終末のフール の商品レビュー
初伊坂幸太郎 設定はすごく面白そうと思って読み始めたんだけど、なぜか全くページが進まなかった 登場人物に感情移入出来なかったからかな 文体が私には合わなかったのかな 短編集だからそれぞれの主人公は違うバックグラウンドがあるんだけど、なんかどれも似たり寄ったりの話に感じてしまった...
初伊坂幸太郎 設定はすごく面白そうと思って読み始めたんだけど、なぜか全くページが進まなかった 登場人物に感情移入出来なかったからかな 文体が私には合わなかったのかな 短編集だからそれぞれの主人公は違うバックグラウンドがあるんだけど、なんかどれも似たり寄ったりの話に感じてしまった 小惑星衝突とわかって一度は世の中が大混乱だったけど、それがひと段落した、でもまた世界の終わりに近づけばまたそれもぶり返すだろう..って事を何度も作中言ってたけど、その片鱗を感じて見たかった また少し寝かせてから読めば違う感じ方があるかな?
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読了日2010/03 最近、話題の作家。伊坂幸太郎さんの本はどれも図書館で予約殺到! やっとやっと、順番が回ってきました♪ 「終末のフール」「太陽シール」「籠城のビール」「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」「天体のヨール」「演劇のオール」「深海のポール」全7編 一つのマンションを舞台...
読了日2010/03 最近、話題の作家。伊坂幸太郎さんの本はどれも図書館で予約殺到! やっとやっと、順番が回ってきました♪ 「終末のフール」「太陽シール」「籠城のビール」「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」「天体のヨール」「演劇のオール」「深海のポール」全7編 一つのマンションを舞台とした短編集 伊坂さんの本には、必ず心に残る言葉がある。 「深海のポール」の渡部の親父さんの言葉 「恐る恐る人生の山を登って来て、つらいし怖いし、疲れたから、もと来た道をそろそろ帰ろうかな、なんて無理なんだよ」 そして、それを聞いた土屋さんが 「生きる道がある限り、生きろ」「死に物狂いで生きるのは権利じゃなくて義務だ」 そうだ。ただ、頑張って生きていくしかないのだ!! 前だけ向いて突き進むのみ!!
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受け入れがたい事柄について、人々はどのような行動を見せるのか。面白く読ませてもらいました。 繋がっていないようで、繋がっている。 そんな事考えながら読みました。
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わたしは終末ものが苦手なので読むかどうか迷ったけれど、結局おそるおそる読みました。 些細な日常にみえるけど、やっぱりどこか影を帯びていて・・人間味がじわぁってでてきている。 遠くの庭で倒れている男の人をみつけてうきうき駆けだしちゃう女の子のとこがお気に入り!!
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まぁまぁ面白かった。伊坂ワールド独特のシュールな世界観や軽妙洒脱でユーモアのある会話は控えめで、全体的に物静かな印象の物語。特に心に残ったのは”鋼鉄のウール”の章。 「明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?」 キックボクサー苗場の台詞。 ”メメント・モリ”や”カルペ・ディエ...
まぁまぁ面白かった。伊坂ワールド独特のシュールな世界観や軽妙洒脱でユーモアのある会話は控えめで、全体的に物静かな印象の物語。特に心に残ったのは”鋼鉄のウール”の章。 「明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?」 キックボクサー苗場の台詞。 ”メメント・モリ”や”カルペ・ディエム”と同様に、今この瞬間を大切に生きることを示唆してくれる非常に印象深い台詞だ。 人間はなぜか自分だけ特別だと勘違いしている節があると思う。日々、交通事故で亡くなる人たちもいれば、突然末期ガンで余命宣告される人たちもいる。それでもどこか他人事で遠い世界のように勘違いし、自分にはこれまでと同じように必ず明日が訪れると思い込む。まず、今の自分が無事に明日を迎えられること自体がどんなに運が良く幸せなことなのかいうことを理解する必要があるのだろうなと感じる。 日々の生活に忙殺されて、ついつい忘れてしまいがちだが、これを意識して生きることが幸せに繋がるんだろうなぁ。
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小惑星が8年後に衝突し世界が終ると予報された世界。惑星衝突まであと3年というときが舞台である。人殺し、盗み、暴徒がまかり通っている世界の中、8人を主人公とした話である。 考え方も立場も年齢も違う8人と彼らに関わる人が何を思って生きているのか、何を思って行動しているのか。一人ひとり...
小惑星が8年後に衝突し世界が終ると予報された世界。惑星衝突まであと3年というときが舞台である。人殺し、盗み、暴徒がまかり通っている世界の中、8人を主人公とした話である。 考え方も立場も年齢も違う8人と彼らに関わる人が何を思って生きているのか、何を思って行動しているのか。一人ひとり考え方も違い、選んだ選択肢も異なる。 ひとつの話なのに様々な選択の結果、「生きている」野が面白い。 果たしてこの世紀末になったとき、私は何を考えどう行動するのか。考えさせられた。
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2016.10.16読了。 これまでの読んだ伊坂作品のなかでもかなりぶっ飛んだ設定だと。人々は世界の終わりを知った時、色んな形で狂ってしまうのだろうか。俺は日本人の国民性からしてこうはならないと思った。 物語は、それぞれ主人公が違う短編集で、同じマンションの住人たち。各話が少し...
2016.10.16読了。 これまでの読んだ伊坂作品のなかでもかなりぶっ飛んだ設定だと。人々は世界の終わりを知った時、色んな形で狂ってしまうのだろうか。俺は日本人の国民性からしてこうはならないと思った。 物語は、それぞれ主人公が違う短編集で、同じマンションの住人たち。各話が少しずつ繋がっているのだけれど、名前と苗字の使い方で登場人物をぼやかす手法が面白いと思った。
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「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と 八町されて5年後。 秩序崩壊した混乱のんカア、仙台市北部の団地に 住む人々は…。 表題作のほか、「太陽のシール」「籠城のビール」 など全8編を収めた連作短編集。
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初の伊坂幸太郎作品。 ここ最近、ビジネスや自己啓発本ばかり読んで、やや読書疲れしてしまった。 久しぶりに楽しめる読書をしたいと思い、手にとった本。 まさにぴったりで、読んでいて楽しめた。 目次を見てまず、"ハライチ"を連想して笑えた。 数年後に小惑星が地球に...
初の伊坂幸太郎作品。 ここ最近、ビジネスや自己啓発本ばかり読んで、やや読書疲れしてしまった。 久しぶりに楽しめる読書をしたいと思い、手にとった本。 まさにぴったりで、読んでいて楽しめた。 目次を見てまず、"ハライチ"を連想して笑えた。 数年後に小惑星が地球に衝突して滅びる、という状況の中、仙台のとあるマンションの住民を軸に物語が展開する。 8つの短編がオムニバスで描かれており、登場人物が絶妙に絡み合う。 息子を自殺でなくした両親。 子供がほしくてやっと授かった夫婦。 両親を亡くし、父親が残した本を読み漁る高校生。 妹の敵をとるためにアナウンサーを殺しにいく兄弟‥。 地球滅亡の危機をきっかけに、人生が変わってしまった人。 もともと抱えていた問題が浮き彫りとなった人。 様々なタイプの人物が描かれるが、共通するのはどこかいい人。 根っこから悪い人がいないので安心して読める。 『死に物狂いで生きるのは、権利じゃなくて、義務だ』 困難な状況の中、自分たちなりに生きようとする登場人物たちを通して、そんなメッセージが伝わってくる。
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★★★★また夜更かしをしてしまった。伊坂幸太郎作品はグラスホッパー、マリアビートルを読んでからの三作品目。読書初心者の私でも読みやすい文章。ハズレがない。鋼鉄のウールが印象に残る。「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」終末が訪れる時には苗場さんの生き方を真似したい。
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