野菊の墓 の商品レビュー
恋愛小説。ストーリ…
恋愛小説。ストーリー自体は割りとありきたりだけれども(もっとも、当時は新奇だったのかもしれない)、情景が心に響くものがあり、また非常に痛切。 そして、現在のリベラルな恋愛観で、このリベラルでない恋愛をみると、その悲壮感はただ増すばかり。この結末を、ただ受け容れるしかないこの主人...
恋愛小説。ストーリー自体は割りとありきたりだけれども(もっとも、当時は新奇だったのかもしれない)、情景が心に響くものがあり、また非常に痛切。 そして、現在のリベラルな恋愛観で、このリベラルでない恋愛をみると、その悲壮感はただ増すばかり。この結末を、ただ受け容れるしかないこの主人公もまた、非リベラルな社会だったからこそ、ありえた姿なのだろう。
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「野菊の墓」「浜菊」…
「野菊の墓」「浜菊」「姪子」「守の家」の四話。「野菊の墓」は、ありがちな話だが、それでも泣けた。幼馴染の仲が恋になり、けれどもあまりに幼い恋は、その不器用さと純真さゆえに、引き裂かれる。清らかな初恋が見事に表現されている。
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田舎の純朴な風景から…
田舎の純朴な風景から育まれる二人の純粋な恋を描いた作品。作者が生まれ故郷で慣れ親しんだ風景を元に非常に繊細で素朴な自然を味わえる。『野菊の墓』
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薄いので一瞬で読める…
薄いので一瞬で読める。この純粋さ、つたなさ、田舎っぽさが良い。
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すぐに読めちゃいます…
すぐに読めちゃいます。とてもかわいそうで、けれども、一緒に過ごしたほんのわずかな時間は本当に幸せで、一生の幸せを使い切ってしまうんじゃないかと思うほど幸せだった…それは、短くても満たされた人生だったんだと思う…そんなメッセージを感じとりました。
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――幽明遙けく隔つと…
――幽明遙けく隔つとも僕の心は一日も民子の上を去らぬ。この一文を含む最後の下りが、とても印象的です。一説によると、あの夏目漱石も絶賛したのだとか。それにしても昔の人は、綺麗な日本語を使っていたのですね。会話文など、とても美しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
浜菊 「人間には幸福という点により向上心求欲心が必要である」この言葉について考えを巡らせていました。主人公は独身で人間は幸福のために向上心求欲心が必要であると説く。かつての友人なら肯定または否定して議論になっただろうが、友人はその話はどうでもいいような態度を取る。今も昔も変わらず独身と既婚の溝は大きいのだろう。私には10年來の友人がいる。彼も婚約を機に、子供を機に私の話にあくびを噛みしめるのかもしれない。
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なぜか今野菊の墓を読みたくなった。 題名は知ってたけど、内容は分からなくて…ただ昔の文体で読むのがちょっと難しかった。 15歳と17歳の恋の物語。 子供の恋愛と思っていたけど、女の子が17歳。昔でいえば結婚適齢期。 2人は純粋に好意を寄せ合っていたけど、女の子が年上だからと世間体...
なぜか今野菊の墓を読みたくなった。 題名は知ってたけど、内容は分からなくて…ただ昔の文体で読むのがちょっと難しかった。 15歳と17歳の恋の物語。 子供の恋愛と思っていたけど、女の子が17歳。昔でいえば結婚適齢期。 2人は純粋に好意を寄せ合っていたけど、女の子が年上だからと世間体を気にする大人達に翻弄され、女の子は他の人と結婚し、病死してしまう。 結婚してもお互い想い合っていたのに、再会できたのは墓前で。 道理でどうやら民さんは野菊のような人だ 何度も聞いたことがある言葉。やっぱりいいなぁと思ったけど、最後の 幽明遥けく隔つとも僕の心は1日も民子の上を去らぬ この言葉は忘れられないと思う。
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読み直したのだが、全く記憶がなくて初見のように楽しめた。 野菊の墓以外にも、姪子、守の家が良かった。
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20年ぶりに再読。子供心に抱いた恋慕の情と今なお燻り続ける悔恨が美しい日本語で表現されており心に染みる。(野菊の墓) "自分の都合許り考えてる人間は、学問があっても才智があっても財産があっても、あんまり尊いものではない。" (姪子)
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