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Yの悲劇 の商品レビュー

4

72件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2013/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドルリー・レーン四部作の2作目で、最も有名な作品。 異常な噂の絶えない一族が、当主の死を皮切りに、次々と陰惨な殺人事件に巻き込まれていく。 前作とは一転して、全体的に陰鬱な空気に包まれている。あれほど元気だったレーンも、途中からすっかり年齢相応に老け込んでしまう。レーンは本作以降4作目に至るまで病気がちなイメージが強くなるのだが、それは間違いなく本作の事件のせいである。元気なレーンが見れるのはXの悲劇だけ。 ……やっぱり、13歳であの描写ってのは流石に幼すぎるんじゃなかろうか。いや、病気のせいで知恵遅れ気味なんだろうと思って、若干年齢を割り引いて読んでたから違和感はそれほど無かったのだが。世の13歳はもう少し賢いはず。 ミステリー作品としてはXと並ぶかそれ以上の傑作だと思うが、個人的には明るい雰囲気のXの方が好きだ。

Posted byブクログ

2013/05/20

初めてのエラリークイーン。 レーンが中々謎解きしてくれず、サム警部並にイライラした(笑) 犯人がわかったのであれば、ちゃんと捕まえてほしかったな。 てのが正直な感想です(^^;;

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2013/05/10

いやいやいやいや、ちょっと待って。なんというラストだ。うわわわ。深読みするとかなり危険ですね。うむむ。確かにこれ評価が分かれそうだなぁ。私は面白かったですよ。ただレーンさんの思わせ振りに苛々しましたが。以下ネタバレになっちゃいますが…………………………これって未成年犯罪者を庇っち...

いやいやいやいや、ちょっと待って。なんというラストだ。うわわわ。深読みするとかなり危険ですね。うむむ。確かにこれ評価が分かれそうだなぁ。私は面白かったですよ。ただレーンさんの思わせ振りに苛々しましたが。以下ネタバレになっちゃいますが…………………………これって未成年犯罪者を庇っちゃってるわけですが、私は擁護しちゃいかんと思う。大人だろうが子どもだろうが罪は罪なんだし…………だからこそ、あのラストなのか。うーむ。しかし昔の海外の推理小説読んでると警官が被害者宅に普通に泊まり込んでいる……。見張りの警官はともかく、警視が食卓に混ざっているってよく考えたら不思議な光景だ。

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2013/02/28

これはわからん! 確かに論理を持って謎解きをすれば、こういう解答に至るのはわかりますが・・・ それでもドルリー・レーンが最後に下した判断が正しかったとは思えないなぁ。当時の考え方が見てとれますね。

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2015/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初版が1959年で、これは114版目。すごいね~。古さを感じさせる。 でもストーリーはそんなに古くなかったよ。 クリスティやヴァン・ダインみたいな資産家屋敷の殺人事件だったよ。ほんとよくある話だし、推理小説の基本的基本な話なんだけど、最後まで真犯人分からなかった。 元俳優の探偵・ドルリー・レーン。いまいち、その魅力っていうものが分からないのがちょっとね。 耳が聞こえないってだけで、いたって普通の人。きっと映像化したらカッコいい渋めのおじいさんなんだろうけど、個性的ではないよね。 今、創元推理文庫ってクリスティとか改訂版になって分かりやすく、ちょっと端折って出版されてるけど、これはページにぎっしりと文字が埋まってて読み応えのある感じでした~。 やっぱりね、なるべく端折らないで欲しい。 しかし、最近になってはじめてエラリー・クリーンが従弟同士のペンネームだったと知ったよ。 ちょっと恥ずかしい。。。

Posted byブクログ

2012/10/23

古い作品ですが、読みやすいし、なかなか引き込まれるものがありました。 舞台設定は、ありがちですが好み。 レーンの謎解きの論理は明快で見事。伏線が丁寧で、レーンの説明には、なるほどそういえばと素直に感心させられました。 マンドリン使った理由の推理が好きですね。 結末にはもやもやする...

古い作品ですが、読みやすいし、なかなか引き込まれるものがありました。 舞台設定は、ありがちですが好み。 レーンの謎解きの論理は明快で見事。伏線が丁寧で、レーンの説明には、なるほどそういえばと素直に感心させられました。 マンドリン使った理由の推理が好きですね。 結末にはもやもやする。レーンの心情には納得できても行動には納得できないんだよな。

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2012/10/17

10月の10冊目。今年の182冊目。 ドルリー・レーン氏2つめの事件。なるほど確かにこれは傑作と呼ぶにふさわしい、と偉そうに思ってしまいました。個人的には1番ひっ掛ってた部分がものすごく重要なカギだったので、すごい嬉しかったです。ただ、一番手っ取り早いのは、みんなのアレをつつか...

10月の10冊目。今年の182冊目。 ドルリー・レーン氏2つめの事件。なるほど確かにこれは傑作と呼ぶにふさわしい、と偉そうに思ってしまいました。個人的には1番ひっ掛ってた部分がものすごく重要なカギだったので、すごい嬉しかったです。ただ、一番手っ取り早いのは、みんなのアレをつつかせれば良いじゃん!と思いました。笑

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2012/07/27

Xの存在を知らずにYを読んでしまった(-_-;)でも、まぁなんとかなる。 前半は読み慣れない文章とスローな展開にてこずりましたが、後半のスピーディーな展開なのに犯人を言及せず悩む探偵の姿にページをめくる手が止まりませんでした。 なぜ、犯人を言及しなかったのか…それは舞台裏の...

Xの存在を知らずにYを読んでしまった(-_-;)でも、まぁなんとかなる。 前半は読み慣れない文章とスローな展開にてこずりましたが、後半のスピーディーな展開なのに犯人を言及せず悩む探偵の姿にページをめくる手が止まりませんでした。 なぜ、犯人を言及しなかったのか…それは舞台裏の話。犯人を救うには、この方法しかなかったのか… テーマが重い… けれど「どんな人間でも、罪を償えば生まれ変われるよ☆信じてるよ☆」みたいな、偽善で陳腐な選択ではなく、探偵の深い人間味と苦悩が現れている選択なのだろう…

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2012/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

余りに有名な犯人と動機ゆえ、読む前から結末を知りながら読んだ作品。 それでも、物語は面白いし、ドルリー・レーンの推理と論理に興奮しました。 でも、ミステリの中で最も犯人が途中でわかる一冊かも知れません。 ミステリが好きになった人必読の古典中の古典。

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2012/05/21

一度は読まなきゃエラリー・クイーン。ということでXをすっ飛ばして一番評価の高いらしいこれを読了。 古典作品にはままあることだけど、道徳的に現代の価値観では考えられない主人公の行動にはいつも戸惑ってしまう。

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