悪魔が来りて笛を吹く の商品レビュー
横溝ミステリの中でも…
横溝ミステリの中でも、音楽とトリックがうまく結びついている名作である。ストーリー全体を通して悲しい雰囲気が漂っていて、ラストも悲しい余韻を残す。
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金田一耕助が大好きで…
金田一耕助が大好きでドラマは昔からよく見ていた。この作品がドラマになると知り、原作でも読んでみたくなった。個人的な意見を言わせて貰うと、ドラマはイマイチだった。原作で読む方が人物描写などが、かなり見ごたえがある。やはり、2時間程度の映像だけでは横溝正史の世界は表現しきれないのだと...
金田一耕助が大好きでドラマは昔からよく見ていた。この作品がドラマになると知り、原作でも読んでみたくなった。個人的な意見を言わせて貰うと、ドラマはイマイチだった。原作で読む方が人物描写などが、かなり見ごたえがある。やはり、2時間程度の映像だけでは横溝正史の世界は表現しきれないのだと思えた。原作を読むとハマってしまいます。
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人によっては横溝の最…
人によっては横溝の最高傑作と言う方もいらっしゃいます。何よりも題名が秀逸!素晴らしい!そして最後にはなぜこの題名をつけたのかに納得してしまいます。面白いです!
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毒殺事件の容疑者椿子…
毒殺事件の容疑者椿子爵の失踪に始まり、椿家に起こる数々の殺人事件。華族制度廃止を背景に、戦後まもない日本に起きた難事件を金田一耕助が暴く。
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その出生のせいで犯人…
その出生のせいで犯人は「悪魔」と表現されていますが、犯人の親を責める気にはなりませんでした。
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犯人の純愛が哀しく、…
犯人の純愛が哀しく、横溝作品にしては動機がしっかりしている方だな、と思いました。
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京極堂シリーズから、時代の近いこちらに移ってきました。 こちらも映画やドラマで何度も映像化されていますが、私はそのどれも観たことがありません。だからこそ、”「悪魔が来りて笛を吹く」に隠された仕掛け”に驚愕。犯人はこの曲を聴くたびに、どんな思いに駆られていたのでしょうね……。 ...
京極堂シリーズから、時代の近いこちらに移ってきました。 こちらも映画やドラマで何度も映像化されていますが、私はそのどれも観たことがありません。だからこそ、”「悪魔が来りて笛を吹く」に隠された仕掛け”に驚愕。犯人はこの曲を聴くたびに、どんな思いに駆られていたのでしょうね……。 印象的な人物は、ドロドロとした椿家の中で、「コケティッシュ」と評される菊江さん。 かつての”いいひと”に小指を捧げる情熱もありつつ、あの異様な家族の中での彼女の存在は、たしかにホッとするものがありました。 昭和を舞台にした小説ばかり読んでいるせいか、追い詰められた”不義の子”が罪を犯す話が続いているので、そろそろまったく違う動機のミステリーが読みたい……と、これは個人的な感想です( ˊᵕˋ ;)
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実際にあった帝銀事件をもとに作ったお話です。 中学生の時に読んで、とても面白く感じました。 #横溝正史 #金田一耕助 #ミステリー #サスペンス #映像化作品
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ひま師匠に、横溝正史さんのおすすめを教えて頂き読んでみたの第二弾! この世界観。私の好きなヤツですね。 人がバッタバッタ死ぬヤツですねo(^▽^)o 太宰治の斜陽を当然読んでいない無知の私は、斜陽族とはなんぞや?と最初から引っかかってしまう(^◇^;) Wikipediaさん...
ひま師匠に、横溝正史さんのおすすめを教えて頂き読んでみたの第二弾! この世界観。私の好きなヤツですね。 人がバッタバッタ死ぬヤツですねo(^▽^)o 太宰治の斜陽を当然読んでいない無知の私は、斜陽族とはなんぞや?と最初から引っかかってしまう(^◇^;) Wikipediaさんにお世話になりながら、ページを捲る。 私の父親が生まれた頃の、昭和の終戦後が舞台となる。 登場人物が多い為、自分で相関図をメモメモしながら読み進める。うん、これは読みやすい(^^) これは読書だから良いけど、もしここに本当にフルートの音色が聞こえて、効果音があったらめっちゃ怖いだろうなぁ。。。 佐清の時もそうだけど、今回は死んだと思った椿英輔の影が見え隠れするところ、映像だと怖いだろうなぁと感じた。 しかし、新宮利彦、とんでもねーヤローだ( *`ω´) そんなやつ、真っ先に殺されてしまえっ! 昭和22年、金田一耕介のもとに椿美禰子(つばきみねこ)が訪ねてきた。 世界を震撼させた「天銀堂事件」の容疑者であり、この春に失踪していた元子爵・椿英輔(つばきひですけ)の娘であった。 椿英輔は山中で遺体として発見され、美禰子に宛てた遺書もあり、自殺として処理されていた。身内のもの三名も彼の死を確認していた。 しかし、美禰子の母・秌子(あきこ)が父に似た人を目撃したと訴え、本当に生きているのかどうか、砂占いで占ってみることになり、金田一にも参加して欲しいとの依頼だった。 砂占いとは、コックリさんのようなものだった。 その日はちょうど計画停電の日であった。 集まったのは、美禰子、美禰子の母・秌子。 秌子の兄の新宮利彦、その妻華子、その子供の一彦。 秌子の母の兄玉虫公丸、妾の菊江。 主治医の目賀重亮、女中の種とばあやの信乃。 椿英輔の友人の遺児、三島東太郎。 砂占いが始まり、停電の暗闇の中で占いが続けられた。計画停電が終わり、電気がもどると、砂の上に火焔太鼓のような模様が残されていた。 その時どこからか「悪魔が来たりて笛を吹く」のメロディーが流れてきた。 その夜、玉虫公丸が何者かに密室の中で殺害される。
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世を震撼させた事件の容疑者となっていた元子爵が 死体となって発見された。 死んでいるのに、あちらこちらで見かけられる元子爵。 複雑な家族構成と感情。 一体何がどうなっているのか、というよりも どこが繋がって、どこが違うのかさっぱり。 読んでいけばいくほど、こんがらがって もつれ...
世を震撼させた事件の容疑者となっていた元子爵が 死体となって発見された。 死んでいるのに、あちらこちらで見かけられる元子爵。 複雑な家族構成と感情。 一体何がどうなっているのか、というよりも どこが繋がって、どこが違うのかさっぱり。 読んでいけばいくほど、こんがらがって もつれは取れるのか? と思うほどでした。 驚きというよりも、想像外というべきなのか…。 あれほど作中で念を押された性格なのに これはまったく想像せず、という結末でした。
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