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青空チェリー の商品レビュー

3.5

103件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    3

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2011/05/05

高校生時代に「檸檬のころ」を読んだことがある。 なんか、よくわからんがやたら共感できた気がする。 今回読んだ本は、表題作よりも寧ろ、他の2編が印象にのこった。 文庫版にあたって、だいぶ修正を加えたらしいけど、 単行本のほうは読みたくないなぁー。 私にとっては、これが正解だなぁー...

高校生時代に「檸檬のころ」を読んだことがある。 なんか、よくわからんがやたら共感できた気がする。 今回読んだ本は、表題作よりも寧ろ、他の2編が印象にのこった。 文庫版にあたって、だいぶ修正を加えたらしいけど、 単行本のほうは読みたくないなぁー。 私にとっては、これが正解だなぁー。 3編目、「誓いじゃないけど僕は思った」 私も長いこと片思いしていたクチなんで、主人公の頑なな気持ちもわかる。そういうの、すごく上手く書けている、と思う。 高校生の頃に読まなくてよかったー。 自分を見ているようでイタすぎる。 ハニィとダーリンはいいね。

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2011/04/16

やっぱり好きだな、豊島ミホ。 どこがっていうか雰囲気が。 感情を書くのが上手いなと思う。感情移入する。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-630.html

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2019/05/18

2010/09/27読了 豊島先生の本!また読めて嬉しかったなあ。最近は部屋にこもって腐りきっていたから、コレを読んで頑張ろうって思った。直接的なエピソードは無いけれど、直感的にそう思いました。 「ハニィ…」も「青空チェリー」もよかったけれど、一番は「誓いじゃないけど、僕は思っ...

2010/09/27読了 豊島先生の本!また読めて嬉しかったなあ。最近は部屋にこもって腐りきっていたから、コレを読んで頑張ろうって思った。直接的なエピソードは無いけれど、直感的にそう思いました。 「ハニィ…」も「青空チェリー」もよかったけれど、一番は「誓いじゃないけど、僕は思った」かな。 想い過ぎてどうしようもなくて。 きっと忘れられると思っていても忘れられない人。 雨の中でそのたった一人のことを思う。ある意味病気だといわれても仕方ないくらいに好きなんだ。 思い出にしがみついて出口の無い水の中を一人で泳ぐ。 共感できる部分があったからかな。思い入れが半端ではないくらいに強いわ。

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2011/02/19

3話収録されていて、賞をとったタイトル作より他のほうがよかったかも 「ハニィ、空が灼けているよ」は “戦争”と“都会人が田舎で暮らすこと”の共通点である 『非日常』の描き方がうまいと思った 本当の世界でも遠い国で起こる紛争はどこか現実味を欠く あと、どこかに出てきた...

3話収録されていて、賞をとったタイトル作より他のほうがよかったかも 「ハニィ、空が灼けているよ」は “戦争”と“都会人が田舎で暮らすこと”の共通点である 『非日常』の描き方がうまいと思った 本当の世界でも遠い国で起こる紛争はどこか現実味を欠く あと、どこかに出てきた、過去のいい思い出をマッチに例えて、 「1本マッチをするとその瞬間だけ温かい気持ちになる」 と表現していたところにすごく納得した

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2011/02/12

短編集。あんまり入り込めなくて楽しめなかった。 檸檬のころがよかっただけにちょっと期待はずれ。 普通に良いんだけどね

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2011/02/07

『ハニィ、空が灼けているよ』が大変良かった。 軽い文体でリアリティはあんまないが、そもそも現代日本で戦争が始まったって設定なんでまぁいいかな。 それでも徐々に迫り来る戦争の影は感じたし、この題のセリフがまったくロマンチックとは対局にあるのが、いい意味で裏切られた。 あまったるー...

『ハニィ、空が灼けているよ』が大変良かった。 軽い文体でリアリティはあんまないが、そもそも現代日本で戦争が始まったって設定なんでまぁいいかな。 それでも徐々に迫り来る戦争の影は感じたし、この題のセリフがまったくロマンチックとは対局にあるのが、いい意味で裏切られた。 あまったるーい読む価値のないようなものかなと思ってたたげに、爽やかな青春ラブストーリー+そこはかとない重苦しすさが程よくとてもオモシロかった。

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2011/01/31

短編3つ。戦争・覗き・忘れられない人が描かれている。 「青空チェリー」は通勤中に読んでてどうしようかと。 タイトルのつけ方はうまい。 書評で「泣かせる」ではなく「泣きたくなる」作家だと称されているが まさにその通りだと思う。この本はそうでもないけど。

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2011/07/16

ハニィ空が〜が一番よかったなあ。豊島さんこういった設定の話も書けるなんてという驚き。乱暴な表現だけど「田舎の地味な高校生の青春もの」は、どれを読んでもうならされるのはわかっていたけど、これは戦時下を描いている。読んでいて、じゃあこれは昭和のあの戦争の時代を書いてるのかなと思いきや...

ハニィ空が〜が一番よかったなあ。豊島さんこういった設定の話も書けるなんてという驚き。乱暴な表現だけど「田舎の地味な高校生の青春もの」は、どれを読んでもうならされるのはわかっていたけど、これは戦時下を描いている。読んでいて、じゃあこれは昭和のあの戦争の時代を書いてるのかなと思いきや現代。やるなー。休んでないで早く書けばいいのに!

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2010/12/02

「檸檬のころ」を読んだ時もそうだったのですが、うまく言えない。けど好き。豊島さんの作品はどれもそう。読中はもちろん読後も色んな感情が渦巻いてやっぱりうまく言葉にできない。(登録日20101019)

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2010/10/30

「ハニィ、空が灼けてるよ」 「青空チェリー」 「誓いじゃないけど僕は思った」 の短編3編。 表題作はまんま青い春ーといった感じ。 本橋君、好みだなぁ。 「誓いじゃないけど~」はここまで人を思う姿にやや引き気味。 文章は好きなんだけど、いややっぱこの主人公哀れすぎ...

「ハニィ、空が灼けてるよ」 「青空チェリー」 「誓いじゃないけど僕は思った」 の短編3編。 表題作はまんま青い春ーといった感じ。 本橋君、好みだなぁ。 「誓いじゃないけど~」はここまで人を思う姿にやや引き気味。 文章は好きなんだけど、いややっぱこの主人公哀れすぎる・・・。 一番好き!と思ったのは「ハニィ、空が~」かな。 空は青くて、花もきれいで、でもやっぱり不安はどこかからやってきて・・・。 恋焦がれる大学教授の恋人と、ちょっぴりお馬鹿で単純で、朝顔を育てるのがうまいダーリンとの間で不安に揺れる主人公の姿に切なさ全開でした。 舞台設定が現実感のない戦時下というのも今までにない設定で楽しめました。

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