青空チェリー の商品レビュー
表題作を含む、3つの短編集。 表題作は、作者が「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した作品。しかし、個人的にはこれはもう一つ…といった感じ。 収録されている中では、 “ハニィ、空が灼けているよ。”という作品が一番好きだった。 現代の若者と戦争を軸に、誰もが持っているは...
表題作を含む、3つの短編集。 表題作は、作者が「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した作品。しかし、個人的にはこれはもう一つ…といった感じ。 収録されている中では、 “ハニィ、空が灼けているよ。”という作品が一番好きだった。 現代の若者と戦争を軸に、誰もが持っているはずの小さな幸せの尊さと儚さについて書かれた物語。戦争で心に傷を負った人の姿が、わりとリアルに書かれているように思う。 この作者の作品は、とにもかくにも、読みやすい。
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ああ、とても女の子のための物語。 単行本から文庫になるにあたって、だいぶ内容が変わったようです。比べて読んでみたい。
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豊島さんのデビュー作。 んー。思ったより合わなかったな。 「誓いじゃないけど僕は思った」がちょっと親近感を抱いたかな。 中学校時代に好きだったアッコに囚われるというより、言い訳にする主人公。中学校の思い出はなぜか美化される部分があるのは共感できる。
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どの話も良かったけど、「ハニィ、空が灼けているよ」は泣きそうになった… やっぱ豊島さんの文章が好きだなぁ。 単行本の方も読もう!
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女性作家というくくりはどうもしっくりこないというか、あまり使いたくはないのだけど、女性作家らしい女性作家というのはこういう人の事をいうのだろうか。 豊島ミホの本を読みたいなー、とこのブクログを通して思ってきた。 何というか、現代(2010年代)の作家に顕著な表現法というか、丁度...
女性作家というくくりはどうもしっくりこないというか、あまり使いたくはないのだけど、女性作家らしい女性作家というのはこういう人の事をいうのだろうか。 豊島ミホの本を読みたいなー、とこのブクログを通して思ってきた。 何というか、現代(2010年代)の作家に顕著な表現法というか、丁度あたしが生きた時代と似た思春期を送った作家が描く日常やら感情というのはこういうものだなあと最近よく思う。 デビュー作『青空チェリー』よか、『ハニィ、空が灼けているよ。』が好きだった。 この後に書いた作品をこれから読みたい。期待。
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豊島さん人気ありますよね、とりあえずデビュー作が読みたくて借りましたがすかすか。 軽い感じがいいのかな。文体が軽すぎてどうも馴染めなかった。 ハニィ、空が灼けているよ。はダメ、なんか合わない。 誓いじゃないけど僕は思った、は未練たらたらの男に共感はほんの少し持てました 青...
豊島さん人気ありますよね、とりあえずデビュー作が読みたくて借りましたがすかすか。 軽い感じがいいのかな。文体が軽すぎてどうも馴染めなかった。 ハニィ、空が灼けているよ。はダメ、なんか合わない。 誓いじゃないけど僕は思った、は未練たらたらの男に共感はほんの少し持てました 青空チェリーは読者賞ってだけあって携帯小説みたいな感じでした。爽やかな感じがかわいいと好感は持てたかな。 だけど他の作品も読んでみたいというきにはなれない感じでした。お腹いっぱい
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戦争はイヤだな、って心底思いました。 遠い田舎では、戦争が身近には感じられないけれど、 でも確かにそれは行われていて、ちょっとずつその影響が出てきて… っていうあたりの描写がなんだかとてもリアルでした。
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女の人は、好きなんじゃないかなあと思う。読みやすいけどしっかりと読み応えがあってすごく好き。 タイプの違う3つの短編からなる一冊。私はどれも好きですが、ハニィ~の読後のなんとも言えないもどかしい感覚がすきでした。
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豊島ミホは、なんというか…とにかく味があって良い。 読んだ後に切なさとか虚しさとか可笑しさが入り混じった感情が押し寄せてくる。 現代と戦争をテーマにした「ハニィ、空が灼けているよ。」は大変なことがが起きているのにその影響を何も考えずに暮らす人々や、急に後になって大勢の市民を巻き...
豊島ミホは、なんというか…とにかく味があって良い。 読んだ後に切なさとか虚しさとか可笑しさが入り混じった感情が押し寄せてくる。 現代と戦争をテーマにした「ハニィ、空が灼けているよ。」は大変なことがが起きているのにその影響を何も考えずに暮らす人々や、急に後になって大勢の市民を巻き込んで重大な事実を発表する報道などが現在の状況と重なってすごくリアルな物語のように感じた。収録作品の中ではダントツで面白かった。 中学時代に好きだった人を思い続ける「誓いじゃないけど僕は思った」は、主人公のひねくれ具合やサークルのリア充っぷりへの「どーでもいい」感じが素敵。私も何人か恋人を作りつつ今もなお、中学時代に何もできずに一方的に好きだった人とのほんの少しの会話をいつまでも心のサプリメントとして引きずっているタイプなのですごく共感出来た。
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女による女のためのR-18文学賞大賞読者賞作品ということで。 非常にエロエロした内容かと思いましたが。 なんとも読み応えのある一冊でした。 特に冒頭一作目、『ハニィ、空が灼けているよ。』がオススメ。 戦争という非日常の世界観。 登場人物それぞれの想い。考え。 はっとさせられる部...
女による女のためのR-18文学賞大賞読者賞作品ということで。 非常にエロエロした内容かと思いましたが。 なんとも読み応えのある一冊でした。 特に冒頭一作目、『ハニィ、空が灼けているよ。』がオススメ。 戦争という非日常の世界観。 登場人物それぞれの想い。考え。 はっとさせられる部分も文章の要所要所にちりばめられてて。 面白い作品でした。
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