項羽と劉邦(上) の商品レビュー
※2003.12.31購入@読書のすすめ 2004.1.7読書開始 2004.1.18読了 売却済み
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
秦の始皇帝の死後、宦官の趙高の謀によって蒙恬や始皇帝の長子扶蘇、李斯が死に、始皇帝の末子胡亥が二代皇帝となった。初めて統一された中国は秦の法家思想に馴染まず、陳勝・呉広の乱を皮切りに各地で流民が反乱を起こす。多くの流民の食を確保し、楚の懐王を奉じて力をつけた項梁は、秦の章邯によって定陶で敗死するが、甥の項羽は章邯の先鋒を破り、章邯を降伏させる。しかし秦の降兵20万の反乱を危惧した項羽は、20万の兵をパニックに陥らせ穴に落として虐殺する。 クールな章邯が項羽に尊敬されていると告げられて泣く場面が印象的。劉邦は別働隊として関中に向かっていて、先に関中に入ってしまうのではないかと項羽がヤキモキしているが、これが鴻門の会のあの場面につながっていくのだろうか。 項羽はまだ20代だけれど劉邦は40超えてる。結構歳いってるんだな。
Posted by
2021/6/9読了。久々の司馬遼太郎。三国志(吉川英治)よりも面白かった。いや、歴史的な位置付けとして…。
Posted by
この書を読んで、人間とは、政治や宗教で生きているのではなく、食を繋げるために生きていること、歴史上の大動乱は飢餓が産み出していることに納得した。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
p.292 この感心の仕方に一種の愛嬌があり、愛嬌がそのままひとびとに徳を感じさせる風を帯びていた キングダムの後の世界が"この世界"だと考えると 世界って 歴史って 何なんだろうって思ってしまいます。 (キングダム 全然読んでいません。すみません。秦の始皇帝の話ってことぐらいの知識しかありません。ごめんなさい)
Posted by
前半部分は割と変化が少ない為、割と辛抱しながら読んだ形ではあるが、終盤にかけては、物語の展開が遅くなり(=濃ゆくなってゆき)面白くなってきた。 秦の法家思想に乗っ取った国づくりは、非常に先進的であり魅力的であるが、趙高のような宦官が力を持ってしまうことを防げるような、牽制しあえ...
前半部分は割と変化が少ない為、割と辛抱しながら読んだ形ではあるが、終盤にかけては、物語の展開が遅くなり(=濃ゆくなってゆき)面白くなってきた。 秦の法家思想に乗っ取った国づくりは、非常に先進的であり魅力的であるが、趙高のような宦官が力を持ってしまうことを防げるような、牽制しあえる権力構造が必要であると改めて思った。始皇帝が優秀であり、かつキングダム の「政」には非常に思い入れがあるだけに、その秦が内から崩壊していく様は、虚しい。
Posted by
横山光輝氏の漫画版を読んでいたので物語視点では 違いのない感じだが、秦帝国、陳勝の乱についての 歴史的視点で深く改めてで楽しめました。
Posted by
再読。 たぶん、この時代のものはこの作品しか読んだことがない。 どうしても登場人物のイメージを三国志の誰々に当てはめてしまう。セリフが少ない分余計にそうなるのかも。 漫画「キングダム」も途中まで読んでいたがそれには引っ張られず。 どっちかというとキングダムの方に時間も空間も近...
再読。 たぶん、この時代のものはこの作品しか読んだことがない。 どうしても登場人物のイメージを三国志の誰々に当てはめてしまう。セリフが少ない分余計にそうなるのかも。 漫画「キングダム」も途中まで読んでいたがそれには引っ張られず。 どっちかというとキングダムの方に時間も空間も近いのにね。 前半は秦について結構なページ数を割かれている。そこで薄っすらキングダムがちらついたかな。 あの聡明な政がこんな末路になるとは…。 ささ、次巻へ。
Posted by
漫画『キングダム』のその後の話(もちろん、どちらもそういう想定で書かれたものではないですが)。 始皇帝=嬴政の晩年の話から始まり、嬴政が!蒙恬が!あんなことになっちゃうなんて!というのはショックでした。。 良くも悪くも色々なリーダーが出てきてとても勉強になります。中巻以降も楽...
漫画『キングダム』のその後の話(もちろん、どちらもそういう想定で書かれたものではないですが)。 始皇帝=嬴政の晩年の話から始まり、嬴政が!蒙恬が!あんなことになっちゃうなんて!というのはショックでした。。 良くも悪くも色々なリーダーが出てきてとても勉強になります。中巻以降も楽しみです。
Posted by
おもしろい!項羽も項梁も劉邦も章邯もみんなみんな性格が違うし、色々なことが起こりすぎてドラマを見ているようだった!
Posted by