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終末のフール の商品レビュー

3.8

713件のお客様レビュー

  1. 5つ

    160

  2. 4つ

    281

  3. 3つ

    209

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    7

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おすすめです。

小惑星の墜落で、8年後に地球は滅びる。と発表されてから5年後の世界。あと3年で何もかも終わってしまう、となった時……人はどうやって「日常」を過ごすのでしょう。自分だったら?を想像しながら読む連作短編集。

abtm

2024/08/13

凪良ゆうさんの「滅びの前のシャングリラ」読了後に読んだ。こちらは残り1ヶ月、ではなく残り8年(現在残り3年)だ。もはや残り1ヶ月よりもつらいかもしれない。何より残りの時間をどう過ごすか、そこが難しいところだろう。したいことができる時間はあるが、それが本当にしたいことなのか、残され...

凪良ゆうさんの「滅びの前のシャングリラ」読了後に読んだ。こちらは残り1ヶ月、ではなく残り8年(現在残り3年)だ。もはや残り1ヶ月よりもつらいかもしれない。何より残りの時間をどう過ごすか、そこが難しいところだろう。したいことができる時間はあるが、それが本当にしたいことなのか、残された時間を削ってまでする価値があるのかということも同時に考えてしまう。 それでも私は、いつもと変わらない日常を送りたい。いや、逆なのかもしれない。 日常を、"3年後終わってもいい"と思えるものにしたい。 果たして今私は、あと何年生きられると思って生きているのだろうか。

Posted byブクログ

2024/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「太陽のシール」は子どもを持つ親として考えさせられ、胸が詰まった。 全体的には物語の設定が昔見た深夜ドラマと被ったせいか、物語に入り込めず、登場人物も覚えられず、最後は流し読みして終わりにした。残念。 時間をあけて再読しようと思う。

Posted byブクログ

2024/05/31

世界が終末を迎える前の、ある1人の人生だったり家族のお話しだったり、切なくも楽しく読み終えました(^^) どれも面白かったけど、『太陽のシール』、『冬眠のガール』、『演劇のオール』がお気に入りです! 結局小惑星は落ちなかったっていうオチだったらいいなぁと思いました。

Posted byブクログ

2024/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編小説はあまり好まないが、中間ぐらいから色々つながってきてのめり込んでいった。 苗場さんかっこいい。 明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか? あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか? できることをやるしかないですから 私はあと何年生きるつもりの生き方をしているんだろう?

Posted byブクログ

2024/03/30

伊坂幸太郎さんの本は別々の話の登場人物がどこかで関わっていたりして面白いです。 小惑星の衝突が間違いだといいなと思いながら最後まで読みました。 個人的には「演劇のオール」が1番好きです。

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2024/01/28

「あと3年でみんな死んでしまう世界で人はどう生きていくのか」という設定のお話。8つの短編から成っているので、少しずつ読み進めて楽しめました。 「どんな悲惨な状況であっても人はそれでも生きていく」というメッセージがじんわりと心に響く作品でした。

Posted byブクログ

2023/10/26

終わりかけている世界だけど、とても優しい話。 「許す」という言葉がどの話にも出てきてキーワードとなっていた。 許す、許さないじゃないという考え方が気に入っている。 あと約3年、という時間は短いようでいて意外と長くて、その中で登場人物達がどう生きていくのか気になった。

Posted byブクログ

2023/10/24

「惑星が地球に衝突し人類は滅亡する」。そんな世紀末の様相を呈した日本を舞台にした8人の連作短編集。伏線などは見事に回収され、それぞれが見事につながっていくのは小気味よい。エンタメとしても十分な作品。

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2023/10/24

8年前、小惑星が衝突すると報道があり世界中が荒れた。 それから5年。衝突まで3年となった仙台の「ヒルズタウン」が舞台の短編集。 短編と言いながら伊坂作品にありがちなすべてがつながっている。 土屋の「俺は3年後に小惑星が衝突して人類が滅亡するのを「やった!」と思った」というエ...

8年前、小惑星が衝突すると報道があり世界中が荒れた。 それから5年。衝突まで3年となった仙台の「ヒルズタウン」が舞台の短編集。 短編と言いながら伊坂作品にありがちなすべてがつながっている。 土屋の「俺は3年後に小惑星が衝突して人類が滅亡するのを「やった!」と思った」というエピが秀逸。

Posted byブクログ