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カラマーゾフの兄弟(2) の商品レビュー

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128件のお客様レビュー

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世界最高の小説と評価が高い

作家の村上春樹も「これまでの人生で巡り合った最も重要な本の3冊」と本書を押している。3人兄弟の葛藤が描かれている。

aoi

父が他殺体で発見され…

父が他殺体で発見され、兄に嫌疑がかけられ裁判となる。ドストエフスキーの最高傑作。

文庫OFF

2024/07/27

学生の頃チャレンジして難解さから挫折した本。時代背景に関する知識不足(これは今もない)や興味の対象が狭いために最後まで読み終えられなかった。今回読んでいても仕方ない部分があると過去の自分を慰めながらやっとこさ2巻まで読み終えた。カラマーゾフ一族のストーリーにのせた神に対するプロと...

学生の頃チャレンジして難解さから挫折した本。時代背景に関する知識不足(これは今もない)や興味の対象が狭いために最後まで読み終えられなかった。今回読んでいても仕方ない部分があると過去の自分を慰めながらやっとこさ2巻まで読み終えた。カラマーゾフ一族のストーリーにのせた神に対するプロとコントラ(肯定と否定)が現代にも通ずる宗教哲学的な要素を含む命題で興味深い。

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2024/05/28

第2巻の有名な大審問官のくだりは一読しただけではよく解らず何度も読み返した。キリストの教えでは大多数の弱い庶民は救えないのでローマカトリックは悪魔と手を結んだと大審問官がキリストに語る。よくこんな不信心な発想できるな。でも仏教の大乗/小乗の分裂(人々の救済を目指す/自身の解脱を目...

第2巻の有名な大審問官のくだりは一読しただけではよく解らず何度も読み返した。キリストの教えでは大多数の弱い庶民は救えないのでローマカトリックは悪魔と手を結んだと大審問官がキリストに語る。よくこんな不信心な発想できるな。でも仏教の大乗/小乗の分裂(人々の救済を目指す/自身の解脱を目指す)と似ているとも思った。イワンの主張は大審問官の1つ前の子ども殺しのくだりと併せてごもっとも。科学がさらに発達した現代の我々にとってはイワンの考え方が近く感じる。解説に出ていたライプニッツの楽天主義を批判するヴォルテールの小説カンディードもいつか読んでみたい。

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2024/05/21

だいぶ飛ばし飛ばし読んでしまった。 第一部よりは面白いが、まだもどかしい。 イワンとアリョーシャの有名なやり取りはまた時間があったらゆっくり読み直したい。

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2024/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゾシマ長老がいよいよ最後の懺悔をし、聖体を受けたいと言う朝から始まる。 アリョーシャはゾシマ長老から修道院を出るように言われているけれど、何故なのかというのがこの朝のパーイーシー神父からの言葉に現れていた。 神父がアリョーシャにかけた言葉「さあ、お行きなさい、みなし児よ」って今思うと含みあるなぁ。 小学生たちの喧嘩騒ぎに巻き込まれるアリョーシャは、カラマーゾフ家に恨みのある少年に指を噛まれる。こういう少年たちとアリョーシャのやりとりがYA文学っぽさがあって好き。 リーズちゃんとアリョーシャの恋もしかり。リーズのめんどくさい女心がとぉっても可愛く?いやエキセントリックに描かれててたまりません。 それに比べてその後のカテリーナの執着心といったら…ドストエフスキー様の女性の描写力にただただおののきます。 2巻はこの後のイワンによる叙情詩、『大審問官』に悩まされる。。これは、教養あるイワンによる、無神論思想の言い訳的物語ですかね、それとも天使アリョーシャへのあてつけ? 正直読んだだけで、まったく理解出来てませんのでいつか解説書的なものと共にもう一度読みたい。 あとは、我が推しスメルジャコフちゃんのあのセリフ「つまり、賢い人とはちょっと話すだけでも面白い…最高❤︎ そして、ゾシマ長老は大地に口づけて、神に魂をあずけました。。

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2024/03/12

難しい。「大審問官」に至るまで随分と時間がかかってしまった。 でも、「大審問官」を読んだときには、自分の内側にあった問に対する答えのヒントがありそうで、とても惹きつけられた。

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2023/09/11

2巻に無事突入。1巻を読了したときは「面白く読めているのは自分の成長と思いたい」と書きましたが、大それた考えでした。2巻には有名な「大審問官」の叙事詩が挿入され、なかなか手強い巻です。 2巻の読みどころは ○禁欲の行者として知られ、ゾシマ長老と敵対するフェラポント神父の登場 ...

2巻に無事突入。1巻を読了したときは「面白く読めているのは自分の成長と思いたい」と書きましたが、大それた考えでした。2巻には有名な「大審問官」の叙事詩が挿入され、なかなか手強い巻です。 2巻の読みどころは ○禁欲の行者として知られ、ゾシマ長老と敵対するフェラポント神父の登場 ○極貧の元軍人、スネギリョフ二等大尉と誇り高い息子、イリューシャとの出会い ○イワンがアリョーシャに聞かせる自作の叙事詩「大審問官」と、聞かせた後の2人の会話 ○ゾシマ長老の生涯の記述と臨終前の説話 2巻を単なる物語として読んだ場合、ゾシマ長老の決闘の顛末もあり、娯楽性に富んでいます。しかし、本巻では「大審問官」が最大の読みどころであり、読者にとっても最大級の挫折ポイントと思います。 時は16世紀のスペイン。「大審問官」とはキリスト教における異端審問を担当し、異端と判断した者を次々と火炙りに送っていた者。叙事詩に登場する大審問官は90歳の老人。彼の前にキリストが現れて、子供の命を蘇らせるという奇跡を見せます。ところが、大審問官はキリストを異端者として牢に繋ぎます。そして読みどころへ大審問官がキリストに対して行う説教です。 その内容は、 自由がもたらす苦悩 人々が求めるのは、奇跡と神秘と権威であり、この3つで人々を支配する教皇の正当性 ポイントは叙事詩を作ったイワンは無神論者であり、この叙事詩を聞いて混乱状態に陥るアリョーシャは純粋な信仰者であること。叙事詩はキリストの大審問官への接吻で終わりますが、聞き終えたアリョーシャもイワンに接吻します。 2巻巻末の「読書ガイド」に大審問官を読むための基礎知識が書かれています。大変、親切なガイドと思いますが、これを読んでも「大審問官」の章は理解できたとは思えません。全5巻を読んだ後にゾシマ長老の臨終間際の説話と合わせ再読するつもりです。 非常に奥が深い「カラマーゾフの兄弟」。次の展開が楽しみです。

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2023/09/07

イワンの物語詩「大審問官」とアリョーシャの「ゾシマ長老の談話と説教」が対を成し、神は存在するのかしないのか大きな命題を突きつけられたような壮大な第2巻。 壮大な宗教の経典を読んでるような重苦しさもあったが、巻末の読者ガイドが親切で理解も深まった。 「自分の苦しみは他人にはわから...

イワンの物語詩「大審問官」とアリョーシャの「ゾシマ長老の談話と説教」が対を成し、神は存在するのかしないのか大きな命題を突きつけられたような壮大な第2巻。 壮大な宗教の経典を読んでるような重苦しさもあったが、巻末の読者ガイドが親切で理解も深まった。 「自分の苦しみは他人にはわからない」「人間誰しも全ての人に対して罪がある」など突き詰めて考えればそういうことだなと双方納得させられるものがあった。 ゾシマ長老の少年時代の逸話がなんとも微笑ましい。さてここから物語はどう展開してゆくのか?

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2023/06/09

ヒットワード連発の巻でした! 「いかがなもんです、いかがなもんです!」 “さくらんぼのジャム” 「一粒の・・・」 後はゾシマさんの話が染み入ります。

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