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Yの悲劇 の商品レビュー

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72件のお客様レビュー

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    26

  2. 4つ

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2020/12/08

私には理解できないところが多く、色々と疑問が残る結末だった。読みながら気になっていたハッター家の呪われた病…ってなに?なんの病気?精神病的な遺伝?そして最後の結末も…警部と同じ疑問を私も持ったけど考察を見ると色々な考えがあるみたい。時代なのか、お国柄なのか命よりも社会的な制裁を避...

私には理解できないところが多く、色々と疑問が残る結末だった。読みながら気になっていたハッター家の呪われた病…ってなに?なんの病気?精神病的な遺伝?そして最後の結末も…警部と同じ疑問を私も持ったけど考察を見ると色々な考えがあるみたい。時代なのか、お国柄なのか命よりも社会的な制裁を避けるというのも現在の日本に生まれた私には理解しづらい。運試しっていうのも…うーん。。うまくまとめられない。でも、レーンの論理的な推理は相変わらずで先が気になり一気に読んだのは言うまでもない。そういう意味では面白かった。

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2019/06/14

学生時代以来の再読です。創元の字の小ささがこのシリーズを一気に再読できない大きな一つの理由ですが、読み始めると、犯人となぜそうだったのかという大まかなところは覚えていたのでするすると一気に読み進められました。再読になるとたくさんの引っ掛かる点が用意されているのがわかります。レーン...

学生時代以来の再読です。創元の字の小ささがこのシリーズを一気に再読できない大きな一つの理由ですが、読み始めると、犯人となぜそうだったのかという大まかなところは覚えていたのでするすると一気に読み進められました。再読になるとたくさんの引っ掛かる点が用意されているのがわかります。レーンの行動も痛々しいです。犯人の末路に関しては全く憶えていなかったので結末に愕然としました。読後感はともかくとして、いろいろな意味でこの作品が年を経ても評価されるのは納得です。

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2018/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

用意された探偵小説の筋書きから外れ、主体的に犯罪を犯し始めた事を以って更生不可能と判断し処刑、、ってその線引きどうなのレーンさん。 面白いのは面白いけど。

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2018/10/27

とても有名なエラリー・クイーンの推理小説。 きちがいハッター家。起こる殺人。不可解な手がかり。 古典的な感じがした。前半が思わせぶりで、どんな意味を持つのか分からない棚のホコリ、煙突の内部や実験室の劇薬のビンたち、イメージしづらく、なかなか新展開や謎解きに繋がらないのでもどかし...

とても有名なエラリー・クイーンの推理小説。 きちがいハッター家。起こる殺人。不可解な手がかり。 古典的な感じがした。前半が思わせぶりで、どんな意味を持つのか分からない棚のホコリ、煙突の内部や実験室の劇薬のビンたち、イメージしづらく、なかなか新展開や謎解きに繋がらないのでもどかしかった。 でも、魅力的な60代の男性ドルリー・レーンの苦悩と豊かな表情、映画ばえしそう。 「盲目・聾・啞」の女性が殺人現場にいて、その時の匂いや手触りが重要な手がかりになる、その再現をする様子が一番の見どころだと思う。独特な臨場感があった。 せっかくなのでXとZも読もうと思う。

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2018/10/09

途中で犯人もおおその経緯も予想がつくのに、面白かった。「探偵小説」って感じ。ラストもなかなか考えさせる。

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2018/02/05

名作といわれる本作。伏線は綺麗に回収されて知的遊戯としては申し分ない(実行するわけじゃないので多少変なところがあってもそんな馬鹿な、とは別に思わない) 身体障害についてちょっと表現がしつこいけれど、これはまあ時代や国によるので気にしても仕方ない。それぐらいこの事件の被害者が特殊...

名作といわれる本作。伏線は綺麗に回収されて知的遊戯としては申し分ない(実行するわけじゃないので多少変なところがあってもそんな馬鹿な、とは別に思わない) 身体障害についてちょっと表現がしつこいけれど、これはまあ時代や国によるので気にしても仕方ない。それぐらいこの事件の被害者が特殊で、それに伴い証拠が限られるということの強調だろう。 全体的に刺激的で読ませるし、犯人の意外性という本格派推理小説としての醍醐味も味わえる。個人的にラストは好みではないけれど、だから面白くないということではない。ミステリー好きなら読んでおいて損はない。

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2018/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読だったが、ほとんど覚えていなかった。 事件がスローテンポでもどかしく、途中は斜め読みで解決編へ。直前にヴァン・ダインの『グリーン家』を読んでいたから尚のこと、一族のおかしさと事件そのものに物足りなさを感じた。ただ、真犯人の衝撃と論理的な解明はこちらの方が数段上のように思う。訳も読みやすい。 比較ばかりになるが、ヴァン・ダインの某事件と同じ決着の仕方は何とも複雑。この決着方法ではなく、探偵には犯人と正面対決して事件解決を図ってもらいたい。

Posted byブクログ

2017/03/30

えっ、これで終わり?トリックというか謎解きに、無理があり過ぎるだろう。この犯人はありえない。矛盾だらけ。身長の解説なんか、こじつけだし。1933年なら、斬新であり得るのだろうか。自分には時間の無駄だった。

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2017/02/06

<悲劇,第二幕.> 物語の持つ不気味さ,雰囲気はXの悲劇よりこちらのほうが好き. 意外な犯人・結末を「意外」たらしめる内容としては少し興ざめ感がないでもないが,それこそが「意外」の正体か.

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2016/12/22

言わずと知れた名作、今更ながらに読了。実をいうと犯人「だけ」は知っていたのですが(あと凶器も)。それでも分からない、というか、解明されてる気になれなくてぐいぐい読み進めました。 なるほど、個性強い一家です。ほんっと誰が犯人でもおかしくない。で、犯人があの人だって先入観に突き動かさ...

言わずと知れた名作、今更ながらに読了。実をいうと犯人「だけ」は知っていたのですが(あと凶器も)。それでも分からない、というか、解明されてる気になれなくてぐいぐい読み進めました。 なるほど、個性強い一家です。ほんっと誰が犯人でもおかしくない。で、犯人があの人だって先入観に突き動かされたまま読んだのだけれど。それでも案外気づかない、犯人の矛盾点。論理的と言えるかどうかはちと微妙でもあるのですが(犯人がただのバカだった、という可能性もあり?)。言われてみればなるほど。ただし、マンドリンが凶器に選ばれた理由、日本人には到底わかりそうにないのが残念です。 そして、ラストの展開には衝撃というほかなく。えっと、たしかにあの場合打つ手がなかったのかもしれないけれど……え? え? まさかやっちゃいましたかっ!? 苦渋の決断なのはわかるけれど、さすがに正しい解決法とは思えないなあ。苦い後味でした。

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