがしない。男にモテるかどうかはさておきかっこよさすら感じる。 自分が女子高生の時にこんな先生いたら頼りたいって思うからミチルのような境遇なら尚更そうだろうなって思った。 襲われた時の、呼吸できるから首は繋がってて四つん這いになれるから手足もまだ繋がってるって考えて、心温まる情報だっていう表現好きで笑えた
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1月から始まった某公共放送の「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」というドラマで、若竹七海という小説家のことも葉村晶というアラサー女性私立探偵のことも初めて知った。一目で恋に落ちた、わけではない。最近流行らなくなった言い方を使うと、「推し」になった。 4人姉妹の末っ子。やっか...
1月から始まった某公共放送の「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」というドラマで、若竹七海という小説家のことも葉村晶というアラサー女性私立探偵のことも初めて知った。一目で恋に落ちた、わけではない。最近流行らなくなった言い方を使うと、「推し」になった。 4人姉妹の末っ子。やっかいな姉から逃れ、転職、転居を繰り返すうち探偵業につくようになった苦労人。頭の回転は速く仕事はできる。なのに、苦労を自ら背負う性分と、何故か要らない「痛い目」に遭うことか多い。今回の葉村晶も、初めての長編に張り切ったわけではなかろうが、冒頭から腹を刺されて、少しずれていたら致命傷だったし右足中足骨二本にヒビも入れている。そのあと何度も痛い目に遭って、生死の境を飛び越えている。TVディレクターの副題の付け方もあながち大袈裟じゃない。 ところが、私は「一生懸命頑張る女の子」にはつい肩入れをしたくなる悪いクセがある。そんなわけで‥‥あ、いや、小説の中身のことを紹介する前に紹介文が終わりそうだが、実はわざとです。女子高生失踪事件に端を発した、やがてとんでもなくあと味悪い事件に鞍替えするお話。言えるのはそこまで。買った時には気がついていなかった、信じて欲しい。TVの「ハムラアキラ」が今現在ちょうど、全7回のうち3回も使って、「悪いうさぎ」を最終回シリーズとして描いている真っ最中なのだ。ヒントのヒの字も喋れなくなっちまった。 だから詳しい紹介はよす。 二兎を追うものは一兎も得ず。 ハムラアキラは私の推しメンになった。今年はシリーズ読破する、とだけ伝えておきましょう。
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ハムラアキラシリーズ3作め。 長編 女子高生の失踪事件からはじまり、様々な事件やトラブルに巻き込まれていく。 後味が悪く狂気に満ちていてトリッキーだった。 それなのに、先が気になりページをめくる手がとまらなかった。 結末は本当に後味が悪くずしりときた。
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この著者の小説は読みづらいなと一作目で思ったけど、本作はそんなことなく面白かった。やっぱり短編が苦手なんだなあ。面白かった!
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1月24日に、シシド・カフカ主演でドラマが始まる。とても期待しているので、原作を読んでおこうといくつか手をつけました。いろいろな形で、主人公は痛めつけられるのですが、回復力がすごい。病んでいる登場人物の人物描写もしっかりして、読みごたえがあります。ますます、ドラマの期待が膨らみ...
1月24日に、シシド・カフカ主演でドラマが始まる。とても期待しているので、原作を読んでおこうといくつか手をつけました。いろいろな形で、主人公は痛めつけられるのですが、回復力がすごい。病んでいる登場人物の人物描写もしっかりして、読みごたえがあります。ますます、ドラマの期待が膨らみます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
葉村晶シリーズ三作目にして初の長編。 今まで短編ならではのキレの良さと後味の悪さのバランスにハマっていたので、長編ではどんな感じなのかと思ったが、想像以上に良かった! 葉村晶シリーズでは、現実世界と同じように時が進んでいるらしく、『プレゼント』のときは20半ばだった葉村晶が30代になっている。この設定も個人的には好きなポイント また、今回は長編ということもあって葉村晶がなかなかにボロボロにされていて、さすがに少し不憫に思った。そんなときも心の中で毒を吐く主人公だからそれでも楽しく読めるのだろうな、、。 最初は登場人物がどんどん出てきて多少混乱したが、読み進めるうちに止まらなくなってのめり込むようにページをめくっていた。 地味に大家の光浦好き。葉村晶との絡みがなんかほっこりする。 肝心の事件の真相はかなりの胸くそでした。でもクセになる〜〜
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うーん。 後味のいい読み応えではないかな。 でもこういった歪んだこともありえるのかという一考にはなった。
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若竹七海はデビュー作の印象が強すぎて、葉村晶シリーズの重たい内容が耐えられん… 本作も前作同様のハードボイルドな女探偵が不撓不屈の大活躍、だが読後感は爽快感は全くなし。しかし悔しいが面白い。ただ肝心のオチは…あまりに突飛すぎないか?
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自分で店頭買いした本。 運の悪い女探偵、葉村晶シリーズの長編もの。 今回はこれでもかというくらい晶が痛め付けられるので、読んでいてハラハラすることが多かった。 冒頭いきなりのとんでもない世良松夫にその祖母。気持ち悪すぎる牛島潤太に、二八会の面々など、登場人物が濃すぎる。 やってる...
自分で店頭買いした本。 運の悪い女探偵、葉村晶シリーズの長編もの。 今回はこれでもかというくらい晶が痛め付けられるので、読んでいてハラハラすることが多かった。 冒頭いきなりのとんでもない世良松夫にその祖母。気持ち悪すぎる牛島潤太に、二八会の面々など、登場人物が濃すぎる。 やってることもとんでもなかった。 まさかの悪いうさぎってそういうこと?という驚愕。 しかし、短編ではなく文庫一冊しっかり読みごたえのある感じがした。 ぜひまた葉村晶シリーズを読んでみたい。
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葉村シリーズ3作目。女探偵ですががっつりハードボイルド展開です。彼女の尊敬すべき点は何があっても後ろ向きにならない所。読んでも読んでも真相に近づいて行っている気がしないし、物凄く酷い後味が待っているんじゃないかと途中で心配になりながらも、先が気になって一気に読みました。最初から気...
葉村シリーズ3作目。女探偵ですががっつりハードボイルド展開です。彼女の尊敬すべき点は何があっても後ろ向きにならない所。読んでも読んでも真相に近づいて行っている気がしないし、物凄く酷い後味が待っているんじゃないかと途中で心配になりながらも、先が気になって一気に読みました。最初から気になっていた題名の悪いうさぎの意味はこの表紙絵からは想像できません。全体にもうちょっと短くても良かったと思いますがそれでもよく計算されていると思います。一見どうでもよいラストの村木から受けた脱力感が後味を和らげてくれた気がします。
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