ロミオとジュリエット の商品レビュー
名作なだけはある。 読んで良かった。 引き込まれる文章によって、読み進める手が止まらなかった。単なる小説と違って、演劇感が伝わってきてセリフの迫力が凄い!! かの有名なロミオとジュリエットがバルコニーで逢瀬するシーンや、月の光に照らされてお互いに求め合い、永遠の愛を誓うシーンは...
名作なだけはある。 読んで良かった。 引き込まれる文章によって、読み進める手が止まらなかった。単なる小説と違って、演劇感が伝わってきてセリフの迫力が凄い!! かの有名なロミオとジュリエットがバルコニーで逢瀬するシーンや、月の光に照らされてお互いに求め合い、永遠の愛を誓うシーンはとてもロマンチックだった。何よりも、表現が豊かで重厚で味わい深い。 最後の落ちのストーリーは唐突だったので、ええええ?と驚いた。。。そいえば、ロミオとジュリエットの現代版•ウエストサイドストーリーもそんな感じだったな。詳細は違うけれども。描き方違ってどちらか見てても楽しめます。
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16世紀に書かれた英語の戯曲を1951年の日本語訳で読む(読ませる)こと。作品自体が2022年新潮文庫の100冊に選出されていることに異議はないが、21世紀に生きる中高生に何かを伝える意識が本気であるのなら、中野好夫訳はそろそろ再考が必要だと思う。
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図書館本。#新潮文庫100 敵同士の家に生まれたロミオとジュリエットの悲劇。 ジュリエットのセリフが印象に残っています。 「ああ、ロミオ様、ロミオ様!なぜロミオ様で いらっしゃいますの」68P
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2012年フランス・ニース フィギュアスケート世界選手権。17歳羽生結弦選手の「ロミオとジュリエット」。戦うロミオ様。ニースの奇跡。あのロミジュリが大好きで、繰り返し視聴していた。 14世紀イタリアヴェローナが舞台の恋愛悲劇。こちらは、グローブ版を底本とされているとのこと。(上...
2012年フランス・ニース フィギュアスケート世界選手権。17歳羽生結弦選手の「ロミオとジュリエット」。戦うロミオ様。ニースの奇跡。あのロミジュリが大好きで、繰り返し視聴していた。 14世紀イタリアヴェローナが舞台の恋愛悲劇。こちらは、グローブ版を底本とされているとのこと。(上演座によって幾つかあるのかな?)地口問答と言われる言葉遊びみたいなものや、押韻ふんだんの詩の形式が全編に広がっている。訳者は、はしがきで微力の限りは尽くしたけれども、と遺恨を書き加えている。まあ、日本文学で考えても、江戸時代の物もなかなか理解しづらい。多くの注釈が付けられていて、その内容からも訳者の苦心が感じられる。 すごーく、大変な翻訳だったろうなあと思いますわ。なんですが、私には読み物としては、面白くないです。致し方ない。たぶん、かなりの増版ですし、解説を含めての味わいと資料としての意味合いで、存在価値が高いのでは。 とはいえ、今回、初めて通読したことで、今まで知らなかったことも幾つか知りました。 ○あまり上品でない会話が散在する。これは、笑い をとるところなのかなあ? ○ロミオは、ジュリエットを見る前は、別の女性を好きだった。一目見て、乗り換える。 ○二人の家の仲の悪さは、皇帝派と教皇派との対立からきていて、根は深い ○ジュリエットに求婚していたパリス青年は、イケメンで人格者で財産家で良い人だった。 ○そのパリス青年も、ジュリエットとロミオが死ぬ時、一緒に死ぬ。パリスが一番悲劇かも。 ○多くの若者が死んで、対立に反省して仲良くしていこうね、って感じになる。 以上
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ジュリエットのいる2階の窓辺にて、「どうしてここへ、何のためにいらっしゃったの?」に対し、「こんな塀くらい、軽い恋の翼で飛び越えました。」というキザな台詞が印象的で好き。ティボルトは血の気が多いが憎めない。
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有名な悲劇ゆえに、複雑なストーリーであった。 実は映画を観て原作を読んだのだが、レオナルド・ディカプリオの映画が割と原作に忠実であったことには驚いた。永遠の愛を誓い合ったものの悲しい破局を迎えるとあるが、破局はちょっと違うような気がする。 死んでしまったけれど、彼らの愛は永遠だ...
有名な悲劇ゆえに、複雑なストーリーであった。 実は映画を観て原作を読んだのだが、レオナルド・ディカプリオの映画が割と原作に忠実であったことには驚いた。永遠の愛を誓い合ったものの悲しい破局を迎えるとあるが、破局はちょっと違うような気がする。 死んでしまったけれど、彼らの愛は永遠だったのではないだろうか。
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両家の対立の裏で燃え上がる禁断の恋と怒涛の展開、運命の歯車がほんの少し噛み合っていれば回避出来たはずのすれ違いが両者を悲劇的な結末へと誘う。若く美しい男女を分かつ王道の構成に、スピード感溢れる展開と作家の表現力が合わさった魅力溢れる作品。
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16世紀のお話のため、文章はかなり読みづらい。 が、話しの展開は現代の恋愛ストーリーにも通ずる恋愛の障壁、すれ違いから生まれる悲劇の数々で シェイクスピアらしい物語で楽しめた。
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【読み終わって感じたこと】 時代を超えて人間は争い続け、恋をし続ける。そのメッセージが込められた不朽の名作。2人が出会った時から、お互いが対立する家に生まれたことを悲しんでいた。そして最後まですれ違いの悲劇の連続だった。きっといろんなことが間違っていて、それらを悔やむことしかでき...
【読み終わって感じたこと】 時代を超えて人間は争い続け、恋をし続ける。そのメッセージが込められた不朽の名作。2人が出会った時から、お互いが対立する家に生まれたことを悲しんでいた。そして最後まですれ違いの悲劇の連続だった。きっといろんなことが間違っていて、それらを悔やむことしかできないのが本当に悲しいなと思った。 【印象に残ったシーン】 ロミオが毒薬を飲み、その後ジュリエットが自分の胸に剣を突き刺すシーン。本当に悲しい場面だった。しかし、互いのことを心の底から愛していることがわかるシーンでもあった。 【好きな言葉】 「ロミオ様御自身にかけて、誓っていただきたいの。あなたこそは私の神様、あなたの言葉なら信じるわ」 ジュリエットの言葉。なんたる純愛!神様と言えるほど相手に心酔している様子が窺えた。 【こういう人におすすめ】 ・シェイクスピアの作品が好きな人 ・純愛の物語が好きな人 ・悲劇の物語を読みたい人
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1951年 中野好夫 訳 (およそ1595年前後?の作品) カバー装画 浅野勝美 久しぶりに再読。こんなに展開早かったか。時間的には日曜~金曜までの話。南欧の盛夏、数日で怒涛の展開。さすが何百年と残ってきた物語。この悲劇的展開はやっぱり、どこか美しさを感じるのは何でだろう。若さや純粋・純愛、潔さみたいなところに美を感じるのかな。 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n8467e0ff4d12 絶妙にかみ合わない二人の運命の悲しさよ。「外在的運命の悲劇」ほんのちょっとの差で天国と地獄。でも仮に二人が一緒に生きれたとしても、幸せになれたかどうかは怪しいとは思うが。。。
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