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青空チェリー の商品レビュー

3.5

103件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    3

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2010/09/23

短編集。 表題作は「いやらしさ」もあるものの、さわやかである。 「ハニィ、空がやけているよ。」は、現代において、戦争が起こるという、 パラレル世界の話。あまり現実味はなく、戦争の悲惨さも伝わってこない。 ただ、登場人物はとても魅力的。 「ハニィ」「ダーリン」と呼ぶことにした、そ...

短編集。 表題作は「いやらしさ」もあるものの、さわやかである。 「ハニィ、空がやけているよ。」は、現代において、戦争が起こるという、 パラレル世界の話。あまり現実味はなく、戦争の悲惨さも伝わってこない。 ただ、登場人物はとても魅力的。 「ハニィ」「ダーリン」と呼ぶことにした、それがやっぱり切なかった。 教授とのラーメンの話、そういうのに心をくすぐられた。 「誓いじゃないけど僕は思った」は、大学生の主人公が、 ひたすら「アツコ」を思う話。 これにはとても共感した。

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2010/09/12

大好きな豊島ミホのデビュー作、の文庫版。 単行本版からだいぶ加筆訂正されているので読み比べをおすすめ。 一番好きな「ハニィ、空が灼けているよ。」が特に変わってます。

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2010/09/09

在りし日のまたはなかったはずの青春のあまずっぱさや悔恨を味あわせてくれる。チェリーだけ良かったひとまず

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2010/07/08

戦時下ってあるのに、どうして携帯電話が出てくるのって思ったら、時代設定は昭和じゃなくて現代なのね。勘違い。血生臭い話は苦手だけど、いいんじゃないかしら、戦時下でのロマンスって。 お話の中では、そんなに戦、戦ってしていなくて、でもやっぱりハニィを取り巻く環境は少しずつ戦時下してく...

戦時下ってあるのに、どうして携帯電話が出てくるのって思ったら、時代設定は昭和じゃなくて現代なのね。勘違い。血生臭い話は苦手だけど、いいんじゃないかしら、戦時下でのロマンスって。 お話の中では、そんなに戦、戦ってしていなくて、でもやっぱりハニィを取り巻く環境は少しずつ戦時下してくるし。そんな中、生きていくには、心を締め付けられるようなことを経験していかなくてはならなくて。 首都で別れた教授から週末ごとに贈られてくる、「花束」には「ハガキと違って消印がないんだ。いつ注文したものかも分からないんだ。だから、花束は、教授が無事でいることの証明には、全然なっていなかったんだ」。 そう、ハニィが気付いた場面で、うまいこと、心を持っていかれた。ハニィが気付いたとき、僕も「あっ、そうか…」と気付いたのだ。すっかり油断していた。 なんだよ、哀しいよ、これは。新潮はブックカバーに(明るい顔して泣きそな気持ちがせつない、女の子のためのストーリー)って書いているんだけれど、いや、これは男が読んでもせつなくなるよ。まんまと、豊島ミホのトラップにかかってしまった僕でした。 あ、これは『青空チェリー』の感想ではなくて、併録されている『ハニィ、空が灼けているよ。』の感想です。うん。でもこっちの話のほうが僕は好きだな。うん。

Posted byブクログ

2010/06/02

初めて読んだ豊島作品です。「誓いじゃないけど僕は思った」でファンになりました。 ハニィ~は読んでてまだまだ、これからだなと思いましたが、豊島さんの空気が好きです。 単行本も読みました。 文庫出版に向けて、すごく努力したんだろうな。

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2010/06/01

後輩から薦めてもらった本です。 「ハニィ、空が灼けているよ」 「青空チェリー」 「誓いじゃないけど僕は思った」 の3つの小説。 どれも青春の1ページをくりぬいたような甘く切なく苦い物語 「ハニィ、空が灼けているよ」 一人の女の子が世界・世間・世の中というものに巻き込まれて...

後輩から薦めてもらった本です。 「ハニィ、空が灼けているよ」 「青空チェリー」 「誓いじゃないけど僕は思った」 の3つの小説。 どれも青春の1ページをくりぬいたような甘く切なく苦い物語 「ハニィ、空が灼けているよ」 一人の女の子が世界・世間・世の中というものに巻き込まれていく物語 ふと思い返すと自分も巻き込まれていることに気付くけどどうしようもない。 ほんとにこんなんでいいのかとおもう。 『知らなかったなあ、俺。生きてるのって、超普通のことだと思ってた』 『や、普通のことだとかそんなことさえ思ってなかった』 すごくぐっときたところ。ふとした拍子に世の中を垣間見る。 人生の行く末を垣間見る。そういったときに自分も同じことを思うんだろうか。 『でも教授の望み通りにはできないことがひとつだけあるよ。  あの手紙の、『僕のことはもう忘れて』っていうところ。』 ありきたりな言葉かもしれないけど、何度聞いても心に染みる。 昨日があるから、今日があって、今日があるから、明日がある 分かっているけど、なかなか実践できない… ショートストーリーなんだけど、すごく中身の多い小説なきがする。 ものすごく濃くて、でもサラサラと夏の素麺みたいにあっさりした そんな感じの小説かな。 「青空チェリー」 こんな青春ほんとにあるのかなぁって感じ(笑) でもあるとしたら、いいなぁって思う。 嘘とか建前とか見栄とかそういうの気を使わなくていい ありのままの自分を受け入れてくれる ありのままの自分をぶつけられる、そういう関係っていいよね。 「誓いじゃないけど僕は思った」 昔の思い出を引きずる主人公 どう見てもダメ夫だけど、わからなくもない むしろ共感してしまうところがある自分はダメなのかな・・・w

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2010/05/25

文体が軽めなので、好みの分かれるとこ。 女性のためのR-18というのがこの本の売りらしいけど、別にそうでもないな。

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2010/04/12

帯といい、裏表紙といい、 想像していたものと全然違うー!! 柳広司の新世界の次に読んだからなおの事、よかった。 はっきりすっきりさっぱりしないんだけど、最初の作品が一番。 最後のは、よくわからなかったんだけど。

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2010/04/11

『ハニィ、空が灼けているよ。』が好きだな。 “ダーリン”“ハニィ”って響きが非現実的でステキ。 私も“ハニィ”って呼んでくれる彼氏が欲しいのでグッときた。 『誓いじゃないけど僕は思った』も良かった。 忘れられない人が心にどっかり居ついてて、 前に進めないダメ男の気持ちが凄く分か...

『ハニィ、空が灼けているよ。』が好きだな。 “ダーリン”“ハニィ”って響きが非現実的でステキ。 私も“ハニィ”って呼んでくれる彼氏が欲しいのでグッときた。 『誓いじゃないけど僕は思った』も良かった。 忘れられない人が心にどっかり居ついてて、 前に進めないダメ男の気持ちが凄く分かる。 全体に瑞々しさが溢れる一冊でした。

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2010/03/15

この作者、名前見たことあるなーって思ってたらL25でエッセイ連載してる(してた?最近見てないからわからない)人だったんだねー あらすじも何も読まないで読み始めた 『ハニィ、空が灼けてるよ』が良かったな。 現代の戦争、こんな感じだったりして。 その他2作品はいまい...

この作者、名前見たことあるなーって思ってたらL25でエッセイ連載してる(してた?最近見てないからわからない)人だったんだねー あらすじも何も読まないで読み始めた 『ハニィ、空が灼けてるよ』が良かったな。 現代の戦争、こんな感じだったりして。 その他2作品はいまいち。 文が軽すぎてあまり好きじゃないかも。 作家が書いたケータイ小説って感じ? れもんのころ?が評判良いから読んでみたいなー

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