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悪いうさぎ の商品レビュー

3.6

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2017/08/23

この次から次へと起こるトラブルと不幸。これに皮肉と意地で対抗する探偵。 かの名探偵フィリップ・マーロウを思い出す。 楽しかった。

Posted byブクログ

2017/08/19
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『さよならの手口』の葉村晶が31歳だった頃の物語。 葉村は若い頃から仕事に対してポリシーを持ち、着々と調査をこなしているが、やはりツイてない。 同時に厄介な事件に次々と巻き込まれるのは運命なのか。 今回は家出した女子高校生を連れ戻すというもので、初めは難しくなさそうに思えたが……。 若い頃とあって葉村の感情がよく表れていたように思った。 人となりが分かり葉村ファンとしては嬉しかった。 失敗して落ち込んでも、タダでは起きない根性が良い。 今夜もうさぎの常夜灯のわずかな光の元、安らかに眠れているといいな。

Posted byブクログ

2017/08/16
  • ネタバレ

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葉村晶シリーズ初の長篇。 メインの事件の他に、並行していくつかの事件を解決するパターンの小説はいくつかある。 全然関連のない事件をひょいひょい解決する探偵もいるけれど、葉村晶の場合は、ひとつの事件のやっかいが次の事件のやっかいを連れてきて、5つ6つのやっかい事を抱えながら悪戦苦闘して、最後の最後にドミノ倒しのように事件を解決する。 だから長篇の方が読みごたえがあって面白い。 今回だって、最初の事件で骨折した足を何度踏まれたことだろう。 足を引きずりながら駆け回り、家に帰ってお風呂で丹念にマッサージをして、次の日また踏まれるという…。 つくづくついてない探偵と言ってもいい。 しかも今回は拉致監禁され、自分の弱さと徹底的に向き合わねばならない羽目に陥る 普通は自分の弱さを知ったことで、弱さを乗り越える方向に話すがすすむが、作者は彼女の弱さに追い打ちをかけるように責め立てる。 事件自体も行方不明になった少女、殺された少女、家出したミチル、誰一人救われない。 歪んだ自意識、事なかれ主義、仲間意識など、大人の都合に振りまわされる少女たち。 本当に胸の悪くなるような事件で読むのが辛い部分もあったけれど、葉村晶の行動から目を離すことはできなかった。

Posted byブクログ

2017/07/28
  • ネタバレ

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読んだあと、「あー悪いうさぎ、なるほど」と思った。ゲームの内容はとても嫌なものだった。自分の父がそうでないことを願う(まぁ明らかにお金はない人だけど)

Posted byブクログ

2017/07/09

甘やかされて育ったせいで全く手乗っせられない、ワガママな乱暴者 悪びれず繰り返す結婚詐欺師 連続疾走・殺人事件 スタンスとして、かなり淡々と捜査を進めているところが、プロの探偵らしく、面白かった。 それと、やはり周りの人に助けられながら、捜査していくことで、名探偵も1人ではな...

甘やかされて育ったせいで全く手乗っせられない、ワガママな乱暴者 悪びれず繰り返す結婚詐欺師 連続疾走・殺人事件 スタンスとして、かなり淡々と捜査を進めているところが、プロの探偵らしく、面白かった。 それと、やはり周りの人に助けられながら、捜査していくことで、名探偵も1人ではない、みんなに支えられているありがたさを、強く感じました。 主人公の羽村晶は、運が悪いというか、ちょっと間が悪かったり、押し付けられたりするところはあるが、 自分のことを客観的に見ているし、窮地に陥ったときも、客観的を突き詰めて、逆にポジティブな考え方をしているところが、かっこよかった。 人付き合いが苦手というか、とてもドライなので、 順調な場面ではネガティブに見えるが、 窮地になると逆にポジティブに感じられて、 結果、読後感がなんとも不思議な一冊でした。 ただ、追い詰められたときの精神的な弱さが、ちょっと悔しかった。 もう少し強いというか、タフというか、弱さを前面に出されるのは、ちょっと違和感でした。。

Posted byブクログ

2017/06/23

20170623 確かに後味は良くない。ダイハードを思わせる展開はスリリングで良いのだが少し疲れる。慣れが必要かもしれない。シリーズ物のようなのでつぎを読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2017/05/13
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面白かった、という感想を口にするのが憚られるような後味の悪い事件の真相。 あんな遊びを人間が思いつくこと自体がおぞましい。 ましてや、娘をもつ父親がやることとは思えない。 滝沢喜代志は自分が犯した過ちに最後の最後まで気づいていなかったということなのか…全く同情できないれけど、苦いなぁ。本当に。 あと、村木が葉村じゃなかったという結末も、後味悪かったな(苦笑) というか、なんかもう色々な要素がありすぎて、ちょっとパンク気味。 色々整理しながら読めば良かったな。

Posted byブクログ

2017/04/24

途中からなんと無く。 ヒントを出してくれてた感じで。 逃亡シーンや監禁シーンがちょっと長いかなと感じたけど恐らくは敢えての感。 長めのやつもたまには良いのでしょうな。 好みは短めでサクサクっと。

Posted byブクログ

2017/03/20

女探偵 葉村晶の長編シリーズ。2時間サスペンスを見ているような小説。葉村晶の強さは 孤独のなかで 発揮される。自分との会話から 冷静さを保つシーンが印象的

Posted byブクログ

2017/02/20

相変わらずの葉村の不運!わざとらしくないところがすごい。 しかし今回は本当に肉体的にも精神的にも大変そうでしたが、乗り越えて向かって行くところがかっこいい。でも暑苦しくない。 登場人物の男性の大半がゲスの中、光浦さんは素敵でした。これからも登場してほしい。

Posted byブクログ