裁判官の爆笑お言葉集 の商品レビュー
北尾トロの「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」がよく売れているのでそれを倣った二番煎じで出た本なのか。帯のコピーに「判事の皆さん、おかしすぎます!!」とあるが、いや、こんなもんでしょという感想しか無い。弁護士を目指していた作者にしてみれば「爆笑」なのかもしれないが、一般人の私には...
北尾トロの「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」がよく売れているのでそれを倣った二番煎じで出た本なのか。帯のコピーに「判事の皆さん、おかしすぎます!!」とあるが、いや、こんなもんでしょという感想しか無い。弁護士を目指していた作者にしてみれば「爆笑」なのかもしれないが、一般人の私には爆笑どころかニヤリともできなかった。 素人向けの裁判判例集として読むのが妥当。ひまつぶしにどうぞ。
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すっきり読めて面白い。 裁判官も人間です。当たり前ですが。 1時間もあれば読めますので移動用、 暇つぶし用にどうぞ。
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再がん間のメッセージを聞ける機会には「補充質問」「判決理由」「付言・所感・傍論」「説諭」「閉廷後の言動」「その他(法廷の外)」があるそうな。 あんまり爆笑できるような内容ではありませんが、こういう人間味にあふれた人もいるんだなと再確認。この本の内容はそれだけなので内容が薄かったな...
再がん間のメッセージを聞ける機会には「補充質問」「判決理由」「付言・所感・傍論」「説諭」「閉廷後の言動」「その他(法廷の外)」があるそうな。 あんまり爆笑できるような内容ではありませんが、こういう人間味にあふれた人もいるんだなと再確認。この本の内容はそれだけなので内容が薄かったなぁと思ってたら、コラムもなかなか良かったです。 有罪率99%で、もはや裁判官ではなく検察官が判決を決める国になっているみたいです。日本の検察官は、担当した事件で無罪判決が出ると評価が下がってしまう。また、「求刑の8割掛け」で懲役などの年数が決められているように見えるのは実はそれを見越してあらかじめ2割増しで求刑してるから…みたいな噂もあるそうです。 裁判官の評価もまた、判決や和解を出した数の多さに集約されているそうです。裁判員制度のこともあるけどまだまだよくわからんなあというのが正直なところ。
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ひとつ忠告をする必要があります。本のタイトルおかしいです。決して爆笑するような読み物ではありません。だけど読めば裁判官の印象が間違いなく変わると思います。良いか悪いかどちらにとるかは分かれると思いますが、僕は裁判官も人間なんだなって思いました。むしろこういった人たちのほうが人間く...
ひとつ忠告をする必要があります。本のタイトルおかしいです。決して爆笑するような読み物ではありません。だけど読めば裁判官の印象が間違いなく変わると思います。良いか悪いかどちらにとるかは分かれると思いますが、僕は裁判官も人間なんだなって思いました。むしろこういった人たちのほうが人間くさいのかなとも思ったり。
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「爆笑」ではまったくないです。 憲法と法律を使ってのみ判決を下さなければならない裁判官の苦渋に満ちた言葉、 人間味あふれる言葉がよかったです。 裁判官が平均で年129件、都市部では300件、最高裁では1000件ものオーダーを 受けていると知り驚きました。 見開きで1ページに裁判官...
「爆笑」ではまったくないです。 憲法と法律を使ってのみ判決を下さなければならない裁判官の苦渋に満ちた言葉、 人間味あふれる言葉がよかったです。 裁判官が平均で年129件、都市部では300件、最高裁では1000件ものオーダーを 受けていると知り驚きました。 見開きで1ページに裁判官の言葉と事件の概要、もう1ページに解説なので さくさく読めて物足りないくらいですが、当時は震撼した事件のその後を知ることができ、 知らなかった事件にもやりきれなさを感じながらも引きつけられました。 曾祖父、祖父母、義母に虐待され、実父にも放置されて亡くなった3歳の子供の虐待事件の ページを銀行での待ち時間に読んでいたら涙が出てきてしまって困りました。
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◇概要◇ 判決を言い渡すだけだと思われがちの裁判官。 しかしそれは大きな間違いで、実は被告人にたいしてお説教をしたり、ツッコミをいれたりと、法廷では様々な発言をする。 本書は、その法廷での個性あふれる肉声をまとめた語録集である。 ◇感想◇ これは酷い。 司法試験の勉強をしたにも...
◇概要◇ 判決を言い渡すだけだと思われがちの裁判官。 しかしそれは大きな間違いで、実は被告人にたいしてお説教をしたり、ツッコミをいれたりと、法廷では様々な発言をする。 本書は、その法廷での個性あふれる肉声をまとめた語録集である。 ◇感想◇ これは酷い。 司法試験の勉強をしたにもかかわらず、裁判官の発言に対する著者のコメントが、法律的分析が全く加えられておらず、その辺の一般人が考え得るようなレベルで終わっているのは、読む価値なしとしか言えません。 また、娯楽本としてのレベルも非常に低く、コメントの内容にセンスがないし、使われる言葉も平坦で面白みもないし、そもそもコメントの意図がよくわからない(脇道にそれすぎ)ってのは、残念ながら読んでいてイラッときてしまいました。 評価の★は、裁判官の発言をまとめてみようっていう着眼点の面白さにに対してです。 取り上げられている裁判官の発言が、題材を活かしきれていない感満載なので、ぜひ違う方にあらためてまとめてもらいたいな、と思いました。
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傍聴に行くのでもなければ裁判官の生の言葉を聞く機会はまずありません。本書では、その言葉の中から我々一般人にもわかる部分を抜き出して紹介しています。決して爆笑じゃなかったぞ。 公の場である以上、それほど逸脱できないものではあります。が、中立の立場から深く犯罪に関わる立場の人の、怒...
傍聴に行くのでもなければ裁判官の生の言葉を聞く機会はまずありません。本書では、その言葉の中から我々一般人にもわかる部分を抜き出して紹介しています。決して爆笑じゃなかったぞ。 公の場である以上、それほど逸脱できないものではあります。が、中立の立場から深く犯罪に関わる立場の人の、怒りや悲しみや時には量刑の過不足に対するごまかしが垣間見えます。
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[ 内容 ] 「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。 裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。 ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。 スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世...
[ 内容 ] 「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。 裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。 ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。 スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。 本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。 これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。 [ 目次 ] 第1章 死刑か無期か?―裁判長も迷ってる 第2章 あんた、いいかげんにしなさいよ―あまりに呆れた被告人たち 第3章 芸能人だって権力者だって―裁判官の前ではしおらしく 第4章 被告人は無罪―「有罪率99.9%」なんかに負けない 第5章 反省文を出しなさい!―下手な言い訳はすぐバレる 第6章 泣かせますね、裁判長―法廷は人生道場 第7章 ときには愛だって語ります―法廷の愛憎劇 第8章 責めて褒めて、褒めて落として―裁判官に学ぶ諭しのテク 第9章 物言えぬ被害者を代弁―認められ始めた「第3の当事者」 第10章 頼むから立ち直ってくれ―裁判官の切なる祈り [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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初版は2007年ですが、面白そうだったので買ってみました タイトルに騙されてはいけません 爆笑は、はっきり言って、ない むしろほろっときそうになることが多かったです 一番印象に残ったのは、千葉地裁の小池裁判長のお言葉 「家族の愛情を求めながら、その家族から虐待を受ける日々を...
初版は2007年ですが、面白そうだったので買ってみました タイトルに騙されてはいけません 爆笑は、はっきり言って、ない むしろほろっときそうになることが多かったです 一番印象に残ったのは、千葉地裁の小池裁判長のお言葉 「家族の愛情を求めながら、その家族から虐待を受ける日々を、どんな思いで耐えていたのか。何を感じながら人生の幕を閉じていったのか。願わくば、その人生が悲しみばかりでなかったことを祈る」 3歳10カ月の男の子が、義理の母・祖父・祖母・曾祖父に虐待されて命を落とした事件で、被告人らに実刑判決を言い渡した後の言葉だそう 近頃Yahooのトピックに毎日のように虐待事件のニュースが出ていて嫌になります 最近、刑事事件の被害者参加制度が整備されてきましたが、その制度ができる前は、法廷での当事者は被告人と検察とされ、被害者が発言する機会は無かったそうです そんな時、上の小池裁判長のように、被害者の言葉を代弁してくれる「第三の当事者」としての裁判官もいらっしゃったようです 現在の制度ができたことに、そういった裁判官たちの存在がまったく関係していないとは思えません しかし上の事件、懲役5年6カ月の判決なんです ちょっと短いと思いませんか? でも、裁判官の間での「量刑相場」というのがあって、可哀想だからといってそのバランスを崩してしまうと、司法自体が歪んできてしまうのだそうです そういった裏事情や裁判用語、裁判傍聴のエピソードなどが分かりやすく解説してあり、法律や司法に詳しくなくても興味深く読めました オウム真理教の裁判や、毒物カレー事件の裁判など、未だにテレビ報道されることのある事件の裁判でのお言葉も載っています 通勤・通学時に是非
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タイトルは「爆笑」だけど、ストレートに胸を突く名言もたくさん。 裁判というものに興味を持つきっかけになった一冊。
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