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グリーン家殺人事件 の商品レビュー

3.8

56件のお客様レビュー

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グリーン屋敷で発生す…

グリーン屋敷で発生する連続殺人。古典の名作です。読んで損はなし。

文庫OFF

2026/04/04

 古典海外ミステリー常連作家、ヴァンダイン氏の代表作で御座います!  私がヴァンダイン氏の作品を読んでみようと思った頃は、創元推理文庫にて続々と新訳版が発売されていた時期でありまして、こちらの「グリーン家殺人事件」も出たばかりで御座いました。  「僧正殺人事件」とこちらと、ど...

 古典海外ミステリー常連作家、ヴァンダイン氏の代表作で御座います!  私がヴァンダイン氏の作品を読んでみようと思った頃は、創元推理文庫にて続々と新訳版が発売されていた時期でありまして、こちらの「グリーン家殺人事件」も出たばかりで御座いました。  「僧正殺人事件」とこちらと、どちらにすべきか大分悩みました(笑)。  特にこの「グリーン家殺人事件」に関しましては、他の皆様のSNSレビューを見ますと「新訳版の御陰で、随分読みやすくなった」と言う御意見が多く、そんなに読みにくい内容なのだろうかと正直ビビっておりました。  がしかし、私は近くの老舗書店にて旧訳版を見つけてしまいまして。 「値段が安い」  と言う理由で、絶版にならない内にすかさず古い方を購入してしまった次第であります(案の定、現在では近所の本屋からこの旧訳版は全て消えてしまいました)。  あらすじを、御紹介致しましょう。  ニューヨークの真ん中に取り残された、前世紀から建つ古い屋敷グリーン家。  主は既に亡くなっており、現在は母親と5人の子供達が住んでいる。  その内、2人の娘が何と銃で撃たれてしまうと言う惨劇が起こった。  世間が「押し入り強盗説」で盛り上がる中、渦中のグリーン家長男はそれに納得が行かず、警察の捜査も当てにならないと地方検事のマーカムに相談を持ち掛けた。  マーカムは長年の友人である素人探偵のファイロ・ヴァンスを誘ってグリーン家長男の依頼を引き受け、調査に乗り出す。  屋敷内の捜索や関係者への聞き込みを進める中、何と次の犠牲者が出てしまう事態に。  グリーン家に渦巻く愛情と憎悪、嫉妬と侮蔑、様々な秘密を抱える家族達の関係性。  それらが徐々に暴かれると共に、犠牲者も1人また1人と増えて行く。  犯人の目星が付かないまま、流石のヴァンスも焦りの色を見せ始めていた。  果たして、犯人はこの中にいるのか?ヴァンスは無事、事件の真相を突き止める事が出来るのだろうか?  旧訳ではありましたが物語自体が非常に面白かったので、翻訳は全然気になりませんでした!むしろ、こっちの方が古典感を感じられて良かったかもしれません!  ヴァンスのキャラクターが「スラッとして筋骨逞しく彫刻の様な整った顔立ち」との事で、性格は「冷静沈着な皮肉屋で好男子とは言えない」そうですが中々好感の持てる人物でありました。  しかしながら…まあ~~~、グリーン家のメンバーがもう!まるで「某渡る世間のドラマ」のような、それはそれはドロドロとした人間関係!!!で、ありまして!!!!!  この中で一体、次は誰がどうなってしまうんだろう?と非常にワクワクしながら読み進める事が出来ました!  犯人はこの人?いや、やっぱりこの人?と二転三転しつつ、後半でこの人ではないだろう!と言う人まで可能性が出て来たりして、最後の最後まで気が抜けませんでした。  やがて、犯人が分かった時には…「ああ…映像化して欲しい!」と、心から感じた次第であります(笑)。  犯人は名演技が不可欠ですので、バシッとハマる演技を是非映像で見てみたい!そんな作品で御座いました。

Posted byブクログ

2026/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

グリーン屋敷に暮らす名門グリーン一族。ある夜、長女ジュリアと養女エイダが何者かに撃たれ、ジュリアが死亡する。グリーン家長男チェスターの依頼で事件に関わるマーカムとヴァンス。しかしそのチェスターも殺害され、更に次男レックスも…。

Posted byブクログ

2023/12/11

著名な探偵小説家にヴァン・ダイン氏の話を初めて読む。 知った経緯は喜国雅彦氏の本。 やはり時代背景や古臭さは否めず、現代日本のサスペンスと比べると(比べるものではないが)、やはり構成やトリックなどは劣ると言える。 ただ、その点を除けば、現代でも、 シャーロック・ホームズ同様...

著名な探偵小説家にヴァン・ダイン氏の話を初めて読む。 知った経緯は喜国雅彦氏の本。 やはり時代背景や古臭さは否めず、現代日本のサスペンスと比べると(比べるものではないが)、やはり構成やトリックなどは劣ると言える。 ただ、その点を除けば、現代でも、 シャーロック・ホームズ同様古典の名作として読むに値すると思う。

Posted byブクログ

2022/11/24

ヴァン・ダイン作を読むのは初。 展開と犯人はそのまんまな感じ。 トリックもまあ、そうだよねという感じ。 それでも探偵が魅力的だったら楽しめたんだろうけど、私の肌には合わないタイプだった。 ただ、全体を覆ういかにもな雰囲気がとてもいい。知的感漂う静謐さの中でどんな凄惨な事件が...

ヴァン・ダイン作を読むのは初。 展開と犯人はそのまんまな感じ。 トリックもまあ、そうだよねという感じ。 それでも探偵が魅力的だったら楽しめたんだろうけど、私の肌には合わないタイプだった。 ただ、全体を覆ういかにもな雰囲気がとてもいい。知的感漂う静謐さの中でどんな凄惨な事件が起きるのかと、どきどきわくわくさせてくれる。古典ミステリーの良さってこういう所かもな、とも思ったり。 他のシリーズも気が向いたときに読んでみようかな。

Posted byブクログ

2022/11/01

本格ミステリ黄金期にあたる1928年発表作。「僧正殺人事件」と並ぶヴァン・ダインの代表作として、日本では今も読み継がれている。しっかりとした骨格を持ち、謎解きの過程も分かりやすいため、入門書としては最適だろう。 堕落した有閑階級グリーン家を舞台とする連続殺人。検事の知人であるフ...

本格ミステリ黄金期にあたる1928年発表作。「僧正殺人事件」と並ぶヴァン・ダインの代表作として、日本では今も読み継がれている。しっかりとした骨格を持ち、謎解きの過程も分かりやすいため、入門書としては最適だろう。 堕落した有閑階級グリーン家を舞台とする連続殺人。検事の知人であるファイロ・ヴァンスは今回も捜査に協力すべく、犯行直後の現場を観察し、証言を聞き取り、血塗られた一族の現在と過去を掘り起こす。閉ざされた家の中で、家長の遺産を巡りいがみ合う者どもの狂態。腹に一物抱える使用人やかかりつけの医者らがそこに絡み、陰鬱な愛憎劇を繰り広げる。雪の降り積もる冬という季節を〝利用〟し、捜査陣の目を欺くために仕掛けられたトリック。ヴァンスは殺人者が残した小さな綻びを集めつつ、大胆極まりない犯罪の全体像に迫る。 エラリイ・クイーンが本作を下敷きにして「Yの悲劇」を書いたことはよく知られている。ミステリとしての基本フォーマットが完成されていることもあり、後続者の挑戦意欲を大いに掻き立てたのだろう。設定や全体的なムードなど、「Y」との類似性は明らかで、プロットの暗流にある優性思想が抱える問題点を内包していることも興味深い。 後発の「Y」の完成度が上がるのは当然なのだが、評価や人気の点で劣るとはいえ、スタンダードなミステリである本作の価値が薄れることはないだろう。ただ、フェアプレイに徹するあまり伏線が明瞭で、ある程度本格物を読み慣れた読者ならば、中盤辺りでおおよそのトリックと真犯人が分かってしまう弱さがある。主要人物が順々に殺されていく中、不自然にも生き残っているのは誰か。さらに、特定の人物への執拗な言及や過去のエピソードなどを読み解けば、自ずと真犯人に辿り着く。要は、サービス精神旺盛なヴァン・ダインの仕掛けが無骨すぎる訳だが、憎悪渦巻く富裕層の没落ぶりを茶化した物語は、それなりに読ませるため、飽きることはない。 また、よく欠点として俎上に載る探偵の〝教養のひけらかし〟も、それほど邪魔になるものではなく、作者自身の投影として微笑ましく受け流せばいいレベルだ。より過剰にデフォルメを施した名探偵なら他にいくらでもおり、初期のエラリイ・クイーンの方が嫌みたらしい高慢さでは上回る。 いずれにしても、娯楽小説としての工夫を凝らした「グリーン家殺人事件」は、ヴァン・ダインの魅力と〝限界〟が表れているのだが、純粋に推理が楽しめるミステリとして、今後も不動の地位を占めることだろう。

Posted byブクログ

2022/09/04

ヴァン・ダイン3作目。 明らかに犯人候補は少ないけれども、いまいち犯人が絞りきれない、結構よく出来た作品であったと思う。正直、そこ?と思う箇所も所々無いでも無かったが。

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2022/03/15

著者、ヴァン・ダインさん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 S・S・ヴァン・ダイン(S. S. Van Dine, 1888年10月15日 - 1939年4月11日)は、アメリカ合衆国の推理作家・美術評論家。本名はウィラード・ハンティントン・...

著者、ヴァン・ダインさん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 S・S・ヴァン・ダイン(S. S. Van Dine, 1888年10月15日 - 1939年4月11日)は、アメリカ合衆国の推理作家・美術評論家。本名はウィラード・ハンティントン・ライト (Willard Huntington Wright)。名探偵ファイロ・ヴァンス (Philo Vance) を生み出した。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです) ニューヨークのどまんなかにとり残された前世紀の古邸グリーン家で、2人の娘が射たれるという惨劇がもちあがった。この事件を皮切りに、一家の皆殺しを企てる、姿なき殺人者が跳梁する。神のごとき名探偵ファイロ・ヴァンスにも、さすがに焦慮の色が加わった……。1ダースにのぼる著者の作品中でも、1、2を争うといわれる超A級の名作。

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2021/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 読むのは2回目ですが、情報が錯綜していて、結構大変でした〜笑  アダが怪しいなっていうのは、残りの人数が減っていくにつれて分かっていたのですが、では「どうやったのか?」と自問するとわからなくて(当然ですが)真相が早く知りたくてページを捲る手が止まりませんでした。第一の事件、アダの倒れていた場所と電気がついていたことの説明、窓が空いているかどうか質問した意味、ジュリアが撃たれてからアダが撃たれるまでの時間差の理由...度々話題になっては偶然に捉えられていたことに説明がついていて良かったです。第三の事件、暖炉がトリックに使われていて嬉しかったです!というのもエラリークイーンの『Yの悲劇』にも暖炉が出てきて(ヴァンの方が刊行された年が前ですが)また会いましたね〜って感じだったのです。笑  文中に出てくる古典文学の引用の原本?を読もうと思ったのですが、家にはそんなに揃っていなくて、古本屋にもあるかなーって感じなので、ちょっと探してみようと思います✨

Posted byブクログ

2021/11/02

焦らし過ぎてている。 もともと、古典ミステリーは得意な方ではないです。 目次を見るとわかるので、ネタバレではないですが、探偵さんは結果的に最後まで犯行を見届けた後に推理を披露する。「探偵のジレンマ」だけど、もうちょっと一進一退があってもいいような…犯人がわかってしまうので、そこ...

焦らし過ぎてている。 もともと、古典ミステリーは得意な方ではないです。 目次を見るとわかるので、ネタバレではないですが、探偵さんは結果的に最後まで犯行を見届けた後に推理を披露する。「探偵のジレンマ」だけど、もうちょっと一進一退があってもいいような…犯人がわかってしまうので、そこからが長く感じてしまった。 絵画と写真に見立てて犯行を説明するなど、面白いけど警察も含めちょっと何度も根本的な解決の手を打たな過ぎてつらかった。 陰湿なグリーン家の空気感だけは伝わってきました。

Posted byブクログ