野菊の墓 の商品レビュー
とても若々しい小説だった覚えがあります。でも本人はかなりの頑固者だったとか。ずいぶんと年配になってから作家になった人です。
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高校2年生の時に初めて読んで以来、私の中で『野菊の墓』は特別、心に深く刻まれている話である。こんなにも、切なくて悲しくて、心が痛くなるような初恋の物語というのはないと思う。民子の思いが、そして政夫の思いが読む人の胸に迫ってくる。人生はたった一度しかないのに、思い通りになることは少...
高校2年生の時に初めて読んで以来、私の中で『野菊の墓』は特別、心に深く刻まれている話である。こんなにも、切なくて悲しくて、心が痛くなるような初恋の物語というのはないと思う。民子の思いが、そして政夫の思いが読む人の胸に迫ってくる。人生はたった一度しかないのに、思い通りになることは少なくて、だからこそ自分の思いや他人の思いを大切にできる人になりたいと思う。
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「民さんは野菊のような人だ」 「政夫さんはりんどうの様な人だ」―――表題作「野菊の墓」は、伊藤左千夫の代表作。姉弟のように育った民子と政夫の恋の行方。所々に現れる、純朴で飾らない言葉が胸に迫る。ラスト、「幽明遥けく隔つとも僕の心は一日も・・・」の一文は、あまりにも有名かつ、あまり...
「民さんは野菊のような人だ」 「政夫さんはりんどうの様な人だ」―――表題作「野菊の墓」は、伊藤左千夫の代表作。姉弟のように育った民子と政夫の恋の行方。所々に現れる、純朴で飾らない言葉が胸に迫る。ラスト、「幽明遥けく隔つとも僕の心は一日も・・・」の一文は、あまりにも有名かつ、あまりにも、切ない。 他に「浜菊」「姪子」「守の家」収録。しかしやはり、「野菊の墓」は絶品。
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かなり昔、まだ僕が大学生で電車通学してた頃、駅前の本屋で暇つぶしに買った本。薄いし電車の中で読み終わるかなと思って。今でも鮮明に覚えてる、昼の明るい車内で立ってドア脇によっかかりながら号泣。こんな悲しい話はないんじゃないかと。はたから見たらなに昼間から本読んで泣いてるんだってこと...
かなり昔、まだ僕が大学生で電車通学してた頃、駅前の本屋で暇つぶしに買った本。薄いし電車の中で読み終わるかなと思って。今でも鮮明に覚えてる、昼の明るい車内で立ってドア脇によっかかりながら号泣。こんな悲しい話はないんじゃないかと。はたから見たらなに昼間から本読んで泣いてるんだってことになるんでしょうけど、周りを気にする余裕もなく泣かせます。純愛ってやつにあこがれる人に。
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高校二年のときこれを読んで泣きました。授業中なのに半泣きでした。家に帰ってからもう一度読んで思いっきり泣きました。その後、私の父も高校生の頃これを読んで泣いたことを知りました。多感な時期に読むと泣けます。
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