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夜歩く の商品レビュー

3.9

88件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    28

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ある海外作品のトリッ…

ある海外作品のトリックを横溝正史が自分流にアレンジした作品。夢遊病や首無し死体など、作者独特の世界が展開される。

文庫OFF

金田一シリーズの隠れ…

金田一シリーズの隠れた名作。一人称形式で語られる異色作。

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え?犯人この人?って…

え?犯人この人?って思うほど全くわかりません。横溝の普通の作品とは一味違います。知名度低めですが横溝ファンも是非一読下さい。

文庫OFF

タイトルはカーの作品…

タイトルはカーの作品から。夜中に歩き廻る、夢遊病の美女という設定が如何にも横溝です。

文庫OFF

2024/02/20

ゆったり横溝正史を読み直そう!まだまだ寿命が残っていると信じて!(嫌な言い方すな)の回です というわけでこれまた名作中の名作『夜歩く』を読み直しです!もう一緒に歩いちゃいますよ!(そんな話しでない) 恐らく2、3回読んでるはずなんですが、狂おしいくらい覚えてないw でもそのお...

ゆったり横溝正史を読み直そう!まだまだ寿命が残っていると信じて!(嫌な言い方すな)の回です というわけでこれまた名作中の名作『夜歩く』を読み直しです!もう一緒に歩いちゃいますよ!(そんな話しでない) 恐らく2、3回読んでるはずなんですが、狂おしいくらい覚えてないw でもそのおかげでしっかり堪能できたので、むしろそんな自分が愛おしい まぁさすがに終盤で思い出しましたけどね もう、業界で言うところの「全部のせ」です(なに業界よ) チリンチリン♪「オーダー!全部のせ〜」です 実は金田一耕助シリーズ3作目なんですが、3作目にしてめちゃくちゃ乗せてきやがってるのよ!初期だからできた暴挙とも言える 正史思い切ったなっていうね 設定にしろトリックにしろこれでもかって詰め込んできてます 元華族の古神家に洋風の館、事件を予告する手紙、佝僂、夢遊病、兄妹ではないと思われている兄妹、兄妹と思われている男女、日本刀、岡山県鬼首村、顔のない死体、謎の女、アリバイトリック、そして…まぁこれ以上並べるとがっつりネタバレになるのでやめときますが、とにかくまだまだ乗せてきますからね それでいてこのボリュームでうまくまとめてるのがほんと凄い! ただまぁあまりに詰め込みすぎて金田一耕助はただの説明係になってますけどね いやでもほんと今の子たちにも読んでほしいわ〜正史読んでほしいわ〜 次はなに読もうかな〜♪

Posted byブクログ

2023/10/02

わたしが読んだ本は角川文庫のものではなく、版元が東京文芸社という出版社で、どうやら相当古いものらしい。紙はざらざらしてるし、偏見と差別に満ちた表現が満載だ(角川のほうはどうなんだろう)。 でもそれがいい感じに、おどろおどろしい雰囲気を醸し出しているとも言える。 「とにかく困つた...

わたしが読んだ本は角川文庫のものではなく、版元が東京文芸社という出版社で、どうやら相当古いものらしい。紙はざらざらしてるし、偏見と差別に満ちた表現が満載だ(角川のほうはどうなんだろう)。 でもそれがいい感じに、おどろおどろしい雰囲気を醸し出しているとも言える。 「とにかく困つた。何しろ正気の沙汰とは思えん」 冒頭、仙谷直記が屋代寅太に一生懸命訴えている。仙谷の腹違いの妹である古神八千代が、佝僂(せむし)の画家である蜂谷小市という男と結婚すると言い出したというのだ。 結婚相手の蜂谷は半年前、キャバレーで謎の女に拳銃で足を撃たれて怪我をした。事件は未解決のままだったが、実はその謎の女は八千代であり、その原因は八千代宛に届いた3通の差出人不明の不気味な手紙にあると言う。 蜂谷小市は今、八千代に招かれて古神家に滞在している。是非自分と一緒に屋敷に来て、蜂谷のヤツをどうにかして欲しいのだと、仙谷はしつこく屋代を誘う。強引な仙谷の、ほぼ命令ともとれる依頼を、屋代には断れない理由があった。 二人が古神家に着くと、酔った仙谷の父親が日本刀を振りかざしながら、蜂谷を追いかけまわしていた。その日本刀は妖刀村正だとの噂もあり、酒癖の悪い父親がいつかその日本刀で人殺しをするかもしれないと恐れた仙谷は、屋代と共にその刀を誰も取り出せない方法で金庫に保管してしまった。 しかし翌日、首を切られた男の死体が発見される。その背中には瘤がある。蜂谷小市のものかと思われたが、実は八千代の兄も佝僂だった。殺されたのはどっちなのか。その首を落としたのは、誰も取り出すことができないはずの妖刀村正? ・・・といった感じで、この後はどんどん人が殺されていくのだ。 探偵金田一耕助は、物語の半ばくらいにやっと登場する。 わたしは横溝正史の本を読むのは初めてだが、小さい頃にテレビで映画を観たことは覚えている。彼が事件を解決したときには既にたくさんの人が死んでいて、いつももう少し早く分かればいいのにと、子どもなりに胸を痛めたものだ。 化学的な捜査があまり行われていない時代独特の面白さがあり、昔ならではの動機があり、わたしにとっては期待以上だった。

Posted byブクログ

2023/05/09
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最後を読むまでは、どんな展開が待っているかと面白く読めたのだが、結末をみたら、そんな伏線あったっけというのと、書いてる本人が犯人とはつまらない、そんなのアリと思ってしまった。書いてる本人は今まで同様に第三者でいてほしかった。直記が犯人であったら、納得だし、普通かもしれないけど人情的なまだ終わり方だった気もする。それでは普通だと言う人もいるかもしれないけど、自分の好みとは違った。

Posted byブクログ

2023/04/02

#読了 金田一耕助の登場は中盤以降。登場してもほぼ存在感を示さないし、相変わらず視点は事件関係者である探偵小説家・屋代寅太視点で進むし、動機も犯人も判然としないまま終盤まで差し掛かるからもうわけわからん。ようやく謎解きが始まって犯人らしき人物が浮き上がってくるのに釈然としない。そ...

#読了 金田一耕助の登場は中盤以降。登場してもほぼ存在感を示さないし、相変わらず視点は事件関係者である探偵小説家・屋代寅太視点で進むし、動機も犯人も判然としないまま終盤まで差し掛かるからもうわけわからん。ようやく謎解きが始まって犯人らしき人物が浮き上がってくるのに釈然としない。そんなモヤモヤを抱えたまま犯人の自白というか独白が始まってもうやられたー!!!! やっぱり横溝正史面白いです。

Posted byブクログ

2023/03/30

読んでタイトルに納得。そういう意味だったのですね!このネーミングセンス好きです。最後の方になって似たようなパターンのお話を思い出しましたが、それまですっかり騙されてしまいました。面白かったです。

Posted byブクログ

2023/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

横溝正史初読 文体が古くて最初は読みにくいかなと思ったけど、ストーリーが進んでいくとあまり気にならなくなった ■金田一耕助 登場が後半で、最後だけ出てきて解決した感じ 半分安楽椅子探偵だったなぁ(笑) あまりに出ないので最初金田一出ない作品なんだと思ってた 個人的には金田一がいる状態で最初の事件が起きて推理しながら解決するのが見たかった… ■叙述トリック 『アクロイド殺し』的な、『悲しみのイレーヌ』的な見たことのあるトリックではあるが書かれてるのが古いからなぁ(クリスティよりは遅いけど(^^;) こちらの方が先だろう 後発の作品を先に色々読んでしまってるから新鮮味は少ないけど、この時代に書いていたのはやっぱりすごいと思う 後に書く人たちは二番煎じにならないようにアイディア出さないといけないから大変だ 夜歩くというタイトルが好き 夢遊病のことだったのね 次回はがっつり金田一作品も読んでみたい

Posted byブクログ