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終末のフール の商品レビュー

3.8

713件のお客様レビュー

  1. 5つ

    160

  2. 4つ

    281

  3. 3つ

    209

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    7

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2023/10/20

連作短編。全部で8話。 8年後に小惑星がぶつかって世界が滅亡するという設定。 私の場合、1話読み終わるのに1時間かかった。 休憩をとりやすかった。 次の2話が気になる!といったことはないので全体的にゆっくり読んでいったかな。 登場人物たちが色々出てくるので前のお話では名前が分か...

連作短編。全部で8話。 8年後に小惑星がぶつかって世界が滅亡するという設定。 私の場合、1話読み終わるのに1時間かかった。 休憩をとりやすかった。 次の2話が気になる!といったことはないので全体的にゆっくり読んでいったかな。 登場人物たちが色々出てくるので前のお話では名前が分からなくても次の章で分かったりして、それは楽しめるけどしんどかったかも。(笑)始めはメモをとって登場人物の整理をしていたけど途中からそれもだるくなってしまった(自分のやる気の問題…笑) 伊坂幸太郎さんの作品は短編より長編が自分に合っているのかも。 前半の4つのお話はメモをとりながら読んだので楽しめた。 とくに2話"太陽のシール"に出てくる夫婦の出会い方が素敵だなって思った。 いちばん嬉しかったのは中学生の頃に見てしまったホラー映画がメンションされたこと! 「壁の中に誰かがいる」という映画で、お化け屋敷の話かなと思ったけど、全然思ってたのと違って衝撃だった。

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2023/05/13

世界が終わることを想像しなが読んだ。自分だったら何をしよう。今生きていることのありがたさや、当たり前への感謝、疑い、読み終えた後にさまざまな考えが頭をよぎった。不思議な感覚に包まれるそんな作品でした。

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2023/05/07

3年後に隕石が地球に衝突し人生が終わるとして、過去現在未来の捉え方、生きることについて8つのストーリーで、それぞれの意思が書かれていました

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2023/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界があと3年で終わるとしたら… その状況下に置かれたそれぞれの人たちの生活や今までの人生を8つのストーリーに分けて構成されており、そして登場人物それぞれが少し縁がある。 心がふわっと温まる話もあれば、ちょっと切ない話もあり、読みながらもし自分が当事者になったらどんな3年間を過ごすのだろうと考えてしまった。 作中、初めの頃は暴動や殺人があったという話も実際こんなことになったら有り得そうだと思ったし、これがリアルだったらと思うと怖い。 でもそんななかでも逞しく生きる人々や新しい生命と向き合う人たちの想いが上手く描かれていて面白かった。 この中で特にお気に入りの話は『演劇のオール』かな。 『天体のヨール』は一番悲しく、切なかった。

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2023/04/08

地球最後の過ごし方,生きる意味を探す 1.娘は兄を追い詰めた父を許せるか 2.諦めていた夫婦に妊娠発覚 3.兄弟が妹の復讐,予期せぬ展開 8.生きられる限り,みっともなくても生きる

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2023/01/15

小惑星の衝突により8年後に人類が滅亡すると発表され、大半の人々は暴徒化し、自殺し、何かに縋ろうとする。 本作の主人公達は衝突まで残り3年の世界で、現実と向き合い、人生を見つめ直す。 それぞれの話が少しずつ繋がってるのも伊坂作品らしく面白かった。 ありそうな無さそうな絶妙の設定で...

小惑星の衝突により8年後に人類が滅亡すると発表され、大半の人々は暴徒化し、自殺し、何かに縋ろうとする。 本作の主人公達は衝突まで残り3年の世界で、現実と向き合い、人生を見つめ直す。 それぞれの話が少しずつ繋がってるのも伊坂作品らしく面白かった。 ありそうな無さそうな絶妙の設定で、現実で考えると恐ろしすぎるが… 自暴自棄になるのか日々を生きるのか…なるべく後者でありたいと思う。

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2022/12/31

8年後に世界が終わる…となったらどうしよう? それは色々あるだろうけど自分では見当もつかない。ここに出てくる人たちに自分や周りの人たちを当てはめてみるのも面白いかも?…などと思いながら楽しく読めました。 本の帯に書かれていたもの『鋼鉄のウール』より… 『明日死ぬとしたら、生き方...

8年後に世界が終わる…となったらどうしよう? それは色々あるだろうけど自分では見当もつかない。ここに出てくる人たちに自分や周りの人たちを当てはめてみるのも面白いかも?…などと思いながら楽しく読めました。 本の帯に書かれていたもの『鋼鉄のウール』より… 『明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?』 これは刺さりました。

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2022/11/10

数年後、惑星が地球に衝突して人類滅亡する予定。 それまでどー生きていくか、みたいなお話し? 結構ほのぼの読めました。実際どーなるんだろぉ 混乱の後、皆さん結構達観した感じな展開でした。

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2022/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3年後に地球に小惑星が衝突する前の人々。馬鹿という方が馬鹿なんだよ、お父さん。「終末のフール」冨士夫くんと美咲さんの子供がこれから生まれる「太陽のシール」妹が自殺した原因となったマスコミに仕返しするためにきた兄弟。「籠城のビール」父の蔵書を読んでた「冬眠のガール」「明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?」「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」キックボクシングの苗場さん。「鋼鉄のウール」こっちに近づいてくる星を見るために望遠鏡を覗いている「天体のヨール」住人が勢揃いした「演劇のオール」世界の終わりが来たら、父の作った櫓に登ろう、ジタバタと。「深海のポール」やるべきことをやるしかない。

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2022/07/31

8年後に小惑星衝突により地球が滅亡すると発表され、5年経ち、その時まであと3年となった世界のとある町の住人たちの短編集。 後3年をどう過ごすのか、どう生きるのか。 自分ならどうするのか。 「鋼鉄のウール」の苗場さんの考え方にはっとさせられた。

Posted byブクログ