孤剣 の商品レビュー
又八郎と佐知の絶妙な関係が嫌らしくなく書かれていて、不覚にも胸キュンしてしまった… 続きが気になるので、3作目へ!
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江戸の町並みを体験したかったのだが、消化不良。 町並みの描写は池波正太郎のほうが上かも。 時間つぶしにもってこいの本。
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おもしろい! 好き! 主人公の、潔くすっと立ってるさまと、人間くさい部分のバランスが絶妙に私好み(笑)。
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又八郎シリーズ第2弾。ここでも又八郎の「情」がいい感じだ。それに何より、今回は佐知の存在が光っている。けなげで、万事に抑制がきいていて、それでいて芯の強さと、内に秘めた情熱を併せもっている。妻の由亀も、そんなタイプだから、あるいは、藤沢周平の理想の女性であるのかも知れない。そして...
又八郎シリーズ第2弾。ここでも又八郎の「情」がいい感じだ。それに何より、今回は佐知の存在が光っている。けなげで、万事に抑制がきいていて、それでいて芯の強さと、内に秘めた情熱を併せもっている。妻の由亀も、そんなタイプだから、あるいは、藤沢周平の理想の女性であるのかも知れない。そして、江戸にあって憧憬する国元も、また、又八郎がしだいに慣れ親しんできた江戸の地も、それぞれが土地の感覚に対するたしかなリアリティがあり、物語に深みと確かさとを与えているようだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
用心棒日月抄の続編。主人公・又八郎は故あって再び浪人の身に。浪人で就職斡旋を待つ仲間2人がさつな豪傑・細谷源太夫、絵に描いたように貧相な貧乏武士・米谷八内との友情が何ともユーモラスで楽しい。一緒に追い人を捜してくれる女忍者との心の交流、揺らめきが、色鮮やか。そして追う剣客のニヒルな魅力。登場人物が多彩で飽きさせません。
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用心棒日月抄シリーズニ作目 一昨目よりはやや軽いが、短編作品集でありながら、読み終わったあとは長編作品と同様の充足感がある。 出張の合間のお供には持ってこいです。
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用心棒シリーズ第二弾。吉蔵、細谷ら脇役キャラたちが一段と際立ち、又八郎とのやりとりがとても愉快で、読んでいて楽しかったです。佐知との色模様に、「妻がいるのに何をしているんだ!」と思いながらも、又八郎だとなぜか許せてしまう不思議。
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また江戸に戻り用心棒をすることに。 前作のほうが忠臣蔵の裏での出来事ということで派手さやインパクトは強いと思う。 それに比べれば今回は地味だが用心棒仲間が一人増え、女暗殺者も仲間になり、仲間同士だからある気持ち良さが溢れている話。
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前作で国許に帰った青江又八郎が再び江戸へ・・・という始まり。前作の追われる立場から、今度は追う立場でのお話という形で、非常に読みやすいわくわくする文章が進みます。今回は史実と絡ませる部分はなかったものの、手持ちが無くなり仕事を貰いに行き、徐々に追っていくというパターンが小気味良く...
前作で国許に帰った青江又八郎が再び江戸へ・・・という始まり。前作の追われる立場から、今度は追う立場でのお話という形で、非常に読みやすいわくわくする文章が進みます。今回は史実と絡ませる部分はなかったものの、手持ちが無くなり仕事を貰いに行き、徐々に追っていくというパターンが小気味良く続くのが良かったです。青江のいきなりの不運が可哀想過ぎる(・・
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キャラ萌えが濃厚になってきた。前作にあった“仕掛け”がないぶん、長編として引っ張るには苦しい筋立て。無理して続編をこしらえた印象だが、まだ続編があるという・・・。
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