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ロミオとジュリエット の商品レビュー

3.7

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    8

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2019/09/17

シェイクスピアの歴史的傑作であろうとも、中世に書かれた戯曲を文庫本で読んで面白いかと謂われると、読み難いし退屈さは否めない。モンタギュー家とキャピュレット家との反目し合う両家の御曹司と御令嬢の悲劇の恋愛物語であるが、以前読んだスティーブン・ピンカー著『暴力の人類史』に「中世の恋愛...

シェイクスピアの歴史的傑作であろうとも、中世に書かれた戯曲を文庫本で読んで面白いかと謂われると、読み難いし退屈さは否めない。モンタギュー家とキャピュレット家との反目し合う両家の御曹司と御令嬢の悲劇の恋愛物語であるが、以前読んだスティーブン・ピンカー著『暴力の人類史』に「中世の恋愛小説の流行が人々の他者共感力を向上させ暴力を減らした」とあった。なるほど『ロミオとジュリエット』も当時の衝撃と現代の評価から察するにひょっとすると人類史に貢献した作品であったのかもしれない。

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2019/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【きっかけ】 ある読書会での課題本だった。 http://dokushokai.blog.fc2.com/blog-entry-200.html 結局、読書会には参加できず。 本作の演劇があったが、それも見に行けず。 【読了日】 不明(2019年4月~5月あたり) 【感想・あらすじ】 行動の行き違いで起こる悲劇。キーパーソンはロレンス神父。彼が今回の行動・ことの顛末をけしかけた人物である。 ロレンス、ジュリエットに仮死の薬を飲むことを勧める。 ↓ 仮死の薬を飲んだジュリエットが本当に死んでいると思ったロミオは短剣で自殺する。 ↓ 仮死から目覚めたジュリエット。目の前でロミオが死んでいるため、自分も短剣で自害する。 ロレンスの計画が二人に伝わっていれば、こんなことにはならなかった。

Posted byブクログ

2018/11/20

新潮文庫のシェイクスピアは全部福田恆存訳なのだと思っていたら、中野好夫だった。なるほどこれか、というような部分があったりして面白かったものの、これ、全部坊さんが悪いのでは? という感は否めない。

Posted byブクログ

2018/10/08

実は読むの初めてだったf^_^; そもそもこれは映像化=舞台化が前提=脚本なので 脳内でしっかり映像化して読むのがよろしいかと。 私の中ではディカプリオとデーンズが舞台を駆けずり回ってました。 今こうして読んでも「これ、ステージで見てみたい!」と思うんだから 国も文化も時間も越え...

実は読むの初めてだったf^_^; そもそもこれは映像化=舞台化が前提=脚本なので 脳内でしっかり映像化して読むのがよろしいかと。 私の中ではディカプリオとデーンズが舞台を駆けずり回ってました。 今こうして読んでも「これ、ステージで見てみたい!」と思うんだから 国も文化も時間も越えるくらいの 何か、普遍性を持った作品なんだろうね。 「名前がなんというのだろう?私たちがバラと呼んでるあの花だって、他にどんな名前になろうとも、甘い香りに変わりないのに("What's in a name? That which we call a rose by any other name would smell as sweet.")」 という、ジュリエットの独白が 最後の2ページでふと蘇ってきて 不覚にも泣きそうになった・・・。

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2018/04/29

モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピュレット家の舞踏会に仮面をつけて忍びこんだが、この家の一人娘ジュリエットと一目で激しい恋に落ちてしまった。仇敵同士こ両家に生れた二人が宿命的な出会いをし、月光の下で永遠の愛を誓い合ったのもつかのま、かなしい破局をむかえる話はあまりにも有名で...

モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピュレット家の舞踏会に仮面をつけて忍びこんだが、この家の一人娘ジュリエットと一目で激しい恋に落ちてしまった。仇敵同士こ両家に生れた二人が宿命的な出会いをし、月光の下で永遠の愛を誓い合ったのもつかのま、かなしい破局をむかえる話はあまりにも有名であり、現代でもなお広く翻訳翻案が行われている。世界恋愛悲劇の代表的傑作。

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2017/11/10

演劇をする上でシェイクスピアは知識に入れておけと言われて読了。 劇曲形式なので最初は戸惑ったが、大筋は理解していたからか意外にもすんなりと読めた。 両家の争いや恋による盲目加減や目覚める一瞬のすれ違いなど色んなすれ違いが生んだ悲劇。

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2017/07/25

急展開の悲劇。あらすじは知っていたものの、こんなに言葉遊びや下ネタが多いとは思わなかった。面白い。ただ1952年の訳なのでもっと現代に寄せた猥雑さのあるロミオとジュリエットが読みたい。難しそう。

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2017/04/09

ロミオは激しい恋をしてジュリエットと結婚するが、1日で破局になりその後死んでしまう。あまりにも可愛そうな話だ。恋は人を夢中にさせるが周りのことが見えなくなってしまうという点で注意しないといけない。人は障害があるとそれを乗り越えようとする。その部分は参考になる。

Posted byブクログ

2017/02/07

舞台はヴェロナ。 敵仇同士のモンタギュー家とキャピュレット家の、情熱的でロマンチックかつ悲しい内容でした。 新装版なのか注訳のおかげで、とてもわかり易く一気読みでした。 卑猥な表現もあれば、シャレもあり、そういう意味では大変楽しめました。 あの「おお、ロミオ。どうして貴方はロミ...

舞台はヴェロナ。 敵仇同士のモンタギュー家とキャピュレット家の、情熱的でロマンチックかつ悲しい内容でした。 新装版なのか注訳のおかげで、とてもわかり易く一気読みでした。 卑猥な表現もあれば、シャレもあり、そういう意味では大変楽しめました。 あの「おお、ロミオ。どうして貴方はロミオなの?」の原文が読めた時、ゾワッとなりました。 ここがあの件か!と。 ロミオとジュリエットの会話は非常にロマンチックで詩的なものがあり気持ちもポッと温まるというか染められるものがあります。 この物語の中で二人の味方は僧ロレンスのみ。 キャピュレット家の掌返しが凄まじく残酷。 たった一日で一目惚れをして猛烈な恋に堕ちたロミオとジュリエットが、たった一日の夫妻であり、一週間で命を落とすという短いようで、長い物語。 舞台で観たら泣いてしまいますね。 名作といわれた名作。 素晴らしい作品です。 シェイクスピアの他の作品も読みたくなりました。

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2017/01/31

先週、「地点」の同名作を早稲田大にて観劇した。独特のイントネーション、繰り返されるパンチライン(追放放!、月曜日でした!)にコンテンポラリーダンス。衝撃を受けてきちんと読むと、未だにきちんと素晴らしい。正統派の劇も見たい。 メモ、ジュリエットは14歳、劇中は一週間足らずで何人も死...

先週、「地点」の同名作を早稲田大にて観劇した。独特のイントネーション、繰り返されるパンチライン(追放放!、月曜日でした!)にコンテンポラリーダンス。衝撃を受けてきちんと読むと、未だにきちんと素晴らしい。正統派の劇も見たい。 メモ、ジュリエットは14歳、劇中は一週間足らずで何人も死ぬ 傷の痛みを知らぬ奴だけが、他人の傷痕を見て嘲笑う。

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