裁判官の爆笑お言葉集 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
たまたま本屋をうろついていた時、タイトルに惹かれてつい買ってしまいました。 この本は裁判官が裁判の中で発言した補充質問や判決理由、付言・所感・傍論、説諭などから印象深いものや人間くさい発言について100個近く紹介し、筆者独自のコメントがついています。中には新聞やテレビでも話題になった有名な事件の裁判もあるのでなじみやすいです。 (池田小学校の児童殺傷事件やオウム事件、和歌山毒入りカレー事件など) タイトルは「爆笑〜〜」とつけられていますが、私が読んで実際本当に笑ってしまったのはほんの数個。 例) ・万引き常習犯の母娘に対して:「いいかげん、これっきりにしてください」 爆笑というよりも「一般人が普通に感じることを裁判官も思っていて、しかもこんなふうに発言もしていたのかぁ」という新たな発見と、情状酌量の余地がありそうな被告やむごい死に方をした被害者に対する思いやりが感じられたものがほとんど。京都の介護殺人に関する裁判や児童虐待によって子どもを殺してしまった事件たちの裁判については涙ナシには読めませんでした。 どちらかというと、裁判官の発言の後に書かれている筆者のコメントの小見出しのほうがけっこう笑えます。 例) 脱税に関する事件の裁判で:少ない額でも、きちんと納税している人を馬鹿にした行為だ→筆者のコメント「低額納税で悪かったですね」 タイトルどおりを期待するとちょっと期待はずれの本かもしれません。でも、その裁判がどんな事件についての裁判だったのかなどをあわせて読んでいくと、爆笑するだけでないおもしろさが感じられる本だと思います。
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司法浪人のブログが発展した本だが、裁判員制度の導入に向けたなかなか優れた啓蒙書となっている。じっくり読むとケッとか思いながらも結構胸にこたえる。
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(未完) (書誌情報) タイトル 裁判官の爆笑お言葉集 責任表示 長嶺超輝著 出版地 東京 出版者 幻冬舎‖ゲントウシャ 出版年 2007.3 形態 219p ; 18cm シリーズ名 幻冬舎新書 ...
(未完) (書誌情報) タイトル 裁判官の爆笑お言葉集 責任表示 長嶺超輝著 出版地 東京 出版者 幻冬舎‖ゲントウシャ 出版年 2007.3 形態 219p ; 18cm シリーズ名 幻冬舎新書 注記 文献あり ISBN 978-4-344-98030-3 入手条件・定価 720円 全国書誌番号 21345105 個人著者標目 長嶺, 超輝‖ナガミネ,マサキ 普通件名 裁判 -- 日本‖サイバン -- ニホン 普通件名 裁判官 -- 日本‖サイバンカン -- ニホン NDLC AZ-771 NDC(9) 327.04 本文の言語コード jpn: 日本語
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09/6/1 まぁスナック菓子みたいなもん。でもこれ読んで爆笑はしないでしょう。 とっつきやすさを重視したのは解るけれど、 もうちょっと内容が真剣なだけにもう少し硬くてもいいかな といいつつ「爆笑」に魅かれて読んだ自分が痛い
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爆笑とうたっていますが、全然笑えません。 人を裁くのって簡単でないですよね。 同情の余地もない事件から、刑を言い渡すのが辛い事件まで様々取り上げられています。 人を赦すのも、償うのも本当に難しい。 でも明日はわが身と思って過ごしていきたいと思っています。
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常に数多くの裁判を抱えながら、それぞれの裁判に対してその都度適切なメッセージを繰り出す“名”裁判官の存在が浮き彫りに。
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Bookoffで買いました。裁判所という厳粛な場で出た面白い発言集。頭の切れる法曹ならではの知的な突っ込みが展開されてます。一番面白かったのは、104?です。
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ルポ?違うかな。判決文とか説諭とかの裁判官個人の言葉集。爆笑ではないよね。裁判官てこういうことも言うんだー。へーくらいな感じでしょうか。
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「爆笑」では決してありませんが、 裁判というものをチラッと垣間見るにはいい本だと思います。 「裁判官!ここは懲役4年でどうすか」(北尾トロ著)よりはマジメ。
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真面目な内容をコミカルに軽く書いている、といえば聞こえはいいかもしれないけれど、私にとってはちょっと軽すぎる。作者のツッコミ(コメント?)にいらっとする。題名に「爆笑」って入ってるのもなんだかな、という感じ。 でも、とっつきやすいのは確かだし、あまり考えたことのない裁判について身...
真面目な内容をコミカルに軽く書いている、といえば聞こえはいいかもしれないけれど、私にとってはちょっと軽すぎる。作者のツッコミ(コメント?)にいらっとする。題名に「爆笑」って入ってるのもなんだかな、という感じ。 でも、とっつきやすいのは確かだし、あまり考えたことのない裁判について身近に感じられるのは本当。ベストセラーになってるし、そういう点で当りの本ではありますよね。
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